毎年恒例、おせちメモですー。今年は久々にたくさん写真を載せてみる!
何年か前に書いた気がするのですが、最初の頃は「手抜きおせち」とか「なんちゃっておせち」なんて言ってちょいちょい自虐に走ってたけど、そういうのもうやめようと思いまして。年末年始の習慣として自分なりに細々なりとも楽しく作り続けているんだし、何でわざわざ値引きすることがあるのかと。
まあ、ブログ始めた当初の20年前は世間からの自虐文化というか謙遜圧力というかがまだまだ強かったように思うし、自分自身も20代と若かったし、今よりずっとずっと自信がなかった。今も自信がついたわけじゃなく、自信がないままでOKって思えるようになった感じだけど。
試しに一番最初のおせち記事を見てみたら…うっかりパンドラの箱が開いちゃったので!自虐が酷過ぎるのとまた夫婦の暗いアレがまろび出た!ああびっくりした。ミミックか。まったく油断もすきもぶつぶつぶつ。また別日に改めて書くことにしますね!(書くのかい)(書くよ、過去の私と、似たように縮こまっている誰かのために)
さて。
大公開、下ごしらえ中。
これはね、煮しめを作りつつ、お雑煮用の青菜や大根などの野菜を下処理してタッパに小分け冷凍しているところです。正直大根や青菜は冷凍しちゃうとへなへなになるんだけど、この方がラク、なんにも考えずタッパごと前夜に冷蔵庫に移しておいて翌日昼にお椀に入れるだけ、と、育児が始まっててんやわんやになった数年前からやってみている。
けど今年…いやこれも結局大変じゃね!?と気づきつつある。手間変わんなくね!?って。
ここまでやっても、かえって大晦日の仕込みが大変になる上に当日も鶏肉をだしで煮込む手間はかかるんです毎日…あ、昔はだしもちゃんと取ってたの!年に一度は干し椎茸と鰹節からしっかりと!でもそれも美味しいだしパックに替えて簡略化。
うーん来年からは…鶏肉を2日分くらい一気に煮ておくか、大根も切るだけ切って生で小分けに冷蔵しておいて鶏と一緒に煮ればいいか…?大晦日の冷凍ストックは青菜とにんじんだけでいいかな…にんじんはねじり梅作る時のガワで自動的に出るしな。
もうちょっと改良の余地がありそうです。
これ!こんな感じで、最近は大晦日に食べ始めちゃうから、お夕飯としてすぐ食べる分の盛り付けと、タッパ小分け冷凍を一気に。あとチューブゆずは今年初挑戦。んー悪くはないけど…正直あってもなくても…。あのね生の柚子の皮をぴってやって刻んで入れるのが一番香り良くて美味しいのなんてわかってる!そんなのわかってるの!でもうちで柚子好きなの私だけで、私一人のために柚子一個買って使いきれないのが勿体無さすぎてやめたの…皮ぴっぴって楕円形に削いだやつ冷凍ストックとか色々やったけど香り飛んじゃうし使いきれなくてやめたの…。
で、おもちもカビさせた苦い過去があるので(和菓子屋さんで予約しておく保存料なしの美味しいおもち)、大晦日のうちに小分け冷凍。これから煮る生鶏も置かれてるけど。
翌日は解凍した青菜やらをお椀に入れて。椀というより丼。お正月のお雑煮をたっぷり入れるために買った。
私のだけ三つ葉乗せまくり。
鶏もも肉。皮は父と子で奪い合い。
おもちは変わらずフライパンで。蓋をした方が早いけど気をつけないとめっちゃ膨らんでアキラ化。
お雑煮に入れたり、お皿で思い思いに好きなものかけたりかけなかったり(私の白くて味のないもの好きをうちの子は継承しています)
今年特筆すべきは、オットのリクエストで黒みつを手作りしたことでしょうか。めんどくさ!!市販のよくあるやつだとなんか酸っぱいって言うんだもの。え、変な味しなかったけどな、まあ確かに去年のやつだけど。OT「えっ」えっ。別に砂糖だし賞味期限なんてないようなもんだから大丈夫でしょ。OT「でも酸っぱいけど」もともとそういう味なんじゃない?OT「どっちかわからないじゃないか!」めんどくさ!!というわけで初詣のついでに近隣を練り歩いて探したけど同じメーカーのしかなく、オット家ではお母さんが黒砂糖を鍋で煮て作ってたって言うから渋々作ってみたらめんどくさ!煮詰めすぎると固まるしお湯を足したらゆるすぎくなるし!めんどくさ!とギャアギャア言いながら作ったら酸っぱくない!とオットくんの顔は輝いていたし黒糖バターもちは確かに美味しいけどめんどくさかったです。来年以降はどうするかなあー。
あ、あと地味に特筆することもう一つ、梅の抜き型が壊れた!確か実家から持ち出したもの、実家出たの23歳なので実に四半世紀…いや中学くらいの頃から使ってなかった…?35年…?知らんけどそら壊れるわな。むしろよくぞ今まで。そんなわけでヨドバシで注文したところです。来年というか今年の年末は新たな梅よ?一応中学の家庭科で習ったしフリーハンドでもできるんですけど、うちの子のお仕事なんです梅の抜き型でにんじん抜くの。もう少し手先が器用になったらフリーハンドねじり梅も練習しようね楽しいよ。ていうかあひるちゃん48歳、更年期症状で手指がつりやすいので細かい作業が年々つらいんぜ(んぜ?)。震える手首をもう片方の手で掴みながら、教えられるうちに教えなければ…この指先が動くうちに…ッて伝説の陶芸家みたいな気持ちに。いやYouTubeにあるか。
ーーー
関連あひる
■2023-01-20 2022年末〜2023年新年のおせちと仕込み、母のいない年末年始
■2022-01-15 あけまして2022年のご挨拶と、年末年始備忘録(介護の話)
■2021-01-10 2021年、おせちとお雑煮とおもち。6歳うちの子が仕込みの戦力に、ローストビーフは3kg
■2020-01-14 2020年のお正月ごはん(おせち不在!おせち不在!)
■2017-01-25 2017年のおせち 目玉は「伊達巻かず」、2016年の年末は家族旅行
■2016-01-06 2016年のおせち、ローストビーフがびっくりするほど簡単にできた
■January 10, 2012 2012年のおせち、お雑煮
■January 05, 2011:2011年の年越し、省エネおせち
■2010年のおせち的なものたち
■2009年のおせち
■おせち仕込みメモ2008→2009
■2008年のおせちさん
■2007年
■2006年
■2005年
■2003年と2004年のおせち
黒蜜、おいしそうですね。
独特な餅文化で育ってるのですが(20種類以上の食べ方がある)黒蜜はやった事ないです。
でも確かに煮るの大変そう…。
おいしいものって大概作るの大変なのは何故だろう。
我が家もお雑煮のお引き菜(大根・人参・蒟蒻)は大晦日に刻んで下茹でします。
でもそれは雑煮が毎度すぐなくなるので、どんどん作り足す用です(笑)
家庭や地域によりますよね。
読んでてほんと楽しいです。
年始の記事ではご心配下さって、ありがとうございます。
すっかり元気でもりもり食べて、何が出来るか検討中です!
すいません、どうでもいい追記を。
餅がアキラ状態、めっちゃ分かる!
私周辺ではあれを「どーだー」と呼んでます。
思わず歌ってしまう、あの音楽のインパクトよ…。
芸能山城組の「アキラ組曲」というCD、名作ですよ。
持ってたけど津波に持ってかれたー(泣)
k.satさん
20種類以上!!すごい!一体どんな…!?良かったら一例を教えてください!なのに黒蜜は入ってないのですね!
ね、家庭や地域によるし、自分が困ってることや、当たり前と思っていたことにも目から鱗な工夫があったり、逆もあったりして、こういう話楽しいですよね。楽しんで頂けて光栄です!
そしてすっかり元気というのも良かった!嬉しいです…!
それからアキラ化!判って頂けて嬉しー!!芸能山城組のCD、持っていかれてしまいましたか…ううー!
ほんとアキラのインパクトは何だったんでしょうね…すごい…。我が家では金田バイク滑りが好きです。いろんな作品でオマージュされてて。主に自転車で。
分かりやすいのだと、あんこ・ごま・ずんだ・納豆・くるみあたりかな。
珍しいのだと、ふすべ(雉の挽肉とすり下ろしゴボウを醤油・酒で煮る)・しょうが(干し椎茸を生姜のしぼり汁と出汁・醤油で煮て片栗粉でとろみをつける)・沼えび(溜池などで採れる沼えびを酒・塩で炒り煮)・じゅうね(炒りエゴマをすって砂糖・塩で味付け)とか。
今だと多分、地域の限られたお店でしか食べられないと思います。
母の実家がその辺の農家だったので、行く度に出してくれたんですけど、今は作らないだろうなあ。
ちなみに、くるみダレはすり潰して出汁でのばし、砂糖・塩・蜂蜜で調えますが、今は売ってるのを買っちゃいます。
作った方が美味しいのは分かってるんですけどね。
金田のバイク滑り、当時高校生でしたので自転車でやりましたね。
那州雪絵のアキラ同人誌買ったり(爆)
つかフィルムコミックス(懐)持ってたな!
うわー変な扉が開いた!
k.satさん
わああ!ありがとうございます美味しそう!たくさん!雉!!これは無限に食べてしまうやつだ…!
そして金田滑り、自分で!危な!でもやってみたい!
那州雪絵のアキラ同人誌!!??
と検索したら、グリーンウッドの同人誌版もあったのですね!?月光も!?うわー読みたい!!変な扉が!!