また日常回です。
うちの子タロー(仮名)小3、ゲーム大好きだけどすぐイライラしがち。まあまだ子供なのでうまいこと操作できず焦れること多し。それはともかく、その際YouTube実況で覚えたのか「バグ」という言葉を連発しがちで。「バグじゃない!?これバグじゃない!?」とすぐバグのせいにしがち。
そんな我が子にある日、父であるオットくんが改まった口調で。
OT「タロー。バグ、というのは人をなじる言葉なので、気軽に使ってはいけません」
注:オットくん職業プログラマ。
父ちゃんも仕事でやってるからわかるんだけど、純粋なバグ、というものは滅多にないものなんだよ。プログラムを組む人たちはね、バグが出ないよう細心の注意を払って何度も何度も確認して、それをさらに大勢の人で見直して、それから製品として世に送り出しているんだよ。だから、バグがある状態でお客さんの手に届けてしまう、というのは、作り手としてあってはならないことで、そうならないように日々気をつけているんだ。
ましてや今タローがやっているそのゲームは天下の任天堂が出しているものだから、ちょっと操作しただけで再現されるような簡単なバグがそのままになっている可能性はとても低い。
それは本当にバグですか?
再現性はありますか? 検証はされましたか?
されていないようならそれは単にそちらの誤操作ですよね?
だから、操作をしていて何かうまくいかないことがあっても、すぐにバグだバグだ言うのは、作り手に対してとても失礼なことなんだ、ということを覚えておいてほしい。自分の操作ミスである可能性の方が高いのだ、と考えて、色々とやり方を見直したり、試したりしてみてほしいんだ。
そんなようなことを、我が子に切々と訴えるオットくん。
プログラマポエム爆誕の瞬間でございました。
それから数ヶ月経ち、うちの子はゲームがうまくいかない時も、バグという言葉こそあまり使わないようになったような気はするけれど絶対おかしい!絶対おかしい!と相変わらず他責に余念のないことです。父のポエみちっとも効いてへん。
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父ちゃんタロー関連あひる
「俺には高度で専門的な力がある」
■2017-09-21 『96時間』とオットくんと父ちゃんキライ問題
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■2019-06-30 うちの子が世界の真理に気づいてしまった時のオットくんの神対応
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■2020-02-03 父ちゃんキライ問題、うちの子の雄弁な「あっ」
その他もろもろ
■2022-07-06 ラピュタとうちの子とオットくんの指が曲がる
■2015-05-05 オットくんが我が子に絵本を読み聞かせたら
これとっても良い話だけど、うちの子が成長したある日、ダークソウルなどのフロムゲー全部トロコンしてる父のデータを見つけたら、ヒマか、て思うんじゃないだろうか。
■2016-05-23 亡き父はレースゲームの中にいた―「ゴースト」通じて再会した青年