2021年もお世話になりました、これまでの[まじめに]記事まとめ

ほんとにもー。ほんとーにもーひときわお世話になった気がしております2021年。ありがとうございました。今年は更新頻度はなかなか下がってしまったのですが、密度は濃かったように私としては思っています。期待されている内容が楽しい小ネタだったなら申し訳ないのですが…。

数年前から少しずつ、真面目な長文記事を書いてみよう、と試みてはいました。

2017-12-01 [真面目に] 『コウノドリ』子宮摘出の回と、P&Gの「お母さんありがとう」CMに思う

こちらが大変に受け入れていただけて。本当に、本当にありがたかったです。みなさんからのエール、すごくしっかりと届きました。

そこから時々「まじめに記事」を書くようになり。
“2021年もお世話になりました、これまでの[まじめに]記事まとめ” の続きを読む

家庭というものがうまく機能する時、後編 [まじめに][亡きオット父の話2]

博士の愛した数式
寺尾聰, 深津絵里
2013-08-31



ひとつ前の続き、12年前(2009年)に起きた出来事です。

2021-10-06 家庭というものがうまく機能する時、前編 [まじめに][亡きオット父の話]

家族の死についての内容で、一部には病院での詳細な記述もあります。苦手な方は無理せず、閲覧を避けていただけたらと思います。

ーーーーーーー
ーーーーーーー

父が亡くなった最初の一週間は、異様に長かった。
“家庭というものがうまく機能する時、後編 [まじめに][亡きオット父の話2]” の続きを読む

家庭というものがうまく機能する時、前編 [まじめに][亡きオット父の話1]

博士の愛した数式(新潮文庫)
小川洋子
新潮社
2012-07-01



今回は、「真面目に」系の長文です。
家族の死についての文章で、一部には詳細な記述もあります。苦手な方は無理せず、閲覧を避けていただけたらと思います。

ーー

先日、私の実母の話を何回かに分けて書き綴りました。読んでくださって、そしてたくさんのハートをくださって本当にありがとうございました。

自分の育った背景の話、元の家庭の話がひと段落したので、今回からは、結婚後の新しい家庭、オットの生家と家族の話、そこから長く躊躇してきた子供を持つことについて、持ちたいと思えるようになるまでの、自分の心の軌跡をたどっていこうと思います。

ずっとどこかに書き残しておきたいな、と思って、オットの父が亡くなった12年前に書き留めておいたものを、何年かに一度ふと思い立った時に手を入れながら保管してきた文章です。一番の原型は5年前、父が亡くなって7年目の2016年に書いたもの。
5年も経っているので、書いた当時と今では変わってしまったことも多々ありますが、そのまま載せることにします。まずは前編から。

ーーーーーーーー
ーーーーーーーー
“家庭というものがうまく機能する時、前編 [まじめに][亡きオット父の話1]” の続きを読む

母は私を憎んでいない(元家族の暗い話と救いの話3)[まじめに][機能不全家族]



(※機能不全家庭、母親との確執と、ちょっと非科学的な不思議系の話になっちゃうので苦手な人はご遠慮ください)

1はこちら(2018年の出来事)
2021-06-16 私の中に母がいる(元家族の暗い話と救いの話1)

2がこちら(2019年の出来事)
2021-06-17 もしも私が幼稚園児だった頃の母が

さて、ここから本編です。いよいよ登場する、ドラマ『大豆田とわ子』最終回で印象的だったセリフ。
2019年3月に、別の日記サイトに投稿した記事です。

ーーーーー

3、母は私を憎んでいない
“母は私を憎んでいない(元家族の暗い話と救いの話3)[まじめに][機能不全家族]” の続きを読む

もしも私が幼稚園児だった頃の母が(元家族の暗い話と救いの話2)[まじめに][機能不全家族]

(※機能不全家庭での、母親との確執の話なので苦手な方はご遠慮ください)

一つ前の記事にハートをたくさんありがとうございます!ひと晩で100越え!すごい!
最後にまた来週って言ったけどすいませんあれはドラマっぽく言ってみたかっただけですぐ続きをアップしてしまいます。

前回は2018年11月に別サイトに書いた記事をこのブログ向けに手直ししたもの(小ネタを増やしてしまった…)、今回の記事は、その約半年後の2019年3月に書いたものです。

ーーーーー

2、もしも私が幼稚園児だった頃の母が
“もしも私が幼稚園児だった頃の母が(元家族の暗い話と救いの話2)[まじめに][機能不全家族]” の続きを読む

梅仕事、載せそびれていた2019年の写真や、2013年は不妊治療が実った記憶と結びついている話など[2019梅仕事]

今年も2年ぶりに漬けたので、その前に載せそびれていた前回の写真を載せます。それからついでに発掘したので2013年のぶんも。

ーーー
2019梅洗う


2019梅小分け
“梅仕事、載せそびれていた2019年の写真や、2013年は不妊治療が実った記憶と結びついている話など[2019梅仕事]” の続きを読む

[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』最終回、あの内容で明るく終わらせる、って本当に素晴らしい

隣の家族は青く見える(上) (扶桑社文庫)
脚本 中谷 まゆみ
扶桑社
2018-02-25


いつも小ネタが多い当ブログですが、読むのがちょっと疲れるかもしれない、家族とか、不妊とか、そういう重めの話題の時にはタイトルに[真面目に]と入れることにしてみました。ちょっと疲れそうだな〜と思ったらスルーしてくださいませ。

ーーーーー
ーーーーー
えー、先ほどの元彼メルマガ話はいいとして。
いやあ、本当に良いドラマでした!

今回ドラマの中で号泣だったシーンは、やっぱり高畑淳子さん演じるななちゃんのお義母さんが言った言葉でした。

「嬉しいことや楽しいことは誰とでも共有できるけど、辛いことや悲しいことを共有できる、それが夫婦なんじゃないの?」

お、お義母さーーーん!!!・゜・( ゚´Д`)・゜・
( ゚´Д`)・゜・( ゚´Д`)・゜・
・゚・ヽ( ゚´Д`)ノ・゚・

もう……前も思いましたが高畑淳子さんの、明るいおばちゃんキャラが本当に素敵で!
それから…深キョンちゃんの悲しそうな顔がね!?すんごくかわいそうで!!
あのつぶらな瞳がしょんぼりと揺らいで…悲しすぎる!!
もうそんな顔しないでくれーーーー!!!
と思わずにいられませんでした。

あのね、正直、ひとつ前の回までの展開で、ああこのままきっと、この二人は「子供のいない人生」を歩んでいくって流れなんだろうなあ、と思って、なんだか…う〜ん。悲しかったんです。
“[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』最終回、あの内容で明るく終わらせる、って本当に素晴らしい” の続きを読む

[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』、体外受精1回目にトライする回に号泣。そしてあんなお姑さんになりたい。

もうあの~、わかりすぎる!!色々とわかりすぎる!!
ていうか他の家族、近くに住んでる他の女性たちみんな、かたや毒親に育てられて自分に自信が持てない女性(虚栄心の裏にそんな事情があったとは!)、かたやおなじく毒親の元で育って母親になる自信が持てず子供を持たないと決めた女性(こういう人にこそ産んで欲しいなあ)、そして欲しいと願ってもなかなか授からず不妊治療に通ってる女性…。女の博覧会ですね。ドラマの中では、異なる環境の女たちが少しずつわかり合って距離が縮まっていきそうな流れになっていて、ちょっとほっとしたり。現実もそうであってほしいな。

体外受精に向けてホルモン剤を自己注射とか、私もやったな~。
以下、そんなかんじの不妊治療思い出話とドラマの感想。 “[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』、体外受精1回目にトライする回に号泣。そしてあんなお姑さんになりたい。” の続きを読む

[真面目に] [不妊治療あるある] ドラマ『隣の家族は青く見える』で、夫の精子を胸元に入れて運んでいた深キョンに自分を重ねる

隣の家族は青く見える(上) (扶桑社文庫)
脚本 中谷 まゆみ
扶桑社
2018-02-25


あるある!あったあった!
あれをドラマで再現してくれて拍手を送りたい!!
ドラマ『隣の家族は青く見える』第5話で、夫の精子を胸に入れて運んでいた深キョンに拍手!それを描いた脚本家さんに拍手!!

私もやりました~。懐かしいな~と思った。
つい先日もね、20年ぶりくらいに再会した友人も不妊治療経験者とわかって、うちも!やったやった~!と手を取り合ってきたばかりでして。
「夫の精子を容器に入れてさ、運んだよね~毎月病院まで!」と言われて、そうそうそうやったやった!これっくらいのね!けっこう大きいんだよね!

私も胸元に入れて「ふ~じこちゃ~ん」とか言ってたわ!

と友人と笑いあいました。
これをいつか書きたかった!
いつか書きたかったのです「ふ~じこちゃ~ん」。明るい不妊治療ネタ。なにしろ相手はオットくんなのでね、それはもう抱腹絶倒でしたよ。笑いすぎて着床しないわっていう。
こういうことも、目下悩んでいる人にとっては負担だろうか、授かったからって笑い話にできていいよね、と思われてしまうとつらいな…と書きあぐねていたのですが、ドラマをきっかけにちょいちょい書いていけたらなーと思っています。

…ラムちゃんだったっけな?そこはどっちでもいいわ。

以下もうちょっと続き。 “[真面目に] [不妊治療あるある] ドラマ『隣の家族は青く見える』で、夫の精子を胸元に入れて運んでいた深キョンに自分を重ねる” の続きを読む

[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』で思い出した、自分が不妊治療に通い始めた頃のこと。病院選びがまず大事。


あの、のぶみさんの絵本とか歌詞の件では、強い口調で独善的なことを言いすぎたな…と反省しております…ご気分を害した人がいらしたら申し訳ありません。
もうちょっとマイルドに書き直したいとか、もう少し追加であれこれ考えたことを書きたい、と思っていたんですけど何をどう書いたらいいか沼にはまってこねくり回しているうちに時間ばかり経ってしまっているのでその前に、ドラマの勢いに乗って不妊治療のことを書き始めてしまおうかと思います。

また重めの話が続いてすみません。重いなーって方は、軽めのも書いたのでこちらをどうぞ。
February 15, 2018 [不妊治療あるある] ドラマ『隣の家族は青く見える』で、夫の精子を胸に入れて運んでいた深キョンに自分を重ねる

ーーーー
周りで評判が良かったから4話から見てみた、ドラマ『隣の家族は青く見える』、なにこれ超がんばっとる~。不妊治療経験者としては超あるあるでした~。

そうなんだよねえ、タイミングでできなくて人工授精に「ステップアップ」する時、さらにそこから体外受精にステップアップする時ってショックなんですよねえ。生理がくることをね、「リセット」って呼ぶのよね。リセットするたびに絶望的な気持ちになるんですよねえ。

でも女性の身体って本っ当にうまくできていて、リセット、とはよく言ったもので、一度しゃっきりと仕切り直したようになるんですよね、いろんな数値が。面白いなあ~、と通院しながら思っていました。そういう体内のホルモンバランス周期に、月1ペースで、妊娠すると十月十日ペースで、産後も産褥期やら授乳中やらそれぞれの段階で、自分の意思とは無関係なものに引っ張られるようにして過ごすしかない女性という性、について、思いを馳せざるをえない期間でございました。不妊期間中、そして妊娠出産、幼児を育てている今も。

ただ、見ていて思ったのは、ドラマでは3話までの間に色々検査したようだけれど、病院によっては無駄に時間とお金だけかけさせるところもあるので、これから通う人は注意してほしいなーと。
以下、いつか書きたいなーと思っていた、不妊治療の病院、クリニック選びについて、自分が経験したことです。 “[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』で思い出した、自分が不妊治療に通い始めた頃のこと。病院選びがまず大事。” の続きを読む