[まじめに] 国際女性デーと20回目の結婚記念日(暗いです)(暗いのかよ)

ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC) [ 幸村誠 ]

そうなんですって。今日3月8日は国際女性デーだと。友人が教えてくれたの。調べてみたら制定されたのは1975年だった。私が生まれた年だ。そして、今日ではないけれどつい先日がふと気づいたら結婚記念日で。子供に説明したときにね、あ、そういえば今日父ちゃん母ちゃんの結婚記念日だよ、えーと2003年に…

って、おお。20年目やんけ。

と気づいてびっくり。

何がびっくりって、20年も経ってるのにちっとも落ち着いてないし安心できないし分かり合ってもいないっていう。もうちょっといい話聞かせて?20年!?おめでとうござ…ってハイタッチのために挙げた手の降ろしどころ頂戴?

ねえほんと。すいませんほんと。あひるちゃん最近ほんとのことだからってリアクションに困る内容多すぎ問題。
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オットくんからうちの子へ、プログラマとしての父の教え [バグ][ポエム]

<はじめてゲームプログラミング ニンテンドーSwitch>

また日常回です。

うちの子タロー(仮名)小3、ゲーム大好きだけどすぐイライラしがち。まあまだ子供なのでうまいこと操作できず焦れること多し。それはともかく、その際YouTube実況で覚えたのか「バグ」という言葉を連発しがちで。「バグじゃない!?これバグじゃない!?」とすぐバグのせいにしがち。

そんな我が子にある日、父であるオットくんが改まった口調で。

OT「タロー。バグ、というのは人をなじる言葉なので、気軽に使ってはいけません」

注:オットくん職業プログラマ。
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Gとうちの子とオットくんと私「いいから早く!!」[ゾンビか]

タニサケ ゴキブリキャップP1 30個入


日常回です。日常回ってなんだよ。日常回です。2回言うかよ。説明する気。

それはある夏休み明け、まだ残暑も厳しい9月の早朝のことでござりました…。

うちの子タロー小3が登校の折、いってらっしゃい〜と一緒に玄関開けたらドアの外側に張り付いていたらしき奴が!!黒光りしてる名前を言ってはいけない例の!!あのヒトが!!ぼとりと落ちてきやがりましてハァアァアァアァ!!!しかもでかい奴ゥオォウォウォウォゥ!!

っていうお話でござんす。
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「家」というものと女たちについて、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に寄せて [まじめに]

連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド) ムック


さて。オット母の話を聞いてくださって、たくさんのハートをくださってありがとうございました。これを機に、載せそびれていた朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の話を。書いているうちに「家」というものと女たちのつながり、のようなお話になりました。

あのね見てたのこの春までの朝ドラ『カムカム』を見てたのです。カムカムね、エブリバディじゃないのねエ「ヴ」リバディなのね。
私がリアルタイムに見始めたのは2期の途中からでしたが(その後NHKオンデマンドに登録して全部見た)最終回はリアタイできてもう…いやもう素晴らしかった…素晴らしかったですよね!!

最後の最後、3人のヒロインたちが、祖母、母、娘の三世代であずきのお鍋を覗き込むカットがね、もう感無量だったじゃないですか。
あそこで私は、このレモンクッキーのレシピを書き写した時のことを思い出しました。

2010-01-26 オット家の女たち ~ Grandma’s Lemon Cookie

おばあちゃんの部屋で、英語のレシピに私がコリコリと日本語を書き込んだの。おばあちゃんもアメリカ生活経験があって英語が堪能、母は英語の先生なので、二人がちょいちょい教えてくれて。

私「ふ、ふろー?」
OTグランマ「flour(発音良い)」
OT母「小麦粉ね」
私「おお!フラワー小麦粉のですね!?花のフラワーじゃなかったんだ!(0゚・∀・) + 」

というかんじで、お二人に単語の意味を訊きながら、コピーさせてもらったレシピのすみっこにコリコリと日本語訳で大さじ2とか砂糖1カップとか書き込んだあのテーブルを、カムカムのあずきのお鍋で鮮やかに思い出し、泣きすぎて一時停止でしたよね。見ていたこの春にはもう母の余命があまり長くないかもしれないと判明していたのでなおさら。

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巨大迷路でコンプリート魂が炸裂して1時間半さまよった私たち(オットとうちの子大活躍)

ハムナプトラ2/黄金のピラミッド [Blu-ray]

ピクミンブルームでオットくんがコンプリートにこだわっていた記事で思い出した、一家でコンプリートにこだわってしまったお話をお送りします。ハムナプトラもびっくりの一家冒険譚が爆誕しました(ん?ハムナプトラってもしかしてマイナー?みんな知らない?)。

去年2021年の感染状況がもっと落ち着いていた時期に、オット弟妹たちと3世帯で旅行にいったのですね。その時訪れたのが栃木県のツインリンクもてぎで。
その中にあった巨大迷路イタダキ。

迷宮森殿 ITADAKI|ツインリンクもてぎ


これこれこんなかんじでした!
最初にね、入る時に。入り口に「所要時間40〜60分」って書かれてたんですよ。えっけっこう長いね、と思ったけども。

我々一家、脱出までにたっぷり1時間半かかりました。
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ピクミンブルームとうちの子とリングフィット、そしてオットくんの10万歩の行方は(完結編)

パシフィック・リム(吹替版)
クリフトン・コリンズ・Jr.
2013-11-27



察しの良い皆様におかれましてはタイトルだけでもうこれから何が書き綴られるのかおわかりいただけてしまっているのではないかと思いますが、果たしてその通りの展開でございます…。

それは数日前の夜のことでございました。
限定ピクミンをコンプリートするためたくさん歩きたいオットくん、うちの子タロー7歳小2に父ちゃんと夜散歩行くか!とお誘いするも、本日のノルマ(マイクラ)を終えてお夕飯までのまったりタイムを過ごしているタロー氏にん〜?う〜んと生返事ではぐらかされるいつもの塩対応。見かねたわたくしつい、じゃあさ、久しぶりにリングフィットやったら?父ちゃんのiPhone持って。

TR「ウン!やる!!」
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あけまして2022年のご挨拶と、年末年始備忘録(介護の話)


あけましてもなにも既にあけまくりまくってましてご挨拶が遅れて申し訳おめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年はね、お正月休み短くなかったですか?みなさん。うちはある意味では短かったとも言えるし、またある意味においては長かったとも言える。春樹か。ええ、小学校の冬休みが長かったのでございます。たいへんだったね。他人事か。他人事通り越して幽体離脱するくらい大変でした。それはいいとして。せっかくなので恒例のおせち記録と、年末年始の過ごし方の日記的備忘録です。
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2021年もお世話になりました、これまでの[まじめに]記事まとめ

ほんとにもー。ほんとーにもーひときわお世話になった気がしております2021年。ありがとうございました。今年は更新頻度はなかなか下がってしまったのですが、密度は濃かったように私としては思っています。期待されている内容が楽しい小ネタだったなら申し訳ないのですが…。

数年前から少しずつ、真面目な長文記事を書いてみよう、と試みてはいました。

2017-12-01 [真面目に] 『コウノドリ』子宮摘出の回と、P&Gの「お母さんありがとう」CMに思う

こちらが大変に受け入れていただけて。本当に、本当にありがたかったです。みなさんからのエール、すごくしっかりと届きました。

そこから時々「まじめに記事」を書くようになり。
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海外通販詐欺にひっかかった実体験 [ネットのコピペじゃなく][マジで私が被害に遭いました]



いやあー。あったんですよそういうことが。遭ったんですよそういう目に。海外通販詐欺、遭っちゃいました。甘栗むいちゃいました的な。いやそんなことゆうてる場合かて。ほんまに。

実はすでに4〜5年経過しており、結果的には1円も損はせず全額戻ってきた(というか支払わずに済んだ)のですが。ただその…こんなありふれた、くだらない犯罪に引っかかってしまった自分の未熟さが恥ずかしいとか、こんな卑劣な犯罪に肉薄してしまったことへの生理的嫌悪、とか、色々あってあんまり人に言えなかったんですね。

でもすでに何年か経ったし、いち早く違和感を抱いたおかげで被害が深刻になる前に未然に防げたこともあるし、数年経って落ち着いて振り返ってみると、これわりと誰でも遭うかもしれないし、へえこんなこともあるのか自分も気をつけよう、と思ってもらえるかもしれないし、似たような目に遭った誰かの役に立つかもしれないし。そうしたらこの私の恥ずかしい体験も少しは報われるし…。
そんなわけで、ネットの集合知のひとつとして放流しておくことにいたしました。

事の起こりはですね…数年前の秋でしたね。
ダウンジャケットが欲しくて。
その年は子供が幼稚園に入って初めての冬を迎えるところで、毎朝自転車で送り迎えをしていたので、当時持っていた10年ものの薄っぺらくなってしまったダウンでは寒すぎて。できれば防水で実用重視の、がっつりふっかふかのやつが欲しくて。

そしたら海外ブランドのが良さそうで。想定していた予算よりだいぶオーバーなんだけど、なんとか少しでも安く買えないかなあ、と、数ヶ月の間コツコツチマチマ検索して探しておりまして。
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家庭というものがうまく機能する時、前編 [まじめに][亡きオット父の話1]

博士の愛した数式(新潮文庫)
小川洋子
新潮社
2012-07-01



今回は、「真面目に」系の長文です。
家族の死についての文章で、一部には詳細な記述もあります。苦手な方は無理せず、閲覧を避けていただけたらと思います。

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先日、私の実母の話を何回かに分けて書き綴りました。読んでくださって、そしてたくさんのハートをくださって本当にありがとうございました。

自分の育った背景の話、元の家庭の話がひと段落したので、今回からは、結婚後の新しい家庭、オットの生家と家族の話、そこから長く躊躇してきた子供を持つことについて、持ちたいと思えるようになるまでの、自分の心の軌跡をたどっていこうと思います。

ずっとどこかに書き残しておきたいな、と思って、オットの父が亡くなった12年前に書き留めておいたものを、何年かに一度ふと思い立った時に手を入れながら保管してきた文章です。一番の原型は5年前、父が亡くなって7年目の2016年に書いたもの。
5年も経っているので、書いた当時と今では変わってしまったことも多々ありますが、そのまま載せることにします。まずは前編から。

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