うちの子と川下りをする夢を見たのは

吉兆なのか、それとも。

すいませんタイトルから想起されるより不穏なトーンに。
今ちょっと多方面からすごく大変で、そのさなかにさらにこれまでの努力や積み重ねを覆すような出来事が起きてしまいまして。
その前夜、というかその直前の朝に見た夢の光景を、ここに残しておきたくて。

あのね、かなり久しぶりに「あ、夢だな」とわかる夢を見まして。
うちの子と小さなバス?電車?に乗っているんだけれど、窓の外が海?急流?なのです。窓が半分水につかって、水面がななめになっていて。水辺に突っ込みながら走っているようなかんじ。

あ、これ夢だな、と思って、起きようか迷ったけれど、いいやと思って後ろ姿のうちの子に声かけまして。タロー!って。そしたら、狭い車内の両側の座席に両手をいっぱいに伸ばしながらつかまるようにして立っていたうちの子が肩越しに弾むように振り向いて。ニッコニコの笑顔で。

それで、今度は私が両座席につかまって腕の中にうちの子が滑り込んで、一緒にカヌーの川下りみたいにキャーキャーはしゃぎまして。どんどん流れてゆく川べりの切り立った崖、時々崖が低くなって遠くにななめの海が見える。水しぶきとスピード感。そんな明るい色彩と躍動感のある夢でした。

あの、最近全然一人になれなくて。ちょっとかなりしんどくてですね。でも夢の中で、自分一人の時間より、まだこちらに気づいていない子供に声をかけて一緒に楽しむことを選んだ自分がちょっと嬉しかったんです。
もうすぐ夏休みで。今まで中受の勉強でそれどころじゃなかったから、今年こそ本物の夏休みを過ごしたいんだ、と、うちの子に少し前に話したところでもあって。だからこんな夢を見たのかもしれない。本当にこんな夏休みを過ごせたらいいな、と、幸せな気持ちで目が覚めた矢先に酷い知らせが舞い込んで。

んん、動揺、失望、したんだけれど、でももう、わかりきっていたことだし、なるようにしかならないな、と。
あるものでやっていくしかない。
自分にとって大事なもの、大事にしたいものはなんなのか、それを忘れないように。この夢の光景を覚えておけるように。すみません漠然としてて。夫16年不倫タグをつけようか迷ったような話なので。

でも、自分の両腕でパドリングしていこうと思います。明るい方へ。激流に放り込まれ、なす術もなく流されていくとしても、その勢いすら力にして。




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怒りを手離しちゃいけない時ってあると思うんです。


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