分娩後大変だったこと、『屍鬼』の多臓器不全を実感、産後1ヶ月は水に触るな [ゾンビ][分娩記録8]


<屍鬼(一)[小野 不由美]>

はい!そんなわけで、ようやくひと段落つきました、2014年に出産したあひるちゃんの分娩記録シリーズ。壮絶。分娩日記ってもうちょっと牧歌的なものじゃないのか。すいませんほんと。重くてヘビーな内容(ダンシング盆踊りみたいな表現)に、お付き合いいただきありがとうございました(てかダンシング盆踊りって何)。

さて。ここでは各エピソードに入りきらなかったこぼれ話を、これを機に2023年の今改めて振り返っておこうと思います。

まずは失血から。
オットくんの相変わらずなゾンビ発言の話を書きましたが、ゾンビといえばついでにこれも書いておきますとね?(だからそこの補足必要かな!?ほんとあひるちゃんもたいがいだよね!)

担当医師T先生が「これだけの出血量だとどんな臓器にどんな影響が出るかわからないから怖くて休みが取れない」と仰っていた言葉にですね、私が思い出したのは小野不由美主上『屍鬼の死因でした。あれ、まあゾンビじゃないですか。作内では「起き上がり」ね。怖い呼称だな〜普通の言葉なのに怖いな〜さすが主上だな〜。
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分娩感謝シリーズ、生まれたてのうちの子、大人な新生児 [まじめに][分娩記録7]


<育児なし日記VS育児され日記 逢坂みえこ>

はい、いよいよ大詰めとなりました、あひるちゃんの2014年の出産日記。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ担当医師T先生オット母オットくんの発言その1その2(ゾンビ)、と来まして。

ついにうちの子登場です。
2014年の出産について、3年後の2017年に書き起こした文章です。

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2017年3月30日

分娩感謝シリーズ、生まれたてのうちの子、大人な新生児

分娩で命を落としかけた感謝シリーズ、そういえば!うちの子タロー(仮名)にも感謝しなければなりますまい。
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分娩で命を落としかけた私にオットが言ったこと、番外編 [ゾンビ][分娩記録6のつづき]


バイオハザード RE:4

うん、タイトルが出オチ。
はいご想像通りの内容なんですが一応書きます。これまでは2014年とか2017年に書いたものでしたが、2023年現在書き下ろしです(そんな大層なものか)。

えー、再三に渡り書き記して参りましたがわたくし死にかけまして。測れただけで4千ミリリットルの出血。とんでもねえ。術後直後はほんとに酷い状態だったらしい。っていう話はね、良い話としてオット母のとこで書きましたけども。失血で顔色も尋常じゃなかったし、とオットが説明してくれた際にですね、良い話としてまとめたかったから書かなかったんですけど。
オットくん、続けてこうも言ってまして。

OT「うん、これ知ってる。ゾンビでよく見るやつ。って思った」

ゾンビ(映画やゲームやら)でよく見るやつ!わがやでお馴染みの!
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2人目以降を授かれなくなった私に、オットが言ってくれたこと [まじめに][分娩記録6]


スラムダンク 13[井上雄彦]


出産で命を落としかけた記録シリーズ。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ担当医師T先生オット母、まできました。

今回はオットくんについて、です。

2014年の出産直後に書いたメモを基に、2017年に書き起こしてShortNote(日記系ほっこりSNS)に投稿した文章を、2023年現在このブログ向けに整えたものです。

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2017年3月30日

2人目以降を授かれなくなった私に、オットが言ってくれたこと

分娩で命を落としかけた私の感謝シリーズ、あとは誰にといえばやはりオットにでしょう。
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分娩で命を落としかけた私に、オット母の心から尊敬する振る舞い [まじめに][分娩記録5]


赤毛のアン[モンゴメリ 松本侑子]

出産で命を落としかけた話の派生エピソード、オット母の話です。緊急手術などの緊迫した状況を詳細に書いているので、苦手な方は無理せず避けてくださいませ。

産科の看護師は全員助産師の資格も持っている、という総合病院での出産でした。なんでこれを何度も書くかっていうと、出産ってやっぱり何があるか分からないので、できるだけ設備の整った病院で産むことをお勧めしたいからです。その辺についてもそのうちしっかりまとめて書いておきたい。

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これまでのお話。

スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]

スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

医療従事者の皆さんに心の底からエール、ベテラン看護師Mさん [まじめに][分娩記録2]

ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)[分娩記録3]

医療従事者にエールその2、主治医のT先生 [まじめに][分娩記録4]

2014年の出産直後に書いたメモを基に、2017年に書き起こしてShortNote(日記系ほっこりSNS)に投稿した文章を、2023年現在ブログ向けに整えたものです。
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医療従事者にエールその2、主治医のT先生 [まじめに][分娩記録4]


コウノドリ[鈴ノ木ユウ]

出産で命を落としかけた記録シリーズ。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ、ときて、今回は担当医師T先生についてです。

産科の看護師は全員助産師の資格も持っている、という総合病院での出産でした。医師や看護師さんたちには本当にお世話になったなあ、としみじみ思います。特にこのコロナ以降の世の中になって改めて感じる、医療現場の方々の働きの尊さ。

一連の記録記事は、2014年の分娩直後のメモを基に、2017年に書いた文章を、2023年の今改めて整えたものです。
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ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)[分娩記録3]


トリビアの泉

出産で命を落としかけた話、今回は小ネタです。小ネタ…になってないかもわからんですけど…直に話した少数の友人たちには笑い事じゃないって言われたので…ごめんフレンズたち……

確かに克実(仮名)の言動はすっとぼけていますが、緊急手術の物々しい描写もありますので出血表現などが苦手な方は避けてくださいませ…。

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2017年3月2日

ヘルプ産科医、高橋克実(仮名)
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医療従事者の皆さんに心の底からエール、ベテラン看護師Mさん [まじめに][分娩記録2]


おたんこナース1[佐々木倫子]

スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]

スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

はい今回は分娩記録2つめです。感謝シリーズ、看護師さん編。
これも前回の記事もそうですが…産んだ2014年も書いた2017年も、こんな潤沢な医療を当たり前のように受けることができていたなんて隔世の感がありますね…。本当に、コロナ以降もこういうものを提供しようと必死になってくれている現場の医療従事者の方々には頭が下がります。我々にできることは、せめてそんな人たちに精一杯のエールを送ることだなと。自分と家族の健康に気を配ることが、きっとそこに繋がると信じて。
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スプートニクと卵子の話、子供が乳幼児期の自分の追い詰められっぷりとオットへの不満と分析 [分娩記録1のつづき]

はい(あひるちゃんブログを「はい」で始めすぎ問題)、突然お送りしたど長文出産日記を読んでくださってありがとうございます。エグすぎ。こんな死に瀕した出産日記なかなかなくない。測れただけで4000ml。ゼロいっこ多すぎない?打ちミスじゃない?残念ながら違います。まごうかたなき4千ミリリットルでございます。口頭で友人に喋る時4千リットルって言い間違えたことならある。すごいびっくりされた。ごめんそれは多すぎた。ダムか。それには少なすぎか。タンカーか。どっちでもいいわ。もはやどこに驚けばいいのかわからん。

それはさておき。
2014年の大パニック分娩ドキュメントをですね、3年後の2017年に振り返って書いた文章だったのですが、より正確には、2014年の出産直後にも数値や時刻、人の発言など記憶が新しいうちに詳細を書き留めておいて、それを基に2017年に改めて書き起こしたものです。

それを2023年の今読み返して気になるのはですね、3歳児を抱えるあひるちゃん、追い詰められすぎ。ってとこでしょうかね。

ほんとはこの分娩ドキュメントシリーズまだ続きがいくつかあるんですが、続きを載せる前に、そこを振り返っておきたいと思います。ここ1〜2年自分が抱えてきた、いや違うな、ここ1〜2年でやっと気づいた、これまで自分がずっと抱えてきた問題が、図らずもめちゃくちゃ顕著に書き記されていたので。

んーまずですねえ、オット、何とかしろよでございますよね。
私だけに家事育児させすぎ問題。
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スプートニクとライカ犬と私の排出された卵子 [まじめに][分娩記録1]


スプートニクの恋人 [村上春樹]

はい、ええ、ようやく!何年か越しに、自分史のようなもの更新です。本当はおととし、2021年の年末にお知らせしてあったんですよね。実父の話を書いて、実母の話書いて、次は結婚後のオット父の話を書いたので、そろそろ次の段階、自分の妊娠について、生殖医療(不妊治療)の病院に通った話から、分娩について、書いていきたいなと。そしたら大外からオット母の介護と看取りが舞い込んできたので、22年はもうそれで手一杯で。

今年こそ、続きを書くぞ!と。
そのあたりのことは、数年前にShortNoteという日記サイトにひっそり公開してあったのですが、それをね、ここに載せるにあたり、最初は時系列順に並べ替えようと思っていたんですけども。でもあの、手塚治虫先生に代表されるように、発表順、執筆順に読みたいじゃないですか!?後から順番いじるのやめてほしくないですか!?萩尾望都先生の『ポーの一族』だって執筆順に読みたいじゃん!?と神様二人と自分を同列視して、書いた順に移植することにしました。やっぱりなんでしょう、ShortNoteに書いていた時期も数年間の幅があって、初期に感じていたことと後期でも違うし、ましてやそこから数年後の今とも様々な差が生じているし。そういうのをね、起きた出来事の時系列だけを基準に並べ替えてしまうと自分が混乱するなー、とも思いまして。

そんなわけで。
2017年2月に書いて、ShortNoteに発表した文章を、ちょっと手直しして載せます。今は9歳になったうちの子がまだ3歳になる前頃のある日に、分娩時のことを振り返って書いたものです。今は47歳の私が、41歳の時に書いた、38歳の分娩時のお話。1万字近くの長文です。

分娩時、トラブルが起きて緊急手術になった時のかなり詳細な記録で、人によってはショッキングな内容も含まれていると思いますので、手術とか出血とか、痛い話しんどい話が苦手な方は無理せず避けてくださいませ。
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