分娩で命を落としかけた私に、オット母の心から尊敬する振る舞い [まじめに][分娩記録5]


赤毛のアン[モンゴメリ 松本侑子]

出産で命を落としかけた話の派生エピソード、オット母の話です。緊急手術などの緊迫した状況を詳細に書いているので、苦手な方は無理せず避けてくださいませ。

産科の看護師は全員助産師の資格も持っている、という総合病院での出産でした。なんでこれを何度も書くかっていうと、出産ってやっぱり何があるか分からないので、できるだけ設備の整った病院で産むことをお勧めしたいからです。その辺についてもそのうちしっかりまとめて書いておきたい。

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これまでのお話。

スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]

スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

医療従事者の皆さんに心の底からエール、ベテラン看護師Mさん [まじめに][分娩記録2]

ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)[分娩記録3]

医療従事者にエールその2、主治医のT先生 [まじめに][分娩記録4]

2014年の出産直後に書いたメモを基に、2017年に書き起こしてShortNote(日記系ほっこりSNS)に投稿した文章を、2023年現在ブログ向けに整えたものです。
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医療従事者にエールその2、主治医のT先生 [まじめに][分娩記録4]


コウノドリ[鈴ノ木ユウ]

出産で命を落としかけた記録シリーズ。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ、ときて、今回は担当医師T先生についてです。

産科の看護師は全員助産師の資格も持っている、という総合病院での出産でした。医師や看護師さんたちには本当にお世話になったなあ、としみじみ思います。特にこのコロナ以降の世の中になって改めて感じる、医療現場の方々の働きの尊さ。

一連の記録記事は、2014年の分娩直後のメモを基に、2017年に書いた文章を、2023年の今改めて整えたものです。
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ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)[分娩記録3]


トリビアの泉

出産で命を落としかけた話、今回は小ネタです。小ネタ…になってないかもわからんですけど…直に話した少数の友人たちには笑い事じゃないって言われたので…ごめんフレンズたち……

確かに克実(仮名)の言動はすっとぼけていますが、緊急手術の物々しい描写もありますので出血表現などが苦手な方は避けてくださいませ…。

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2017年3月2日

ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)
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医療従事者の皆さんに心の底からエール、ベテラン看護師Mさん [まじめに][分娩記録2]


おたんこナース1[佐々木倫子]

スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]

スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

はい今回は分娩記録2つめです。感謝シリーズ、看護師さん編。
これも前回の記事もそうですが…産んだ2014年も書いた2017年も、こんな潤沢な医療を当たり前のように受けることができていたなんて隔世の感がありますね…。本当に、コロナ以降もこういうものを提供しようと必死になってくれている現場の医療従事者の方々には頭が下がります。我々にできることは、せめてそんな人たちに精一杯のエールを送ることだなと。自分と家族の健康に気を配ることが、きっとそこに繋がると信じて。
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スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

はい(あひるちゃんブログを「はい」で始めすぎ問題)、突然お送りしたど長文出産日記を読んでくださってありがとうございます。エグすぎ。こんな死に瀕した出産日記なかなかなくない。測れただけで4000ml。ゼロいっこ多すぎない?打ちミスじゃない?残念ながら違います。まごうかたなき4千ミリリットルでございます。口頭で友人に喋る時4千リットルって言い間違えたことならある。すごいびっくりされた。ごめんそれは多すぎた。ダムか。それには少なすぎか。タンカーか。どっちでもいいわ。もはやどこに驚けばいいのかわからん。

それはさておき。
2014年の大パニック分娩ドキュメントをですね、3年後の2017年に振り返って書いた文章だったのですが、より正確には、2014年の出産直後にも数値や時刻、人の発言など記憶が新しいうちに詳細を書き留めておいて、それを基に2017年に改めて書き起こしたものです。

それを2023年の今読み返して気になるのはですね、3歳児を抱えるあひるちゃん、追い詰められすぎ。ってとこでしょうかね。

ほんとはこの分娩ドキュメントシリーズまだ続きがいくつかあるんですが、続きを載せる前に、そこを振り返っておきたいと思います。ここ1〜2年自分が抱えてきた、いや違うな、ここ1〜2年でやっと気づいた、これまで自分がずっと抱えてきた問題が、図らずもめちゃくちゃ顕著に書き記されていたので。

んーまずですねえ、オット、何とかしろよでございますよね。
私だけに家事育児させすぎ問題。
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スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]


スプートニクの恋人 [村上春樹]

はい、ええ、ようやく!何年か越しに、自分史のようなもの更新です。本当はおととし、2021年の年末にお知らせしてあったんですよね。実父の話を書いて、実母の話書いて、次は結婚後のオット父の話を書いたので、そろそろ次の段階、自分の妊娠について、生殖医療(不妊治療)の病院に通った話から、分娩について、書いていきたいなと。そしたら大外からオット母の介護と看取りが舞い込んできたので、22年はもうそれで手一杯で。

今年こそ、続きを書くぞ!と。
そのあたりのことは、数年前にShortNoteという日記サイトにひっそり公開してあったのですが、それをね、ここに載せるにあたり、最初は時系列順に並べ替えようと思っていたんですけども。でもあの、手塚治虫先生に代表されるように、発表順、執筆順に読みたいじゃないですか!?後から順番いじるのやめてほしくないですか!?萩尾望都先生の『ポーの一族』だって執筆順に読みたいじゃん!?と神様二人と自分を同列視して、書いた順に移植することにしました。やっぱりなんでしょう、ShortNoteに書いていた時期も数年間の幅があって、初期に感じていたことと後期でも違うし、ましてやそこから数年後の今とも様々な差が生じているし。そういうのをね、起きた出来事の時系列だけを基準に並べ替えてしまうと自分が混乱するなー、とも思いまして。

そんなわけで。
2017年2月に書いて、ShortNoteに発表した文章を、ちょっと手直しして載せます。今は9歳になったうちの子がまだ3歳になる前頃のある日に、分娩時のことを振り返って書いたものです。今は47歳の私が、41歳の時に書いた、38歳の分娩時のお話。1万字近くの長文です。

分娩時、トラブルが起きて緊急手術になった時のかなり詳細な記録で、人によってはショッキングな内容も含まれていると思いますので、手術とか出血とか、痛い話しんどい話が苦手な方は無理せず避けてくださいませ。
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女性の医療の遅れについて(時代遅れな子宮掻爬術や、麻酔無しの採卵や検査など)[まじめに][生殖医療]

違国日記 7 ヤマシタトモコ (著)

しんどい話になりますので、苦手な方、辛くなりそうな方は避けてくださいませ。

女性に関する医療の遅れについて考えたのは、この署名運動を見たのがきっかけでした。友人が教えてくれて。

キャンペーン · 「安全な中絶・流産」の選択肢を増やしてください! · Change.org

いや、これ読んでもう衝撃で。何が衝撃って、あまりに自分の体験と重なって。ほんとだよ!!って。え、あの痛いの、我慢しなくて良かったの!?痛くて当たり前じゃなかったの!?とびっくり。

そこから色々検索しまして。
署名運動の発起人である、産婦人科医の遠見才希子(えんみさきこ)さんの記事。
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12年前の繋留流産の手術の記録2 [まじめに]

12年前の初期妊娠と流産の記録、続きです。今回は、稽留流産の手術体験記です。つらくなりそうな人は無理せず避けてくださいませ。

わざわざこれを引っ張り出してきて載せるには理由があります。次の記事にまとめますが、これから書く子宮掻爬(そうは)手術というのは非常に原始的で前時代的で、先進国で行われているのは日本くらいでWHOからやめるように再三注意をされているのだそうです。つい昨年くらいに知って、ものすごく衝撃を受けました。だって私も受けたんだもの!!

そんなに時代遅れなやり方だったなんて、他に安全で痛みや負担の少ない代替方法があったなんて、もっと早く知りたかった。
もうこんな方法はやめてほしい。一刻も早く。
そんな思いを込めて、掻爬術を受けた体験の記録を、自分の一例ではあるけれど残しておくことにしました。これが過去のものになりますように。

今回も、2010年、35歳当時リアルタイムに書いた手術の詳細な記録なので、どうぞ無理のないように、読まずにそっ閉じしてください。

…余談ですが前回の記事書いてて、2010年の自分も2018年の自分も「そっ閉じしてね」って言っててちょっと笑いました。気遣い方が変わってない。いやもしや死語?
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12年前の最初の妊娠と初期流産の記録1 [まじめに][生殖医療]


<永遠の野原 7 逢坂みえこ>


[まじめに]記事です。

昨年末にも少し書いたのですが、昨年はこれまで書かなかった実の親との確執などについて書いてきました。たまたま見たドラマなどをきっかけにふいに、思いつくままに書き始めたつもりだったのですが、気づけば自分の人生の節目節目を順にまとめ直すような内容になっていったので、その流れに従って、今年はその後の自分の人生に起こった大きな出来事、妊娠出産…とその前に、なかなか授からなくて生殖医療(不妊治療)のクニリックに通った話を書いていこうと思います。
と去年から思っていたのに早くも春。あかん。

そんなわけで、またしても重い内容だし1万字超えのど長文で誠に恐縮ですが…、まずは一番最初の妊娠が流れてしまったお話から始めさせてください。古い話だし、制度や料金も地域や病院によるし、情報としてはあまり役に立たないのですが、あくまで当時を振り返る個人の日記として載せておきます。

初期流産についてのかなり詳細な記述なので、しんどくなりそうなかたは無理して読まずにそっ閉じしてくださいね。
ベースは2010年当時、妊娠発覚の段階からリアルタイムに書いたもので、2018年に一度公開準備のため手直ししつつ追記した箇所もあります。
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[真面目に] 『コウノドリ』子宮摘出の回と、P&Gの「お母さんありがとう」CMに思う

タイトルからもわかる通り、いつもと違ってちょっと重いし、読んで楽しい話ではないのではないかと思います。いつもの調子で書いてる部分もあるけど。

でもそういう重いのはちょっと、あんまり求めてない、という方はスルーしてくださいませ。 “[真面目に] 『コウノドリ』子宮摘出の回と、P&Gの「お母さんありがとう」CMに思う” の続きを読む