<さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅ー 4Kリマスター版 Blu-ray>
はいまただいぶ間が空いてしまいましてすみません元気ですいや嘘元気じゃなかったすいません寝込んでた。ずっとじゃないけど。えっとですね、旅行に行っておりまして。一週間ほど。長い。海外へ。遠い。オット家の次男(オット弟)家族が住むアジア諸国まで。そいでその準備のために、主にお子に。お子に宿題をやっていただくために多大なる労力を割きまくっておりまして。そいで行ったら行ったでお子に。お子に色々労力を割き。ほぼ接待。接待旅行か。それ出張やん。で帰国してご家族仲良く段違いで発熱して寝込み。コロナは陰性でしたし段違いだったおかげで動ける大人が動けて良かったけども。やっと…やっと動けるようになってやっと洗濯物など諸々片付けまくって一息ついているところでございまして。
旅行中に思ったことなども後で書くつもりですが、書き溜めてあった記事から出していこうかと。ちょうど旅繋がりで999。
言ってもタイトルがすべてなんですけどね?
しばらく前の話ですが、これをね?観に行きまして。親子3人、うちの子タロー当時7歳小2(って2年も前か)とオットくんと一緒に。
■「さよなら銀河鉄道999」ドルビーシネマ版が全国7館にて本日より公開! – GAME Watch
劇場は推定50代60代の、メーテルと松本零士先生に青春を捧げたような方々でまあまあの混雑で。
そんな中、メーテルの大きなポスターを見たうちの子が、いつも静かな子なのにこんな時に限ってまあまあの混雑に負けないようなハキハキした声で、
TR「ねえねえ母ちゃん?母ちゃんはメーテルに似てるって言われたことあるんでしょう?」
そっそうだけど!?確かに言われたことあるけど今ここ世界中で一番それ言われたらいたたまれない場所だから!!ヤメテね!?
とうちの子の背丈まで屈んで低めの早口で伝えました。なんの罰ゲームですか神よ。世界で一番厳しい審美眼のガチ勢しかおらんからマジで。やめてさしあげて全員不幸。
あひるちゃん身長170cmなので、確かに昔言われたことはあるのです。メーテルみたいって。高校の頃ね。
しかしそれはどちらかというと私がメーテルのように謎めいて魅力的で宇宙で一番美しい身体を持っているとかそういうことではなくてですね。たぶんもうみんな知ってると思うけど。あひるちゃん長年読んでくださってる皆様におかれてはあひるちゃんと一面識もないとしてもえっあひるちゃんそんなキャラじゃないよね?って思ってくださっていると思うんですけど。果たしてその通りです。あなた様の認識は正しい。
高校の時、私自分より10cm背が低い男の子と付き合ってたから。
だからメーテルです。
誰が上手いこと言えとほんまに。
しかも鉄郎は劇場版じゃなくアニメ版の方ねカッコ笑い、とそんなに親しくもなかったクラスメイトから面と向かって言われて、高校生で人の顔色ばかり伺って嫌われるのが怖かったはずのわたくしは隠しもせずにムッとした顔を見せたものです。まあまあかっこええやん17歳のあひるちゃん。自分でアニメ版の方だなと思うのと他人から半笑いで言われるのとではわけが違うから。アニメ版の鉄郎バカにすんなカワイイだろ。
映画を観終わってロビーに出てきて、また大きなポスターをしげしげ見ているうちの子、今度はちょっと小さめの声で「確かにちょっと母ちゃんに似てるとこあったかも」と言ってくれました。あらありがとうねえ、そうだったかい?(反応が母親通り越して祖母)こんなアニメ史上に燦然と輝くファムファタールに似ているとは光栄な。でもね、母ちゃんがメーテルに似てるって言われたのは、どちらかというとその高校の時に母ちゃんが鉄郎みたいな背の小さい男の子と仲良かったから、それで2人はメーテルと鉄郎みたいだねって言われたので、母ちゃん単体がメーテルに似てるって言われたわけじゃないんだよ、とつい真実ベースで説明をしてしまいました。
うちの子、もう一度メーテルを見てから私を見上げて、
TR「ふうん。…でもやっぱりちょっと似てるよ?」
あらまあありがとうねえ(祖母)。
しかしそれではうちの子にとっては…あれじゃないですか。作品内で、メーテルは鉄郎の母に似てるわけで。そんなメーテルに似た母を持つうちの子にとっても、メーテルは母に似ているってえ寸法で(メーテルはそんな江戸っ子みたいな喋り方せん)。こう、入れ子状態に。現実と虚構のマトリョーシカ現象が。
大人になって改めて観るに、999の鉄郎、というかおそらく作者である松本零士先生が作品に込めたであろう女性観とか、母性信仰というか、母親への慕情のようなもの、を持ったまま大人になっている主人公…鉄郎はまだ少年だけども、そんな鉄郎の目線で進行していく物語が、母ちゃんメーテルにちょっと似てると仰るうちの子の中でどんなふうに処理されるのかなーと。
母ちゃんこういう人間やからね、そもそもその手の母性信仰嫌いだし。嫌いですし(2回も)。なんなら大嫌いですし(名前を言ってはいけない例のあの絵本作家も)。何度でも言うしカッコから出てきても言うけど。女に幻想いだいてちゃロクなことにならんし、相手に失礼だからおやめろください、とか言いたくなってしまうけど。
言わなかったですようちの子に直接は。数年もすれば忘れてるだろうし。たおやかな池田昌子さんの声で美しく彩られ、常にソフトフォーカスで儚げで憂いを帯びた松本零士美女と似てると思ってくれるくらい母ちゃん大好きな時期なんてとても短いことは知っておりますし。私という存在は青春の日の幻影ならぬ幼年期の幻影。おや、まるで本当にメーテルになった気分だな。
なんて思っていたものだから、チャイルド用のクッションの上に座ってもまだ周りの大人より頭ひとつ低い位置にあるうちの子の小さなシルエットの隣の座席で、エンディングの名曲『SAYONARA』が殊更に沁みました。
Carefully feeling your way
You’re getting stronger each day
How can I find words to say
I‘ll miss you
どうなのかな。寂しくなるのだろうか。今のところお子に労力割きすぎなので、自分のことだけに時間を使える時期が巡ってくるのを心待ちにしているけれども。それとこれとは別かも知らんけど。
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以下リンク。
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この曲な、メアリーマッグレガーさんの『SAYONARA』にはなあ…小池田マヤ先生の『…すぎなレボリューション』でもやられたのよ!!とんでもなくイイところでかかるのよ!歌詞が切々とコマに載せられていくんですけども。もう無理これすべての漫画通しても上位にラインクインする名場面…。
突然申し訳有りません
思わずこちらからコメントを。(^.^)
ブロガーイベントで、あひるさんに初めてお会いした時の第一印象が
「この方、メーテルみたい!!」
でした。
外見はまさに、私のイメージの中のメーテルです。🌹
息子さんも、恐らく『メーテルに似てるな〜』とかなり強く思われたのでしょうね♪
息子さんの感想、凄く良く分かりますし、激しく同感です。(^.^)
なので、思わずコメントしたくなってしまいました。(^^
息子さんが成長された時、少年の日の思い出のなかで、「幼い時、お母さんと一緒に観た映画のヒロインが、自分の母親とそっくりな人だったな…。」という思い出が、しっかりとプラスされましたね。(^_^)
よぞらさん
あらっまあ!!お久しぶりですそしてそんな〜!光栄ですありがとうございます!!ひゃ〜!メーテルはひゃ〜とか言わないと思うのですが!でも言ってるとこ想像するとかわいいかも…
少年の日の幻影をあんまり壊さないよう、精進して参ります。
ほんとにありがとうございましたー!内容もさることながら、コメント頂けたこともとっても嬉しいです!