あけましておめでとうございます!
昨年は本当に大変な一年でしたし、今年もまだまだ収束の兆しは見えず、ますます厳しくなっていくことが予想されます。本当にたくさんの業種、職種、働き方に新型コロナウィルスは深刻な影響を及ぼしているので、先行きが見えず不安な思いをしているかたも多いのではないかと思います。
そんな状況下ですが、なんとか少しずつでも自分にできることをしつつ過ごしていきたいと思っています。
個人的には、これまで自分を形成する上で、日常生活を何気なく送る上で数え切れないほどお世話になってきた、飲食や、ドラマや映画、漫画やアニメ、演劇、音楽などのエンタメ業界を少しでも応援できるように、お金の使い方をこれまでとは変えていったり。
それから医療従事者の皆さんを筆頭に、多くの人の日常を支える仕事を続けてくれている方々への感謝も。
うちの子は昨年小学校に入学したので、学校の先生方や学童の職員の皆さんが、子供たちの学ぶ場所、子供を預けて働く家庭のための場所を維持しようと努力してくださっている姿をこの一年弱のあいだ垣間見てきました。現場の方々は本当に感染拡大防止に尽力してくれていて、頭が下がります。そういう人たちの努力に見合うよう、自分も微力ではありますが、できることを疎かにしないように。
本当に、子供たちや現場の最前線の方々がこんなにもがんばっているのに大人が、自分たちがやらないでどうする!と思います。モブなめんなよ!モブにはモブの矜持がある!今こそその他大勢の力量を発揮する時じゃないか!
以下、新年早々重い記事になってしまいますが、今感じていることや周囲の状況を書き記しておきます。
折しも一都三県に緊急事態宣言が発令されましたね。
こちらの記事では、理論疫学者である京都大学の西浦博先生による、「確実に効果を上げられるように」「データに基づいた議論を呼びかける」という言葉が紹介されています。
■緊急事態宣言が効果を上げるか鍵を握る2つの変化 8割おじさんを悩ませる変数
第1波と明確に違う2つの変化とは、
1:感染リスクの高い場面、低い場面がわかってきたこと
2:流行の長期化で感染対策に協力が得られにくくなっていること
だそうです。
西浦先生は、「流行対策は皆さんの協力が必須ですが、コンプライアンスがどこまで期待できるか、つまり、どこまで要請に従ってくれるかに不安が出てきていることです」とおっしゃっていますが、いやいやもうほんと、やるしかないでしょうこんな時に。協力なんて他人事みたいなもんじゃなく、自分たちのためじゃないですか。
記事中にも「例えば屋外での接触や子どもは感染拡大が持続しないことが明らかです」とあるように、今回は小中高の休校措置が無しになってすごくほっとしています。子供から学びの場を奪うことが今後社会や国全体にどれだけの悪影響を及ぼすか考えると気が遠くなる。
うちの子からも話を聞くのですが、ただでさえずっとマスクで過ごしていて、他愛ないおしゃべりもままならず、給食を食べる時もね、机を合わせたりせず1人ずつ前を向いたまま黙って食べているそうです。昨年の一年弱の間ずっと。
それをね、ほんとね、大人が我慢できないで飲みに行っちゃったりしている場合ではないなと。ただ飲食業界への深刻な打撃についても考えなければならないのですが…。
うちの子はまだ昨年4月に小学校に入学したばかりなので、そのまま6月まで2ヶ月もの間学校に通わず家で過ごしたことも長い春休みのように捉えていただろうし、学校が始まってからも、休校期間のカリキュラムの遅れを取り戻すために通常ではあり得ないほど時間割が詰め込まれていることにもたぶん本人は気づいていません。
なんとね?一年生なのに、2ヶ月も休校期間があったのに、ほとんどいきなり5時間授業だったんですよ。いきなり!!
最初の2週間こそ午前午後の分散登校で3時間授業だったけれど、それも休み時間が5分だけで詰め込まれていたし、3週目からいきなり5時間授業!水曜日もです!週5日5時間べったり!
2ヶ月も家にこもっていて、いきなり毎朝起きて出かけるだけでも大変なのにそんなに長時間外で人に囲まれて過ごして、さらに集中力を要する授業が5コマも続くって。私だったらぐったり疲れて熱出して休むわ。うちの子も週末ちょっと微熱で寝込んだり、1日2日体調を崩して欠席したりもしたけれど、基本元気に通ってくれて、しかも毎日楽しいと言っていたので心底ほっとしました。それも、制限の中でも子供たちが精一杯楽しめるよう気配りをしてくださったであろう先生方の努力の賜物だと思います。感謝しかない。公開授業(保護者参観)も全面中止なので直接は様子がわからないのも、なかなかお礼を伝える機会がないのも歯痒いですが。
さらに週5どころじゃない。隔週で土曜も登校、4時間びっしり授業。
あげく、始業式も終業式も4時間授業!場合によっては5時間授業です!
始業式と終業式にも教科書持ってって普通に授業ですよ。信じられない。こんなの、2年生以上の子たちはすごくストレスだったんじゃないか!?私だったらやだ!
うちの子にはあえて言わなかったので、たぶん知らないと思うのです。子供の前では、「始業式も終業式も教科書持っていくの!?大変だねかわいそう〜」みたいに言わないように努力したから。だってつらいじゃん!「えっほんとはやらなくていいことなのこれ?」って思ったらつらくなるじゃん!
始業式や終業式の時間割を見ると、図工だったり学活だったりで子供たちが少しでも楽しく過ごせるよう先生がたが工夫してくださっている様子が伺えるのも涙ぐましいです。そもそも夏休みも冬休みも短かったですし、学校の先生たちも今年度は本当に大変だったと思います。昨年度の終わりからですので、思うように卒園児、卒業生を送り出せなかったつらさもあっただろうな…。
この春、約2ヶ月後の今年度3月までで、そんな異常事態から抜けられるといいのですが。マスク着用や会話を控えた給食は続くだろうけれど、少なくとも詰め込み時間割くらいは4月から平常に戻れるといいなあ…。水曜日は4時間でさ。土曜日も通常通りの月1登校でさ。
その月1登校でこれまで行われていた公開授業はやはり当面中止のままでしょうけど、もうそれは仕方ない。
むしろオンライン配信してくれたらいいのに!授業の様子を!
こういうところにIT特派員を派遣してセットアップしてもらえばいいと思うの!教室内に何点かカメラ設置してさ、まんべんなく子供たちが映るようにしてさ、そんなん得意な人いるし便利なガジェットもいくらでもあると思うの。なんでもかんでも現場の先生にやらせるのは無理があると思う。そんなの今までの仕事と関係なさすぎる。もー!どうせどこぞの企業が自分とこの端末売り込むためにせっせと営業かけたりしてたんでしょこれまで!だったらその企業の人たちが機材セッティングとか何なら配信までやってくれたらいいじゃんか!iPadの方がよっぽど安くて高性能で使いやすいのにクソほど低スペックで野暮ったい端末を山のように売りつけてとんずらじゃなくてさ!(個人の感想です)
いつだったか読んだ記事で、とある公立中学校?小学校だったかな?のオンライン授業がすぐに整ったのはたまたま在籍していた教員の中に「教師への夢が捨てきれず一念発起して試験を受け、大手通信企業から転職したばかり」という人がいたからだ、って何そのセガール設定!と思ったことがありましたよね。たまたま居合わせただけの実は元退役軍人のコックさんみたいな!通りすがりの実は対テロ組織のエキスパートみたいな!ちょっと娘が誘拐されただけの元秘密部隊工作員とか!カラオケマシーンとか!
そんな一部の特殊なセガールとかキーファーサザーランドとかリーアムニーソンとかカラオケマシーンとかに頼ってちゃいけないと思うんです。公立なのに。すごく羨ましい(そこか)。だからやるなって話ではもちろんなくてね。逆ね。そういうノウハウをもっと横に伝えてそういうのこそ拡散させてってほしいのです。
ーー
もうひとつ、友人の旦那さんが医師で、友人づてに聞いてきたこの一年の話が本当に過酷で。
ニュースやネット上の話題などでは目にするけれど、え、それ本当なんだ、虚構新聞じゃないんだ、とびっくりするような話ばかりで。
市から防護服の代わりにゴミ袋が支給されたとか、病院の経営が大赤字だから看護師さんや医療事務員さんたちへの給料を確保するために上層部の報酬カットして無理矢理捻出したりとか。現場での仕事はきつくなる一方で、とうとう旦那さんも陽性になって一時期入院してしまったり、友人と子供たちも濃厚接触者として2週間仕事や学校を休んで自宅待機をせざるを得なかったり。
【追記】
あ、誤解のないよう書き添えておきますと(やっぱり医療従事者から外に漏れるんだ、等と都合よく解釈されたら辛すぎるので念のため)、友人の旦那さんはコロナ以前から毎日手洗いうがいは当然のように行っており、さらに毎年インフルエンザの流行の季節にも患者さんをたくさん診ているけれど必ず帰宅後すぐお風呂に入るし服も全部洗濯するしで、家族はインフルエンザにかかったことが一度もないそうです。今回コロナで一般にも周知されるようになった感染症対策を、旦那さんは医師として当たり前のように日常的にやっていた。にもかかわらず感染してしまうほど、現場は逼迫しているし、それが長期化しているし、医師をはじめとするスタッフも疲弊しきっているということだし、何より「ゴミ袋で防護服」のようにスタッフが十分に守られていない異常な状況の証拠であると私は解釈しています。
【追記以上】
そんなさなかにですね、都では小学生に医療従事者への感謝の手紙を書かせるとか!!年内になんとか間に合わせるってそんな高速で対応できるならもっと他のことをやってほしかった。もっと他に配るべきものがありすぎる。うちの子も書かされてたらどうしよう嫌すぎると思っていたら友人からもきみんちのタロちゃんもこんなん書かされてたらどうしよう嫌すぎるってLINEがきたり。ほんとだよ!結局書かされたかどうかわからないんですけど…聞くのが怖くて…
その後友人の旦那さんは無事に回復し、家族も全員日常に戻れたそうで本当にほっとしましたが、そういう話を真近に聞いていると、やっぱり自分だけ普通に外出したり外食したり、人と集まったりはできないな、と思います。ネットで読むだけだったらピンとこなかったかもしれない。でも直接友人から聞いたり、子供が毎日マスクで登校したりしているのを見ていると、自分だけは大丈夫なんて油断する気にはとてもなれず、出来ることをやっていかないとな、と思うのです。
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西浦先生もおっしゃっていたように、そろそろ一年にもなるこの感染症対策に翻弄される生活もこの先まだ続きそうなので、油断はいけないにしてもピリピリしすぎていてももたないですよね。神経が。先ほどの友人などは、「手洗いうがいをしっかりやって、よく寝てバランス良く食べて、なるべくストレス少なく過ごす」という、とっても基本的なことを守ることが一番重要で、効果があるんじゃないか、と言っていました。まさしくそうね。できる範囲でコツコツと。
ストレス少なく、のためにも、暗いことばかり考えてしまわないように、楽しく過ごしたいですね。冒頭にも書いたのですが、そんな時こそフィクション、エンターテインメントかなと。なので去年は今までになくBlu-rayBOXを購入したり、ドラマや映画をたくさん観た年でした。今年も継続することになりそうです。
そんな良質コンテンツの紹介もなるべくまめにできたらいいなと思っておりますし、今回ずっと真面目に書いてしまいましたがいつも通りくだらない笑えることもせっせと書いていきたいです。笑いは偉大だ。
最後になりましたが、いつも読みにきてくださっている皆様にとっても、大切なことを大事にできる、良い一年になりますように。
今年もよろしくお願いします!
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