<不適切にもほどがある! シナリオブック
宮藤官九郎>
はい!ええと、すいません元気にはい!って言っといてなんですが、クドカンドラマ『不適切にもほどがある』に対する批判的レビューです。好きだった人には申し訳ないんですが…いや、面白いところやぐっときたところもあったんだけど…クドカンドラマ好きなだけに辛かった…というお話です。
どうしたって楽しく書けないだろうな…とほぼお蔵入り案件だったのですが、令和うる星やつら記事にちらっと書いたらぜひ読みたいですとお便りをいただいてしまい!ほんとにラジオみたいな様相を呈してきた。そんなのすごく嬉しいじゃないですか!
それに、『虎に翼』とかね!(見てます!)その主題歌『さよーならまたいつか!』で米津玄師さんが米津米津してるとことかね!(聴いてます!横ピース!)それから共同親権法案がとうとう可決されてしまった日には激しく落胆しましたが、ネット上では廃案をめざそう、それが無理でも何とか有効な附帯決議を付けよう!とまだまだ活動してらっしゃる方がたくさんいて。反対署名も20万を超えて!
そういった、難しい題材にとことん真摯に取り組み、かつ素晴らしい作品を作り上げている方々、諦めずに世に訴えようとしている方々がたくさんいることに、とても勇気づけられているこの4月なので、『ふてほど』に関しても、やっぱり黙っていないで書こう、と思うに至ったのでした。
批判的レビューというか、単なる一個人の感想です。「私にとっては笑えなかったし、悲しい気持ちになってしまった…」という。でも、その個人的感想も、黙っていると無いことになってしまう。今回のドラマに対する違和感が、あまりに最近の自分のテーマに重なりすぎているので、沈黙のままにせず書き残しておきたいと思って。それに、好意的でない感想も、共感してくれる人にとっては何かの救いになるかもしれないし。
そんなわけで!前置きが長くなってしまいましたし、本文も9000字越え!と長くなってしまいましたが、アップします。
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