巨大迷路でコンプリート魂が炸裂して1時間半さまよった私たち(オットとうちの子大活躍)

ハムナプトラ2/黄金のピラミッド [Blu-ray]

ピクミンブルームでオットくんがコンプリートにこだわっていた記事で思い出した、一家でコンプリートにこだわってしまったお話をお送りします。ハムナプトラもびっくりの一家冒険譚が爆誕しました(ん?ハムナプトラってもしかしてマイナー?みんな知らない?)。

去年2021年の感染状況がもっと落ち着いていた時期に、オット弟妹たちと3世帯で旅行にいったのですね。その時訪れたのが栃木県のツインリンクもてぎで。
その中にあった巨大迷路イタダキ。

迷宮森殿 ITADAKI|ツインリンクもてぎ


これこれこんなかんじでした!
最初にね、入る時に。入り口に「所要時間40〜60分」って書かれてたんですよ。えっけっこう長いね、と思ったけども。

我々一家、脱出までにたっぷり1時間半かかりました。

しかも、入る前にえっ40〜60分ってそんなかかる?さらっと流せばもっと早く出てこれるよねきっと、と。
そんなふうに思っていた時期がありました…。
うちの子タロー氏7歳が早くこれ行きたい行きたいずっと言ってて、園内で別行動していた弟妹家族との合流を待ちきれずごねごねするので(子供たちそれぞれに興味が違うし我慢もきかないから別行動しがち。子連れあるある)、もうじゃあ先に様子見てこようか、あとでまたみんなで来る時案内してあげようね、ということになり。弟妹家族にも「先に入ってるね〜」と連絡しまして。

まさかその後1時間半も彷徨うことになろうとは…。

大変だったポイントを列挙します。

◆スタンプが14個も!
このイタダキって、普通の巨大迷路と違うところは要所要所にスタンプが設置してあって、スタンプラリーにもなってるんですね。しかもそのスタンプが多い!14個もある!迷路の中を14箇所見つけながら進まないといけないってけっこうハード。

◆大人の体格にはキツい仕掛けがいっぱい!
ただ平面の迷路じゃない。立体的!5階まである。いろんな仕掛けをくぐったり登ったりさせられまくるんですけど基本子供向けだからどれも狭い!低い!大人の体格でやらされるのマジきつい。予想外のしんどさでした。あひるちゃん夫妻もう40後半だからね!?脚とか腰とか酷使したくないの!傷めたら深刻だから!

◆出たら戻れない!
誤算でした。わりと容赦なかった。クイズで分かれ道とかがありましてね。動物クイズだったの。しかもけっこうマニアックな。この迷路の森の中にはいろんな動物や昆虫が住んでるよって体になっていて、アリとかダンゴムシの巨大な置物があったりするのです。我々も虫サイズになって迷い込んだ的な設定なのね。それで生物の豆知識なんかもあちこちに書かれていてお勉強にもなる的なね。お子さん連れが多いからね。お得感大事よね。
で、その分かれ道のクイズはほにゃららリス(正式名称忘れた)が食べたどんぐりはどっち?みたいなので。えっ全然わかんない。どうするオットくん、検索する?

OT「んーいんじゃない?こっちじゃん?(適当)」

まあそうね、間違えたからって特にどうってこともないだろ、ちょっと遠回りさせられる程度だろ。
と思っていた時期がありました…。
そのまま間違った答の扉を開いて進んだら、残念だったな!みたいないじわるな小人たちの人形が並んでいて、すんごい簡素なめっちゃ裏口、通用口?みたいな扉がぽつんとあって。えっこれもしかしてほんとにあかんやつ??と、そっと開けて伺ってみたらほんとに出入り口のすぐ横。もう迷路の外。すぐそこで係員さんが次の入場者に説明したりしてる。えっこれ…たぶん出たら戻れないやつじゃん…。

この時点で、入場してからすでに30分が経過していました。
スタンプなんてまだ3〜4個しか集まってない。

このあたりで我々は気付きましたよね。あ、これさらっと流せばすぐ出てこれるとかじゃないやつだ…ガチで攻略しないとまともにクリアできないやつ。
(その後、踏破してから入り口に戻って係員さんに「あの、さっきそこの扉から出そうになっちゃったんですけど…あそこから出てたらまた最初からやり直しで、もっかい800円かかるんですか…?」と確認したら「そうなんですよ〜」とのことでした…ガチなやつだ!)

そこであひる一家エンジンかかる。
あかん!こっから出たらゲームオーバーだ!戻れ!と扉から出ずに降りてきた階段を引き返し、ひとつ手前の扉まで戻ってみたらなんと扉が一方通行!さっき開いたのにこっちからは開かない!ドアノブがないの!さっきはあったのに!そしてロックがかかってて、向こう側のドアノブを回さないと開かない仕組みになってるの!えっそこまで本格的に!?なんてことだー!えっマジでまた800円!?(お金が惜しいあひるちゃん)いやお金はともかく(惜しいけど)すでに30分彷徨ってくぐったりまたいだりして46歳ヘトヘトよ!また入るのヤダし!

OT「次にクイズで間違えた人が開けてくれるまで待とう」

なるほど!
扉の前でしばし待つ我々。ほどなくして、見知らぬ姉妹とお父さんのご一家が開けてくれまして。あのっ!こっち間違った道で、進むと戻れないですよ…!とつい声をかける私。えっほんとですか!?ここ初めて通りますか?ハイ…!(けっこう皆さん迷いまくって行ったり来たりしていて、すれ違い様の聞きかじりで「ここさっきも通った!」とか「あっちに戻ろう!」とか言ってる人多かったのです。そして漂うやべえなここガチかよ感…)この扉も閉まるとこっちからは開けられないんですよ、じゃあここ開けて待ってるので、この先見るだけ見てきな?(と可愛い姉妹たちに)小人たちがしゃべってるからね、ウン!と見知らぬご家族との連携連帯が生まれたりなどしつつ、無事一方通行の扉をクリアして迷路攻略に戻る我々。

その後、また何度も一通の扉に当たったのですが…ある時。
はっ!!タロー!!

タローの手ならこの隙間から向こう側のノブを回せるんじゃない!?

ピヨっとまたたくタローの瞳!!
さっと扉に組み付き、木が粗く組まれた隙間から小さな手を差し入れて、反対側のドアノブを回して見事一通の扉を開け放つタロー!!
おおおおーー!!なにこれハムナプトラでありそうなやつううーー!!!(またハムナプトラ)大人には通れないダクトの中とかを子供が潜って活路を見出すやつ!!
現実にこんな展開を体験できるとはー!!
やったなタロさんすごーい!!これでもう一通の扉があってもへっちゃらだ!!イエー!!ハイタッチ!!ぴょんぴょん跳ねるタロー!!

あひる一家テンションぶち上がり。
こんなにも盛り上がったことがここ数年あっただろうか。どうかな?どうだろう(佐々木倫子み)。

さらに突き進むと…屋上っぽいとこに出た!蜘蛛の巣っぽい網をえっほえっほとよじ登る。さっきまで狭い迷路の中をうろうろしていたので、いきなり空のインパクト。鐘とかあるし。皆さんカランコロン鳴らして、そして滑り台を滑り降りて外に出ていく。
えっこれでクリアなの??
あれ?でもまだスタンプ半分くらいしか集まってない…通れてない道がまだまだあるってことだよね?

OT「確かに行ってないとこけっこうあるね」

ね。オットくんもあひるちゃんもゲームやる時はマップを全部埋めるタイプです。分かれ道があると、なんかイベント起こりそうな方へはあえて進まず、先に何も起こらなそうな方へ行く。そして何も起こらないことを確認したり、アイテムだけ回収したりしてから戻る。イベント強制発動しちゃって戻れなかった時はさっきの角曲がってなかったからってロードしたりもする。そして何も起こらないことを確認して安心して進む。あるある。

そんなわけで!
戻るぞー!
蜘蛛の巣っぽい網をえっほえっほと降りる。そしてみたび迷路の中へ!さっき選ばなかった曲がり角までとりあえず戻る!そしてスタンプゲット!
そんなことを繰り返すうちに、ようやくスタンプの仕組みに気づく。

あっこれ、食物連鎖のピラミッドになってるのか!(気づくの遅い)

スタンプカードの配置がまんま、下の方は土の中の虫や生き物で、次が地上、次が木の上、と、生き物の生態によって階層が分かれてるんだ!一番下の土の中の生き物スタンプが一階に配置されてるんじゃない!?全然押せてない!迷路の壁の隙間から外を見ると、確かに一階が一番広くて、2階がない平家状態のエリアがある。えっ上がないとこなんて全然歩いてないよね、行くぞ!一階のあのへんを目指すんだ!どっから降りるの!?一回登らなきゃ!?

みたいな感じで…あちこち登ったり降りたり…しまくりまして!
壁の向こうにスタンプ台が見えるのに!たどり着くにはどこをどう回ったら!と迷路の中を行ったり来たり…しまくりまして!ここさっきも通った!あっちに戻ろう!ってあれ…?入ったばかりの頃にすれ違った人たちと同じこと言ってる私たち…?もしかしてあの時すれ違ったご家族連れは…私たち…だったの…?この中は時空が歪んでるの…?今すれ違った入ったばかりらしき人たちが「え、なんか大変そうじゃない…?」って半笑いだったけどあれはさっきの私たち…?

とか考えて立ち止まっている余裕はない!!考えるな!進め!!

そして最後のスタンプをゲット!!いよっしゃあーーー!!これでコンプリーーーート!!さあ!屋上へ戻るぞ!!
途中で一度迷い出てしまった最上階へもう一度登る!蜘蛛の巣っぽい網をえっほえっほ!

息子よ!!いまこそ!!
頂の鐘を打ち鳴らせーーー!!

ってさっき迷い出た時もよくわかんないまま鳴らしたけども。カランカロンコロンと。これを鳴らすと園内に知らしめることになるのですよ、また1人頂上に辿り着いた者が出たぞ、と。かっこいい仕組みだな。いやさっきもうっかりたどり着いちゃったけどね。

そうして!晴れて!真にたどり着いた者の証として鐘を打ち鳴らしまくり、最後にめっちゃ省スペース化されたとしまえんのハイドロポリスみたいなチューブ型の滑り台をくねくね滑り降りて…
迷路コンプリート!!!
1時間半!!!
となったのでしたああああ!!
いやあがんばったああああ!!
もう2度とやるかあああああ!!
あとで弟妹たちともっかい来ようね案内してあげるよとか言ってごめん嘘です嫌ですすいませんでしたああああ!!!!
このあとめっちゃビール飲んだ。ぷっはーー疲れたあああーー!!もう帰りてえええええ!!!(残念ながら旅行の初日です)

いやしかし、がんばったね!!やりきったよ!!楽しみ尽くしたね!!と大盛り上がりでビールで乾杯、というか疲れ果ててベンチに座ってその辺で買った牛串もぐもぐ噛みながら無表情にぼーっとしていたら。
私たち長男一家のしばらく後に入った弟妹一家がお〜いと出てきて。えっ早!!なんで!?

妹「え、スタンプとか全然コンプリートしてないから」

えええ!!!
壁の向こうのスタンプ台には、

妹「向こう側にいる知らない子に壁の隙間から『これも押してくれるー?』って頼んで」

ええええええ!!!

妹「別にコンプリートとかしなくても、まあいっかって」

そ…
そうなのか!!!
コンプリートしなくても…いい…のか…!?(いいんです)
穴埋めを提示されたらコンプリートせずにいられない…それは我々がゲーマー一家であるが故の業だったのか…?
無駄に全力投球しまくってしまった我々、びっくりしました。いや妹たちもびっくりだったと思うけど。兄ちゃんたちさまよいながらすげえLINE送りまくったし。先に入ってるね〜(10分後)え、なんかけっこう大変かも(20分後)全然出られません…(40分後)これガチでヤバい(1時間後)(音信不通)とバイオハザードの不穏なメモかって実況を送りまくったのに。全然出られないぞって。全然出れてる。全然出てこれてた。兄ちゃんたち自ら出られなくしてた。一度は頂上に着いたのにあえて降りずに戻ったし。

まあ…800円をめいっぱい堪能できたよ!?(またお金の話)
楽しかったです。一回で十分だけど…いや!?次はタイムアタックか!?(ヤダ!!!)
や、森の生き物の食物連鎖というコンセプトも面白かったし、中の装飾も凝っていて。巨大なカマキリやら巨大などんぐり(ツヤッツヤ!テンション上がりました)やら、フォトジェニックで良かったですよ。

何歳くらいが楽しめるのかなあ。うちの子は小学2年生で行きましたが、迷路攻略の戦力にもなってくれたし、体力ある子なので最後まで楽しんで踏破してくれました。親がうっかり真剣だったからね!何度も行ったり来たり!でも本人も率先してがんばってくれたので良かった。
わりと薄暗くて狭いし、時間も本気でかかるし、年齢、性格、体力によってはしんどいかも。そういう時にはあちこちに「このまま外に出る」みたいな抜け道も用意されていましたよ。

年齢的におそらく一番ヒットなのは小学生だろうけど、中学生、高校生でも楽しめそう。なんなら大人だけでもきっと楽しいよ!!ぜひコンプリートをめざしてがんばってください!この記事がお役に立つかはわかりませんが…堪能したよ!というレポートでした!いや〜、しばらくいいわ〜(勧める気あるのか)。

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これも楽しかったなあ。「脱出ゲーム」というコンテンツはいまやすっかり大きくなった感があるけれど、友人のおかげで最初期の小さなイベントに参加できて貴重な体験だった。

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