うちの子がこれを読むなら [まじめに][自分史まとめ]

はい、ええと、一連の!自分史的なものをようやく!ひとまず!出し切ることができましたー!とにかくひとまずなによりすなわち。ありがとうございます!読んでくださって本当に!ありがとうございます…。今回は、まとめというかおまけというか。

自分史をまとめ直していて改めて思ったんですね。これ、親のしんどい生い立ちの話やら、壮絶だった分娩、その前の苦労した生殖医療通院みたいな話を、もしかしてうちの子が読む可能性を考えた時、ただこのまま置いといたらいけないんじゃないかな、と。親の影響の大きさを知っているだけに。

読むかわからないんですけど。どこかで直接話す機会もある、というか改めて考えてみるとすでに話して聞かせていることが多いのですが。なので、すでに伝えていることを整理しがてら、あとがきのようなものです。めちゃくちゃ私信なんですけど、うちの子宛に伝えたいことも。4300字。
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凍結受精卵を破棄した話 [まじめに][生殖医療]


<胚培養士ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~(3) おかざき真里/amazon>


はい。2024年も早7月、折り返し地点ですね。早。
そんな折、ここ最近細々と(いや太々と!?常に長文の大ボリュームで…長々と…)続けてきた一連の自分史の、いよいよ大トリのエピソードをお届けします。ようやくここまできた…。

2018年に、日記系SNSサイト『ShortNote』に投稿したものを少し手直ししました。
妊娠しにくい体質であることを病院で告げられた時と同じ種類の、それまでの自分の価値観が大きく覆るような、地殻変動が起きたような出来事についての話です。

不妊治療にまつわる重たい話なので、無理せず避けてくださいませ。3500字。

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産後一ヶ月健診に、福祉センターの保健師さんが付き添ってくれた話

皆様、ここ最近の重い記事にもたくさんの温かい反応をありがとうございます…!ど重いど長文を読んでくださって…ほんとに…!
ここ何年も、いつかしっかりまとめたいなあと思ってきたテーマにようやく着手できて、そして区切りが見えてきたのでホッとしております。

今回は、前2つの記事、妊婦健診で、実母と疎遠にしていると言った時の助産師さんたちの反応に傷ついた話と、その後日談の派生話です。「保健師さんが産後1ヶ月健診に付き添ってくれた」ことについて詳しく。2017年7月に書いたものをベースに、ちょこちょこ直したり追記したりしています。2024年の今振り返ると、この7年で色々と世の中も変わったなあ…。3000字。

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保健師さん、ほんとにきちんとした、明るく朗らかで頼もしい同年代の女性が来てくれて、めちゃめちゃ助かりました!
なんと、産後一ヶ月健診のための通院にも付き添ってくれたのです!
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産着を絞っていた一瞬で思い出したこと[まじめに][機能不全家族]

2024-06-12ドラマ『燕は戻ってこない』で思い出す、実母の成人式の思い出 [機能不全家庭]

2024-06-13「大学に入ってバイトするのは馬鹿だ」[まじめに][機能不全家庭]

上2つに続きもうひとつ、元家族(正式な心理学用語では「原家族」と表記するみたいですが)の話です。私自身が子供の頃の悲しい記憶の話で、2016年に書いたものです。3000字。
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不妊治療中に嬉しかった、私のマッサージの先生のひと言 [生殖医療の記録6]


<魔女の宅急便 角野栄子,林明子/amazon>


不妊治療中であることは、ごくごく限られた数人にしか話していなかった。家族と僅かな友人、大掛かりな治療をお願いすることにしていた歯医者さん、それから、アロママッサージの先生。私よりちょっと年上の女性で、ふんわりにこにこした素敵な人だ。

たぶん私が女性として美容にかけるお金は、平均より下だと思う。美容院もなるべく行きたくないから、手入れの少ない髪型にしてもらって、ショートの時は別として半年行かないこともザラだった。化粧品にもあんまりお金をかけたくない。効果も種類もよくわからないし、ずぼらで不真面目だし…。エステなんてもってのほかだ、と思っていた。
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離乳食を諦めた時、2歳だったうちの子が言ったこと

<好き嫌いをなくす幼児食 心に栄養、頭に栄養 [加藤初枝]楽天ブックス>

はい、あのですね。前々から書きたいと。書き残しておかねばなるまいと思っていた離乳食話を、うちの子10歳誕生日ケーキにつなげて書こうかと。時々ある子育て懺悔シリーズです。あの日の君に謝りたい。

前からちらっと書いてたと思うのですね、離乳食!超!大変だったアアアアって。ええ大変だったのです。うちの子食べない派で。食の細い赤さまであらせられました…(遠い目)。乳が好きすぎて。ちょっと食べてすぐ乳ィってなっちゃう。生後半年くらいからもう固形物食べさせた方がいいっていう説もあるんですね、検索してると。乳だけだと栄養が足らなくなってくるって。諸説ありますんですけども、栄養が足りなかったら困るじゃないですか!発育に影響したらまずいじゃないですか…保護者としては…!だから焦ってしまって。ええ。どっかで聞いた話。子供の発育に焦る母図。浮世絵とか古典の教科書に載ってるような絵柄でどなたかぜひ描いて欲しい。

あれはいつぐらいの時期、どのくらいの期間だったっけかな…(遠い目)もうね、1歳2歳の頃って1日が長くて。時間の感覚がおかしくなってて。
うん、2歳過ぎだ。離乳食本の購入履歴から割り出した。2016年8月14日でした。試行錯誤と七転八倒の果てに、いよいよ乳だけじゃ全然ダメなのでは!?文字通り乳離れさせないといけないのでは!?我が子を思うなら!と、本格的に離乳食に乗り出した期間、てのがあったんですね。

当然うちの子おこ。泣いて抗議。
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分娩後大変だったこと、『屍鬼』の多臓器不全を実感、産後1ヶ月は水に触るな [ゾンビ][分娩記録8]


<屍鬼(一)[小野 不由美]>

はい!そんなわけで、ようやくひと段落つきました、2014年に出産したあひるちゃんの分娩記録シリーズ。壮絶。分娩日記ってもうちょっと牧歌的なものじゃないのか。すいませんほんと。重くてヘビーな内容(ダンシング盆踊りみたいな表現)に、お付き合いいただきありがとうございました(てかダンシング盆踊りって何)。

さて。ここでは各エピソードに入りきらなかったこぼれ話を、これを機に2023年の今改めて振り返っておこうと思います。

まずは失血から。
オットくんの相変わらずなゾンビ発言の話を書きましたが、ゾンビといえばついでにこれも書いておきますとね?(だからそこの補足必要かな!?ほんとあひるちゃんもたいがいだよね!)

担当医師T先生が「これだけの出血量だとどんな臓器にどんな影響が出るかわからないから怖くて休みが取れない」と仰っていた言葉にですね、私が思い出したのは小野不由美主上『屍鬼の死因でした。あれ、まあゾンビじゃないですか。作内では「起き上がり」ね。怖い呼称だな〜普通の言葉なのに怖いな〜さすが主上だな〜。
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分娩感謝シリーズ、生まれたてのうちの子、大人な新生児 [まじめに][分娩記録7]


<育児なし日記VS育児され日記 逢坂みえこ>

はい、いよいよ大詰めとなりました、あひるちゃんの2014年の出産日記。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ担当医師T先生オット母オットくんの発言その1その2(ゾンビ)、と来まして。

ついにうちの子登場です。
2014年の出産について、3年後の2017年に書き起こした文章です。

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2017年3月30日

分娩感謝シリーズ、生まれたてのうちの子、大人な新生児

分娩で命を落としかけた感謝シリーズ、そういえば!うちの子タロー(仮名)にも感謝しなければなりますまい。
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分娩で命を落としかけた私にオットが言ったこと、番外編 [ゾンビ][分娩記録6のつづき]


バイオハザード RE:4

うん、タイトルが出オチ。
はいご想像通りの内容なんですが一応書きます。これまでは2014年とか2017年に書いたものでしたが、2023年現在書き下ろしです(そんな大層なものか)。

えー、再三に渡り書き記して参りましたがわたくし死にかけまして。測れただけで4千ミリリットルの出血。とんでもねえ。術後直後はほんとに酷い状態だったらしい。っていう話はね、良い話としてオット母のとこで書きましたけども。失血で顔色も尋常じゃなかったし、とオットが説明してくれた際にですね、良い話としてまとめたかったから書かなかったんですけど。
オットくん、続けてこうも言ってまして。

OT「うん、これ知ってる。ゾンビでよく見るやつ。って思った」

ゾンビ(映画やゲームやら)でよく見るやつ!わがやでお馴染みの!
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2人目以降を授かれなくなった私に、オットが言ってくれたこと [まじめに][分娩記録6]


スラムダンク 13[井上雄彦]


出産で命を落としかけた記録シリーズ。長文詳細記録その補記(育児の孤独)看護師Mさん克実小ネタ担当医師T先生オット母、まできました。

今回はオットくんについて、です。

2014年の出産直後に書いたメモを基に、2017年に書き起こしてShortNote(日記系ほっこりSNS)に投稿した文章を、2023年現在このブログ向けに整えたものです。

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2017年3月30日

2人目以降を授かれなくなった私に、オットが言ってくれたこと

分娩で命を落としかけた私の感謝シリーズ、あとは誰にといえばやはりオットにでしょう。
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