ドラマ『燕は戻ってこない』で思い出す、実母の成人式の思い出 [機能不全家庭]


<燕は戻ってこない 桐野夏生/amazon>


やあもうすいませんちょっとこれは。もうこれは。毎週怖すぎてリアタイの勢いで見ずにはいられない『燕は戻ってこない』の7話をつい先程見ましたらやっぱり怖くてひ、ひいいいってなったので、わたくしもだいぶとんがった実母の怖いお話をさせてください…(ヤメテ)…毒親百物語だよ…(ヤメテ!)

や、ほんとに今回そういう機能不全家庭のきっつい話題が多いので、どうぞ無理せず避けてくださいませね…。

まずは残念な実母との残念な実体験のお話から。2017年1月に書いたものを手直しして、後半はドラマの感想も織り交ぜます。いつも区切ってますけど、今回は書き下ろし部分もぬるっと繋がってます。3600字。

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■実母の成人式の思い出(元家族の残念な話)

21か22歳だったと思う、まだ実家で暮らしていた頃、成人式の祝日に、母と二人で近所にお昼を食べに出かけた。(自分の成人式の日ではなかったから、ただの休日だ)
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友人と岡田くんと真田広之とrrr


<散り椿 岡田准一/amazon>


すっごいネタです。突然のどうでもいい小ネタです。たまにははっちゃけたいの!飲みたい気分なの!と言いつつ最後ちょっと真面目な話にもなっちゃったな(あかんの?)

ええとですね。いつもの友人C美といつものような会話をLINEで繰り広げていたのです。いつものようにくだらない。いつも深刻で真剣な話とくだらないがないまぜな私たちのトーク画面。

クドカン好きの友人C美が、見逃していた『タイガーアンドドラゴン』を最近初めて見ている、と。そして、いらんセクハラ描写や暴力描写が多すぎてびっくりしている、これを書いていた人が『俺の家の話』や『いだてん』『季節のない街』を書けるようになったのかと思うと感慨深い、とか、そういう過去現在をまとめたのが『ふてほど』だったのかもしれない、と。非常に興味深い考察を聞かせてくれまして。おお〜、なるほど〜!

という真面目な話から流れるように、

C美「あと最近の胸筋パンパンの岡田くん見慣れてるから20年前の岡田くん細すぎる」

そこ!!
岡田くんソムリエ

っていうくだらない系のお話だよ!
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ドラマ『滅相も無い』加藤拓也監督x窪田正孝、演劇的で謎めいていて面白かった…


<滅相も無い/楽天>


お、終わった…!
以下、ええと、ネタバレなし…といっても…やっぱり多少はネタバレになってしまうかもしれないのでええと、演劇が好きな方は前情報をあまり入れずにとにかく見てみることをおすすめします。
以下はあんまり考察とかでもない単なる感想です。
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『虎に翼』第9週、太平洋戦争の終わりと、河原の日本国憲法


<三淵嘉子の生涯〜人生を羽ばたいた”トラママ” 佐賀千惠美/amazon>

はい、しばらく続けた生殖医療シリーズひと段落したので、妊婦健診編を書く前に今期の豊作すぎるドラマの感想を書きます。

虎に翼、新章突入!!というわけで、先週第9週までと、今朝の10週目月曜日の感想もちらっと。いやどばっと。目から水の呼吸生々流転!!くらいどっぱあんと。5000字。

ネタバレです…以下ネタバレです…

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『虎に翼』花岡学生と『めぞん一刻』の三鷹さんについて(ネタバレあり)


<めぞん一刻〔新装版〕(4)高橋留美子/amazon>


<虎に翼シナリオ集 第7週 吉田恵里香/amazon>

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あのですね!花岡学生について、言っておきたいことがある!言ったけど。続きが発生してしまった!

っていうお話です。
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NHKドラマ『燕は戻ってこない』がすごい…代理出産の闇と真実を突きつけまくる…[生殖医療][まじめに]


<燕は戻ってこない 桐野夏生/amazon>


いやあすごい…すごいものを見てしまった…
1回目からすごかった…

確かに私も書きました。代理出産に反対ですと書きましたが…それでも、この技術に望みを託している人たちもいるだろうなと思うとあまり辛辣な書き方はできないなと、かなり言葉を選んだのですがそんな私の葛藤レシーブを強烈スパイクで叩き落としてくれるNHKさん…すごい…

え、国営放送ってこんなに、真っ向反対の立場取っていいんでしたっけ…?商品名や企業名さえ出さなきゃ何やってもいいの…?

まあ…原作が桐野夏生さんなら!エグい内容になるか!
『OUT』が怖すぎて他を手に取れないままなのですが、それでも桐野夏生らしい…と納得してしまうひたひたとにじり寄る不快感…(褒めてます…)

あとね。前回代理出産について書いた時はそうやって躊躇があったために大事なことを明記し損ねていたことに気づいたのですが。

今回のドラマのテーマは他人の卵子や子宮を使う「代理出産」「代理母」だけれど、若い女性たちに向けて今カジュアルに提案されている「卵子凍結」にも、必ず「体外受精」が必要になるのです。

そして、若いうちに卵子を凍結しておけば、いつでも好きな時に子供が産めるわけでは決してない。
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『虎に翼』7週、よねさんという人物解釈の続き(ネタバレあり)

よねさんの面接の態度に思うところあり、というひとつ前の記事に頂いたコメントと、7週目を見ていたら書かずにいられなくなったので書いておきます。よねさん!好き!って記事です。

教えていただいたインタビュー記事(ありがとうございます!)が素晴らしかったー!「よね」というキャラクターを理解するにあたり重要な文献!

「虎に翼」山田よね役・土居志央梨インタビュー「トラコから『そのままのあなたでいい』と言われたことは、すごく嬉しかったんじゃないでしょうか」 | ステラnet

よね役の土居志央梨さんも、男装している理由について監督さんたちに聞いたところ、「生きていくための武装というか、舐なめられないために男装しているイメージです」という答えだったと。うんうん、うんうん。

(以下、ネタバレありです)
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『虎に翼』よねさんの面接の態度に思うところあり、今後の展開を妄想してみた(ネタバレあり)


<連続テレビ小説「虎に翼」シナリオ集 第6週 吉田恵里香/amazon>

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カフェでカフェオレぶちまけた時に友人C美と話してた内容のお話です。『虎に翼』の第6週について色々と思うところあって。そうしているうちに思いついたIF設定も最後に書いてみました。

よねさんが、男物のスーツを着て、粗暴な振る舞いをしているのは、本当に「そのままの自分」なのか?というようなお話。

(以下、ネタバレです)

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日本国憲法に “両性の平等” 条項を起草した女性(『虎に翼』オットも見ている)


<1945年のクリスマス 日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝 ベアテ・シロタ・ゴードン,平岡磨紀子(訳)/amazon>

ほい、せっかくなので憲法記念日の本日にあわせて、載せようと思っていたこの話を。

朝ドラ『虎に翼』をね、うちの子10歳だけでなくオットも一緒に見てまして!最初は1週目と2週目のまとめだけ見たんですけど、いやこれ全然足りてないんで、オリジナル版のこれとこれだけは見る?いかが?じゃあ、ってんで最重要回だけピックアップして見たりなどし。

でも先日オット出張だったので視聴が途切れて、それを機にフェイドアウトしちゃうかなあ…と思っていたら「向こうでも見てたよ毎日」あらまあ!嬉しいこと!これね、一部の男性には不評らしいので、オットが毎回見てくれて嬉しい。ぜひとも、ここに描かれている様々な事柄が、ドラマとして誇張しているわけでも昔の話でもなく、今に至るまで女性たちから見えている世界というのはこういう不当で過酷なものなのだ、ということを感じ取ってもらえたら尚嬉しい。

2週目の離婚裁判を見終わったくらいのタイミングだったと思うのですが、オットが「これだけ不平等だった憲法に、”両性の平等”が盛り込まれたのってすごいことだね」と仰り。

1回目のオープニングでも読みあげられていた日本国憲法序文、「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」という。すべて国民は平等であって性別で差別されないと。明記されているはずなのですが。

え、でも実際には機能してないじゃないですか、とつい私。それでもはっきり書かれただけでもすごいんじゃないの?とオット。

んーまあ確かに、書かれないよりは書かれてた方がそりゃあまあ。と思いつつ、どうして書かれることになったのかの経緯を検索してみましたら。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんという、一人の女性の提言だったと知ることができました。

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