先日知人とひょんなことから、おすすめSFを教えあう機会がありまして。その人から薦められたグレッグ・イーガンの『祈りの海』を読んでみて…ざ、ざんねんながら合わなかった…私にはちょっと、うーん。
今年還暦のおしゃれで気さくなおばさまが、「暗くてね~、もう何っっともいえない悲し~い気持ちになったの!」とおすすめ(?)してくれたのですが、ほんとに暗い。というかエグイ。しかし暗くてエグいからダメなわけじゃなくて(中島みゆきとか新井英樹とかどうなる)、何かこう、ねちっとしてて、んん~。
何よりアレだったのが、脳みそいじる系の話が目白押しだったこと。私ダメなんです脳みそいじる系。いや大抵の人は得意じゃないとは思いますが。大好物ですっていう人の方が少数かとは思いますが、たぶん私人よりいっそう苦手なの。ハンターハンターも脳クチュのおかげで評価だだ下がりだし、大昔に観た映画『ハンニバル』も脳みそ生きたままスプーンですくわれて食われるシーンがあって勘弁してくれと思ったし。『銃夢(ガンム)』はなぜかオッケーなんですけどね。なんでかな。あれこそ脳みそいじってるのに(ラストオーダーはほぼ未読で昔のオリジナルしか読んでませんが)。
ともあれ、そんな脳みそいじる系が苦手なあひるちゃんだのに『祈りの海』ったら脳みそいじる系の短編オンパレードで。薦めてくれた方には申し訳ないのだけど最初の3つ4つ読んだだけで止まってて。
そこへオットくんが、出張の移動時間に読んでみたと。どうだったどうだった?