さて先ほど書きました、NHK『チコちゃんに叱られる』で小惑星探査機はやぶさ2。番組内でも紹介されたり、「はやぶさの映画」と言われて一般に思い浮かべるのはたぶん渡辺謙さんや竹内結子さんが出ている、人が出てくるはやぶさの方だと思うのですが、うちの子タローもうすぐ5歳が好きなのは人が出てこないはやぶさです。
今日はそんなうちの子が、はやぶさ上映会でとった行動のお話です。
こちらが人の出てこないはやぶさ、『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』です。
全編フルCGで、はやぶさしか出てこない。はやぶさとイトカワしか出てこない。大きさ比較のためのタンカーとかしか出てこない。あと宇宙。ほぼほぼはやぶさと宇宙しか出てこない。
そしてめっさ良い声の篠田三郎さんのナレーション。元ウルトラマンタロウ役で(余談ですが安野モヨコさんの『監督不行届』で庵野秀明監督クンがレストランで遭遇して大はしゃぎしていたのは西田健さん)、現在もナレーターなどのお仕事で活躍しておられる篠田さんのめっさ渋い声ではやぶさを二人称にして「はやぶさ、きみは…」って淡々と語りかけ続けるっていう。篠田さんがはやぶさに向けて改めて説明する、という形式で、はやぶさのミッションの概要や、はやぶさが宇宙を飛ぶ仕組み、イオンエンジンの構造や、もちろん今回のチコちゃんの正解だった「生命の謎を探るため」という目的についても語られるのですけども。
苦難の連続の場面では「そしてきみは、通信を絶った…」「はやぶさ、答えてくれ…!」「こんな終わりが来るなんて、誰が予測できたろう…」と切々と。泣く。泣くしかない。
あっこれこれ!youtubeに公式予告編があるんだった!
これですこれこれ。
すごい面白いです。
BGMも淡々とした、時に荘厳に盛り上がるオーケストラのストイックな音楽でしょう?
はやぶさがイトカワに着地した瞬間とかね、素晴らしいのですよ?
ですがね?
その瞬間、うちの子がピッと一時停止して
TR「ここ!ここでね?このサンプル回収口から、イトカワのかけらが吸い込まれてね!?」
と興奮気味に解説を加えてくれるので音楽の盛り上がり台無しです。
そもそも着地するまでをハラハラドキドキと盛り上げる場面でも「ここ!ターゲットマーカー!」(TV横に陣取って画面を指差す)うんうん見えてる見えてる。はやぶさがね、着地点を定めるための目印にね、ターゲットマーカーをあらかじめ射出しておいたんだよね。わかってます。もう20回は見てるんでわかってますとも。
“うちの子幼稚園児が『はやぶさ』好きすぎていとこの女の子が半泣きに” の続きを読む