ハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見た

ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)
スカーレット ヨハンソン
2017-06-23


年末の話ですが、さっきのハリウッド『銃夢』のついでに蔵出し。
オットが借りてきていておもむろに再生を始めたのでそのまま見ました。以下、思ったことを書く。

スカーレットヨハンソンは思ったより少佐だった。
でもそれは田中敦子がいい仕事してたおかげかも。

あ、もちろん日本語吹き替え版で見たんですけどね?時間がないので字幕版はノータッチ。
自分にとって攻殻は「笑い男」シリーズなので、あのビシッと揺るぎない少佐のイメージからすると、スカーレット少佐の表情はわりと思春期のように揺れ惑っていた(ストーリー上もそういう設定でしたし)。

で、そこに、田中敦子さんがいつもの少佐らしいクールな声の中に、スカーレットの演技にあわせた不安げな要素を実に絶妙な塩梅で織り込んでいたので(ソムリエか)、スカーレットの見た目と攻殻の「少佐」というキャラクターのイメージを違和感なく繋げてくれました。あれですよね、義体(スカーレット)とゴースト(「少佐」というキャラクター)がしっくりきてた感。いや田中敦子さんいい仕事してらした。歴代攻殻映像作品の中でもかなりの出来栄えではないかと(ボジョレーヌーヴォーか)。

そこにはおそらく、白人女優に決まったことで批判があったりしましたが、日本の作品で日本人という設定ではあるけれどぶっちゃけアニメで超美形に描いてあるから生身の美形の白人女優さんがやってて人種差別的な是非はともかく少なくとも見た目は違和感少ないよね、平均的に平坦な顔立ちのアジア女性が演じるよりは、というのもあったのかなとか。柴咲コウとかだったら違和感少なかったかな。でも声は田中敦子さんにやってほしい。たけしも吹き変えれば良かったのに。

で、バトーです。
バトーさんには最後まで違和感ありまくりでした。声が浮いてる。アキオの重厚感を全然受け止めきれていない感がいなめない俳優さん。ごめんね。でもこの人からこの声は出ないよね。

OT「セガールなら違和感なかったのか」

セガール!!
ほんとだね!セガールがいるじゃないか。てかなんでセガールじゃないの?
そこからバトーさんがなぜセガールじゃないのかが見ている間中気になって仕方がなかった。隣のオットに「なんでセガールじゃないの?」って4回くらい聞いた。誰か視界ハックしてそこだけセガールにして欲しかった。でもセガールだとフンフンフンで終わっちゃうから物語にならないか。少佐いらないか。

まだ続く。 “ハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見た” の続きを読む

ハリウッド版『銃夢』ようやく予告編が公開されるも主人公の目が巨大すぎて不気味

えええ…

キモ。
キンモー。

OT「( ´_ゝ`)」

検索してみたら、「巨大な目は漫画文化への敬意」ってタイトル見て、

OT「プフッ( ´_ゝ`)」

プフッてなった。オットプフッてなった。

実写「銃夢」巨大な目は漫画文化への敬意 ハリウッド版監督語る – シネマトゥデイ

ローサ・サラザール演じるアリタの目が、アニメ風の巨大なものであったことから、一部のファンから違和感を訴える声が上がった。

 この大きな目についてロドリゲス監督は、「ジム(キャメロン監督)が意図したことだ、彼は、僕らが慣れ親しんできた漫画の目を、写実的に見せたいと考えていたんだ」と説明。また、「僕らとしても、漫画の伝統を尊重し、普通の人間の隣に彼女が立っている姿を見たかった」と原作、さらに日本の漫画文化へのリスペクがあったことを明かした。

 さらにロドリゲス監督は「彼女がなぜああなったのか、それは映画を観てもらえればわかる」と説明。「もし、瞳を魂の窓ととらえるなら、僕らには、とても大きな窓があるってことになる。みんなも、そこに多くのものを見ることになるだろう。特にエモーショナルな場面では、神秘的で印象的なものになる。きっと魅了されることになるよ!」と自信をのぞかせている。

うむ。この手の制作側のドヤ顔って大抵残念な結果に終わりがちですが…ファイナルファンタジーのフルCGアニメを思い出したよ…(後述)
しかし手の造形とかはいいなあ。最後のザパンとの取っ組み合いは動きがいかにもCGぽくてぎこちないけどアクション全部この調子なのか!?重さを感じないぞ!?

さあ…『銃夢』はどうなのか!『寄生獣』で傷ついたあひるちゃんの心を、「芽が……」みたいな感じで再生してくれるのか!?イドがね、ガリィにね、プレゼントしたね!花言葉は、優しい思い出……
って感じに!希望を持たせてくれるのか!?
それともハチマキみたいに「絶望も希望も、全部俺のもんだァ!!」って絶叫することになンのか!?
(のちに原作あたってみたら「孤独も苦痛も、不安も後悔も」でした。ハチマキの独白ね。原作では絞り出すようなぼそぼそしゃべりで、アニメでは絶叫でした。どちらもよし)

あと、『シン・シティ』の監督なんですね、ロドリゲス。あれは『銃夢』より『灰者』に近い、モノクロのダークな世界観だったな。あのまんまいってくれるならちょっと期待できるかも。でもシン・シティだいぶ忘れてるから今度見直すか。

『灰者』の方は一言一句の勢いで覚えてます。大好きだった。短編10本挙げろって言われたら入れる。

灰者 (イブニングコミックス)
木城ゆきと
講談社
2014-07-25



おお、Kindle版ある。汝、この世にて生くるべし!!
もうさ、これをネットフリックスとかで完全再現したらいんじゃね?
シャフト向いてるよシャフト!影絵みたいな絵だし!がんばって!!

以下、リンク集など。 “ハリウッド版『銃夢』ようやく予告編が公開されるも主人公の目が巨大すぎて不気味” の続きを読む

[真面目に] 絵本作家のぶみ『あたしおかあさんだから』『ママがおばけになっちゃった』などなどについて思った、”感動”を押し付けることへの違和感

少し前から炎上騒ぎを巻き起こしているこの案件について、色々と思うところはありつつも、しっかり書く時間がないなあと思い、リンク紹介にとどめるつもりだったのですが途中からどんどん重めの内容かつ常々嫌だと思ってきた価値観の押し付けや無自覚な感動強要などに対し全否定モードになってしまいましたすみません。
でも勢いでアップしてしまいます。

えー重いの読むのあれだなーって方はこちらの小ネタへどぞー。

February 09, 2018 #あたしおかあさんだから の歌詞を読んで騒然となる新井素子クラスタ

さて。
『ママがおばけに』も数年前話題になった時にwebで読んでみて、ふーんと思ってそのままでした。子供のためじゃなく親が泣くための本だな、うちの本棚には置かないな、で終了。

ただその後、今回の『おかあさんだから』の騒動で知ったのですが、もっと他にもとんでもない絵本をたくさん出してるんですねこの人…

何が問題って作者さん本人よりも、こういう本を「良い話だ、読むべきだ」と子供に読み聞かせてしまう大人の浅はかさを憂うべきだと思いました。

また、忘れちゃいけないのは、こういうものに感動して泣けてしまうくらい、世のお母さんたちは追い詰められている、ということだとも思います。誰もねぎらってくれない。肯定してくれない。どこへいっても肩身が狭い。だからこんなものにすがりついてしまうんだと思う。二分の一成人式とかもそう。

色々検索した中でたどりついた、作者さんへのインタビュー記事。これを読んで、あーご本人がだいぶ闇の深い人なんだな、と思いました。

情熱大陸の舞台ウラ! 絵本作家のぶみ 【ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビューVol.1】|ウーマンエキサイト(1/3)

のぶみ─情熱大陸のインタビュー中にお母さんの口からは信じられない言葉が出てきました。「のぶみは小学生のとき、みんなと仲が良くて、友達がいっぱい居て…」と話しはじめたんだよね。 違う人の話でもしてるのか? って思うくらい。(笑)

のぶみ─「お母さん何言ってるの!?」僕がいじめられていたことや、悪さをしていたことをいくら話しても「あなたは忘れているの。」の一点張り。撮影現場は、変な空気になってしまいました。

撮影後、お母さんからメールが届いた。「テレビでいろんな人に知ってもらうのに、のぶみのマイナスイメージな面を見せたくなかった。だから、いじめられていたことや、悪さをしていたことを隠したかったのよ」と。

それを聞いて、今まで「あなたは良い子だから」と言われていた意味がわかった気がした。お母さんの中で、悪かった僕はいなかったことにしたかったんだ‥と。

うーん。
なのでというか何というか、この人の個人的なお母様との軋轢みたいなものを見せられているだけ、と思えば、無関係な他の人たちが動揺したり憤ったりすることじゃないな、と。励まされる人はもらっとけばいいんじゃないですかね、と。

それよりも、問題はそれを安易に「良い話」として子供たちに押し付けようとする大人たちの感覚だよな、と思いました。おそらくは善意で。だからタチが悪い。
“[真面目に] 絵本作家のぶみ『あたしおかあさんだから』『ママがおばけになっちゃった』などなどについて思った、”感動”を押し付けることへの違和感” の続きを読む

フルCGアニメーションの限界に挑戦!TVアニメ『宝石の国』


オットもCG業界の人だし、オットからこういうリンクが送られてくることもあるし、ブログに書く時間取れないかもしれないしとりあえず私信で送っておいたのです。すごく面白かったです。

フルCGアニメーションの限界に挑戦!TVアニメ『宝石の国』スタッフが語る、かつてない意欲作ができ上がるまで(1) | デザイン情報サイト[JDN]

そうしたらオット、

OT「『宝石の国』結局、数話しか見てないんだよね」

ええええ!?なんてもったいない!!!
あれはなかなか、原作の空気感とCGが奇跡的に融合した、稀有で幸せな作品だと思うよ?

OT「まあでも、ポリピクとかに比べると絵も若干硬いじゃん」

表情とかってことね?
ポリピクって『亜人』とかのでしょう?
言いたいことはわかる気がするけど、こう、亜人との一番の違いって、亜人は言っても人間、生き物が主軸だったからどうしたって原作の肉感的な絵と比べるとCGの不自然さが目についちゃったけど、『宝石の国』はさ、そもそも原作のキャラが鉱物だから、たとえば膝をついたり手をついたりすると「カチン」とこう、硬い音がするのよ。そういうところとか、あとそのインタビューにも書いてあるけど「実は首から下の身体はすべてのキャラが同一」という原作設定とかもあって、すごくCG向きの作品だったんだと思うのね。

それをわかってて、スタッフも原作外の動きを思いっきり付けたりしていてそこがまたCGアニメならではのセル画を超越した点を多々生んでいてですね。

絶対二期来るし。
見とけ?今のうちに。作業用BGMには向かないと思う。しっかり動きを楽しんでおけ。動きと音と光、色ね。

って思いました。
以上、家庭内アニオタ語り、しかも子供と3人でお風呂に入りながらの会話をほぼほぼ再現してお送りしました。

前書いた記事。
October 17, 2017 2017年秋アニメドラマ、『宝石の国』面白いです

そういう私も原作未読なんですが、これって難しいところだなあ…オノナツメみたいに、原作を読んじゃうとそっちのなんというか、絵の味がありすぎて行間の語られない情報量の多さにやられてアニメが楽しめなくなるタイプな気がして。


Perfumeの紅白と、東京/NY/ロンドンの3拠点遠隔パフォーマンスとか

Perfumeの2017年紅白のパフォーマンスが「すごすぎて伝わらない」と話題になってましたが、その前に東京/NY/ロンドンの3拠点遠隔パフォーマンスの話を下書きから引っ張り出してみます。

Perfume、東京/NY/ロンドンの3拠点に分かれて、遠隔のパフォーマンスを披露『FUTURE-EXPERIMENT VOL.1 距離をなくせ。』 | ギズモード・ジャパン

【イベントレポート】Perfumeの3人が世界3都市で同時にダンス、1万km離れてもタイムラグなくシンクロ(写真5枚 / 動画あり) – 音楽ナタリー

これはこれですごい。すごくなさそうに見えるところがきっとすごい。さらりと。
で、紅白。 “Perfumeの紅白と、東京/NY/ロンドンの3拠点遠隔パフォーマンスとか” の続きを読む

Wikipedia文学リンク集、地方病 (日本住血吸虫症)など

ある日オットくんから「Wikipedia文学すごいな」って送られてきました。
どなたかのツイート「Wikipedia三大文学の一つとして有名な『地方病 (日本住血吸虫症)』の執筆者の新作が来てた」とセットで。

八丈小島のマレー糸状虫症 – Wikipedia

まだ読んでないんですが、オットが読破するのに「普通に1時間かかった」って言ってたのでお時間あるときにどうぞ。
元ツイートの日本住血吸虫症は以前読んだことがあったのですが、それと同じ人が書いてらっしゃるとか!ていうかそんな引き方がWikipediaにあるとは!

どういうことなんかな、と、ページ最後の方の「編集者」のとこを見てみたらですね。
あれっiPhoneだとページ最後に「最終編集:」と編集者のお名前とリンクが表示されてたんだけど、PCだとわかりづらいな…ページ上部の「履歴表示」から辿るといいのかな?

利用者:さかおり – Wikipedia

さかおりさん、すごすぎます!!これ順番に読んでいけばokじゃないか!?面白い読み物の源泉発見。

で、オットくんが読んだことないって言ってたのでこちらもリンク貼っておきますね。

地方病 (日本住血吸虫症) – Wikipedia

上の二つはプロジェクトX的な緊迫感と、最後は爽やかな読後感(オット談)なので時間泥棒な点にのみ留意すればよろしいかと思います。年末年始のおひまな時にでもどうぞ。
「Wikipedia三大文学」に関しては、諸説あるようです。やはり読み応えがあるものは大きな事件事故だったりするので、凄惨な話が多かったり。以下、その手のものも含めてちょっとリンクメモを作っておきます。よしながふみ『大奥』の医療編クライマックスを思い起こさせるような、手に汗握る展開だった気がします。

しかしこっからは内容的にもスーパーナイトメア。新井英樹とか(まだ言ってる)ゾンビとか嗜んでいる私もドン引きです。やはり現実さんが一番えげつないよ…。

「Wikipedia三大文学」が何なのかに関しては、諸説あるようです。やはり読み応えがあるものは大きな事件事故だったりするので、凄惨な話が多かったり…。

以下、その手のものも含めてちょっとリンクメモを作っておきます。リンク先の内容は閲覧注意ですのでご注意ください。 “Wikipedia文学リンク集、地方病 (日本住血吸虫症)など” の続きを読む

究極の手仕事感がすごい!ストップモーションアニメ映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

友人が「吹き替えで観てきた!田中敦子さんが良かった!」と書いていて、何(ガタッ)と上映館を調べてみたら、都内では吹替終了してるっぽい!もう字幕版しかない!

諦めて追加上映がかかるのを待つか、DVDかなあ…

メイキングがまたすごい!手仕事感!!

本編の予告編も。 “究極の手仕事感がすごい!ストップモーションアニメ映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』” の続きを読む

研究者における「私はこの分野に関して素人なのですが」に震えるひとたち多数

情報処理学会LINEスタンプにある「この分野は素人なのですが」は界隈にとって『恐怖の権化』 震えるひとたち多数確認 – Togetterまとめ


あれですね。「〇〇を語らせると長くなりますよ?」と好対照ですね。
恥ずかしい!ひけらかし感が恥ずかしい!!長く喋れることがかっこいいと思ってた自分恥ずかしい!短くまとめろ!(ほんとなもー)
以下、関連リンク。

“研究者における「私はこの分野に関して素人なのですが」に震えるひとたち多数” の続きを読む

『バイオハザード7』クリア後、「ファミパン」の意味を検索して吹いた(ネタバレあり)



先ほど書きましたバイオ7をVRでやったよ記事。
その後クリアしてから検索してみたリンク先まとめです。ややネタバレありです。
クリア後、最後の方でストーリーが分岐するっぽかったので一応検索して進め方を確認してみたのです。そしたらネット上の皆さん息をするように「ファミパン親父」とか「ファミパン一家」って書いている。攻略の仕方はわかったけどファミパンがわからない。なんなんだろう??と検索してみたら…、
(以下、ネタバレ)

“『バイオハザード7』クリア後、「ファミパン」の意味を検索して吹いた(ネタバレあり)” の続きを読む