追悼、西城秀樹さん

GOLDEN☆BEST 西城秀樹 シングルコレクション
西城秀樹
ソニー・ミュージックダイレクト
2012-07-18



先月、西城秀樹さんが亡くなられましたね。訃報に際していろいろな追悼記事を読み、脳梗塞のことや、明るく前向きな、テレビのイメージのままの人となりだったことなどを改めて知りました。

子供の頃、そういえば今のうちの子とちょうど同じ年頃の頃、秀樹のこと大好きだったんですよね、私。親から聞いた話もありますが、自分でもなんとなく覚えている。
3歳か4歳くらいの頃、こじんまりとした託児施設みたいなところに通っていて、マンションの一室だったのですがその建物の屋上に大きな広告が出ていて、それがハウスバーモントカレーの秀樹の笑顔で。私は毎朝「ヒデキヒデキー!」と秀樹に向かって走っていたそうです。そんな小さな子にそんなに愛されるヒデキ。毎朝子供がご機嫌で走って行ってくれるなんて親も助かっただろうな、と今自分も親になってみるとしみじみ思ったり。ありがとうヒデキ。心よりご冥福をお祈りします。

関連リンクを貼っておきます。
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うちの子のお誕生日用の数字ろうそくとオットくん


先日うちの子タロー4歳がですね、私が家事をしている横で台所の棚をごしょごしょとあさっているなーと思っていたら、こんなものを出してきまして。
お誕生日ケーキに使った数字ろうそくですね。

TR「もう1歳も4歳も終わったのに、なんでとってあるの?」

んん?それはねえ、14歳のお誕生日にも使えるでしょ?(わりと本気)
タローは14歳になっても父ちゃん母ちゃんと一緒にお祝いしてくれる?

TR「うんいいよ」

マジだな。言質とったで。

TR「父ちゃんも母ちゃんも、ぼくが14歳になってもお祝いしてくれる?」

いいともさー。最近流行りの、こちらの質問を繰り返して聞いてくるタローさんに対しガチで返事する私。絶対だぞ?そんな思春期真っ只中に親とお誕生日パーリィとかほんとにやってくれるんだな?

とかいう会話をしていましたら。
そこへ父ちゃんが通りかかりまして。 “うちの子のお誕生日用の数字ろうそくとオットくん” の続きを読む

うちの子のお弁当に対する、幼稚園の先生のコメントとオットくん

先日は遠足でして。運動会の時と同じく冷食詰め合わせ弁当を作ったので思い出したお弁当ネタです。
この春、3月のね、一年で最後のお弁当の日にですね。うちの子がこんなものを持って帰ってきたのです。




「おかあさん
おいしいおべんとう
いつもありがとう
ございます

タロー(仮名)」

可愛らしいハート型の折り紙に、先生の代筆で(綺麗な字!)。
何これやだもう!泣く!!
こうして冷蔵庫に貼っているわけです。質問しがちなお年頃のうちの子タロー、「どーしてそれ貼ってんの?」と聞いてくるのです。嬉しいからさ!と照れ隠しのためか思わず「坊やだからさ!」みたいな答えを返してしまう母ちゃん(別の恥を晒している感)。
先生によると、園児一人一人に、どんな言葉を伝えたいか聞いて書いてくれたのだそうです。
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うちの子の親への抗議

父ちゃんキライ問題の派生系っぽいお話です。

先日、お昼寝していないお夕飯どき、という幼児にとって眠気と空腹で不機嫌がピークの魔の時間帯のタロー4歳ほやほや、録りだめているNHK『てれび絵本』の『しごとばシリーズ 新幹線運転士』の回が見たい!と号泣、データが多すぎてなかなか見つけてくれない父ちゃんに「違う!」「もっと下!」「ちーがーうー!いきすぎ!!」とキレぎみにスイカ割りをやってる人みたいな指示出しをしつつ、業を煮やすあまりますます号泣しながら、

TR「ソフトクリームとか急に買ってくれなくなっちゃったんでしょ!?」

と難癖をつけはじめました。
これが今のところのタローが想定する最悪の理不尽な出来事なのか。なぜか悪い方へ記憶を改ざんしている。父ちゃんがソフトクリームを買ってくれなかったことなどないというのに。嫌われても嫌われてもなお甘やかしている父だのに。
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うちの子父ちゃんキライ問題、強盗編

タイトルのまんまなんですけど。
『北の国から、初恋』みたいなサブタイトル感ですけど。

そろそろ幼稚園の遠足でしてね、去年は何着て行ったっけな(私が)と、家族親戚田中向けのwebアルバムの去年のデータを見返していましたらば。

iPhoneでスクロールしていましたら。
オットくんがパジャマで仁王立ちしている後ろ姿の写真を指が通り過ぎまして。
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2018年も母の日をありがとう、お花とおてつだい券(1日早く)


母の日は明日ですが、今年は1日早くカーネーションをもらいました。

昼前にオットくんと買い出し散歩に出ていたタローさん、玄関でもしょもしょと靴を脱ぎながら、

TR「母ちゃんにないしょのプレゼントがあるんだよ」

おやなんだろう?
あ、もしかして。
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こいのぼり好きすぎなうちの子と、六本木ミッドタウンの「こいのぼりくぐり」に行ってきました

さーGWも明けましたねみなさまいかがおすごしでしたかおつかれさまでした。わがやは近場にちょいちょい出かけたり、久しぶりの友人が遊びに来てくれたり、オット実家の引越しを控えているので梱包作業に通ったり、のんびり穏やかに過ごせて良い連休でした。

わがやで一番楽しみにしていたGWらしい企画は、六本木は東京ミッドタウンの「巨大こいのぼりくぐり」です。
文字通り、巨大なこいのぼりの中をくぐって遊ぶ。だけ。




うちの子タロー4歳年中さん、こいのぼり大好きなのでぴったりなイベントでした。無料だし、本人大喜びだし、私たちが行った日は前日まで雨だったり強風だったりのせいか人もそんなに多くはなくて、何度もくぐっては写真もたくさん撮れたし。

ただしですね、来年気をつけたいこと。
こいのぼりくぐりは、5月3日からのGW後半数日しかやってませんでした。
今年2018年の話なので来年以降は変わるかもしれませんが。

連休前にイベントについて検索してみたら、六本木ミッドタウンのサイトに「こいのぼりアートは4/20から」みたいに書いてあったから行って来たんです。GW初日の4/28に。そしたらいろんなデザインの小さなこいのぼりがたくさん飾られているエリアがあって、へえ綺麗だね、これを抜けるとこいのぼりくぐり用の大きなのがあるのかな?と思ったらない。ざわ…。改めて検索してよくよくページの情報を確認してみたら、確かに「こいのぼりアートは4月20日から」とある。しかしその次に「こいのぼりくぐりは5月3日から6日まで」ガーン!!超ショック。
今日はやってなかったよタロー…母ちゃん間違えちゃった…ちょっと泣きそうなうちの子!ごめんよ!迂闊な母でごめんよー!!
その後もう一度行きましたとも!わざわざ六本木まで!1週間後にもういっかい!!
そして雨天荒天中止とのことだったので、二度目に行く前には念のためミッドタウンに電話かけて確認しました。来年も気をつけようと思います。勇んで行っても中止だと悲しい。

2018年のミッドタウンこいのぼりイベントのページ。
MIDTOWN OPEN THE PARK 2018 | イベント | 東京ミッドタウン

何人ものスタッフさんが中に入って、強風で煽られそうになるのを支えていました。立ちっぱなしで大変だったろうな…おつかれさまでした!楽しかったです!

以下はただ、うちの子がこいのぼりが好きってだけのお話です。
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「いい子に育てましたね」

先日、子供と2人で電車で出かけた帰り道のこと。

優先席の前に立っていたら、目の前の席があきまして。
その日は立っていたかったらしくうちの子タロー4歳しばらく座らず、だけど揺れるたびにすごくよろけるので空いた席に私が座って、タローを膝の上に乗っけたら。
その様子をにこにこ見ていてくださった隣のご老人が、

「いい子に育てましたね」

あっありがとうございます!?
ちょっと面食らいつつも、答えながら泣くかと思いました。
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本当に哀しい『うらしまたろう』[絵本の話]

お、こんなまとめを見かけたので、ちょうどいつか書きたいなと思っていた、『うらしまたろう』の謎について。
前から書きたいなーと思っていた、「絵本をガチで語ってみる」的エントリです。

浦島太郎って理不尽な話だと思うんだけど | 2ちゃんねるスレッドまとめブログ – アルファルファモザイク

1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします2018/04/20(金) 03:53:47.912ID:ElpeXJ4d0.net

あれなんとかなんないの?

亀を助けたのに、ちょっと竜宮城に長居しただけで、
娑婆では親も知り合いも誰も居なくなってて何百年も経ってて、
んでもって老人にされた太郎は踏んだり蹴ったりだろう?


ですよねー。私もそう思っていました。これを読むまでは。




時田史郎 再話
秋野不矩 絵
福音館書店
1974-03-25

古典物語の絵本を買う時は、基本一番古いものを選ぶようにしています。『うらしまたろう』では福音館書店のこちらがたぶん一番古い。

amazonレビューで、「美しい絵がとても雄弁」「お馴染みの浦島太郎の昔話がこんなに心に余韻を残す物語だったとは」などと書かれているなあ、とは思っていたのですが、確かに手にとって読んでみるとその通りでした。
絵の美しいこと!そしてそれを支える、平易でありながら美しい言葉遣いで語られる、オーソドックスな物語。
両方にとても引き込まれて、この物語の持つ哀しさが、描かれている冬の海の侘しさのように、しんしんと胸に入ってきてですね…

以下、あくまで私の解釈なのですが、『うらしまたろう』が思っていたよりもずっとずっと哀しい物語だった、というお話です。
乙姫が浦島太郎に「玉手箱」を渡したのはなぜなのか。
色々なバージョンのあるお話ですが、時田史郎さん再話、秋野不矩さん絵、福音館書店1974年発行の絵本を読んでの感想です。 “本当に哀しい『うらしまたろう』[絵本の話]” の続きを読む