あひるちゃんは脳みそこねる系のお話がキライ、って話とオットくんとぷよぷよ

先日知人とひょんなことから、おすすめSFを教えあう機会がありまして。その人から薦められたグレッグ・イーガンの『祈りの海』を読んでみて…ざ、ざんねんながら合わなかった…私にはちょっと、うーん。

祈りの海
グレッグ イーガン
早川書房
2014-12-29



今年還暦のおしゃれで気さくなおばさまが、「暗くてね~、もう何っっともいえない悲し~い気持ちになったの!」とおすすめ(?)してくれたのですが、ほんとに暗い。というかエグイ。しかし暗くてエグいからダメなわけじゃなくて(中島みゆきとか新井英樹とかどうなる)、何かこう、ねちっとしてて、んん~。
何よりアレだったのが、脳みそいじる系の話が目白押しだったこと。私ダメなんです脳みそいじる系。いや大抵の人は得意じゃないとは思いますが。大好物ですっていう人の方が少数かとは思いますが、たぶん私人よりいっそう苦手なの。ハンターハンターも脳クチュのおかげで評価だだ下がりだし、大昔に観た映画『ハンニバル』も脳みそ生きたままスプーンですくわれて食われるシーンがあって勘弁してくれと思ったし。『銃夢(ガンム)』はなぜかオッケーなんですけどね。なんでかな。あれこそ脳みそいじってるのに(ラストオーダーはほぼ未読で昔のオリジナルしか読んでませんが)。
ともあれ、そんな脳みそいじる系が苦手なあひるちゃんだのに『祈りの海』ったら脳みそいじる系の短編オンパレードで。薦めてくれた方には申し訳ないのだけど最初の3つ4つ読んだだけで止まってて。
そこへオットくんが、出張の移動時間に読んでみたと。どうだったどうだった?

“あひるちゃんは脳みそこねる系のお話がキライ、って話とオットくんとぷよぷよ” の続きを読む

村上春樹さんからいちるさんにメールの返事が来た!

いつも読んでる小鳥ピヨピヨに、「村上ですが」というタイトルのメールが来ていた、という書き出しの記事が上がっていまして。っていうスパムの小ネタかな、そのわりにド長文だなーと読み逃しそうになっていましたがほ、ほんものだ!!ほんとに村上春樹さんからのメールだ!!
いちるさんの大喜び加減も(ハルキに足を向けて寝ないためのiPhoneアプリw)この企画に関する考察もとっても面白かったです。
村上春樹さんからメールの返事が来た!!!:小鳥ピヨピヨ
ハルキさんが何かやってるらしい、というのはちらっと見聞きしていたのですがこういうことだったのですね。読者からのメールを受け付けて返事を書く、という。へえへえ。
村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
名称未設定

ちらちらと読んでみたところ、「明るい『アンダーグラウンド』」のような印象を受けました。

“村上春樹さんからいちるさんにメールの返事が来た!” の続きを読む

人気のデウスエクスマキナが豊富!

323f914c.jpg




デウスエクスマキナってギリシャ演劇の神様で良かったよね?って検索したらこんなことになってコーヒー吹いた。豊富!って。おうおう見せてもらおうやないけ。
っと思ったらそういう名前のブランドがあるのか。すいません知らなくてネタにしちゃった。

前にも載せました
が、デウスエクスマキナって映画ドラえもんのタイムパトロールみたいな存在ですよね。都合よく現れて助けてくれる。

そんな11月の幕開けでございました。 

森博嗣『すべてがFになる』フジテレビでドラマ化、第一回は10/21火

あらっ知らなかった!友人の知らんかったというつぶやきを見るまで私も知らんかった!
すべてがFになる – フジテレビ
名称未設定

ありがとう第一回に間に合ったよ。録画しとこうメモでした。
第一話、第二話は『冷たい密室と博士たち』だそうです。ほうほう。小説では2巻めですが、確か最初に書いたのはこっちだったみたいな話をあとがきで読んだ気がする。
以下関連あひる。

“森博嗣『すべてがFになる』フジテレビでドラマ化、第一回は10/21火” の続きを読む

上橋菜穂子『精霊の守り人』など守り人シリーズ全編がNHKで実写ドラマ化!主演綾瀬はるか

続いてこちらは良いニュース。



えええ!!びっくりです!いつも読んでる日月さんのブログで知りました。NHKで、『精霊の守り人』だけでなく、守り人シリーズ全てをドラマ化すると!うわああなんて贅沢な!
『精霊の守り人』と「守り人シリーズ」がNHKで実写ドラマ化! | 日々の書付
上橋菜穂子先生のコメントはこちら。今回のドラマ化に関しての経緯をとても詳しく、長く書いてくださっています。誠実な方だなあ。
『精霊の守り人』と「守り人シリーズ」の実写ドラマ化について | 守り人の枝穴
おお~~そうなのかあ~。

“上橋菜穂子『精霊の守り人』など守り人シリーズ全編がNHKで実写ドラマ化!主演綾瀬はるか” の続きを読む

上橋菜穂子さん、国際アンデルセン賞を受賞 児童文学のノーベル賞

精霊の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社
2007-03-28


この春のニュースで、知ってはいたけど、そしてとっても嬉しかったけれど書きそびれていたもの。『精霊の守り人』シリーズ、『獣の奏者』の上橋菜穂子さんが、国際アンデルセン賞を受賞されたとのこと!

上橋菜穂子さん、アンデルセン賞 児童文学のノーベル賞:朝日新聞デジタル

どのような賞であり、評価基準であるのかなどは、JBBY(日本国際児童図書評議会)のサイトに詳しかったです。

“上橋菜穂子さん、国際アンデルセン賞を受賞 児童文学のノーベル賞” の続きを読む

春樹ワールドを彩った、イラストレーター安西水丸さん死去

今さらながら、こちらの書評ブログを遡って読んでいて知りびっくりしました。今年の春はばたばたしていて全然知らなかった…ご冥福をお祈りいたします。水丸さんのハルキの絵大好きだったな。
追悼 安西水丸 – 翌の読書手帖
イラストレーターの安西水丸さん死去 71歳、執筆中に倒れる – MSN産経ニュース
春樹ワールドを彩った、イラストレーター安西水丸さん死去 – NAVER まとめ


中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)
村上 春樹
中央公論社
1997-04


村上朝日堂 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
1987-02-27


小野不由美『十二国記』書き下ろし長編執筆中!

短編『丕緒の鳥(ひしょのとり)』が出た時にはさまっていたチラシです。
DSC09318

ソクイ!(゚◇ ゚)(まだ早い)
そうなんです。『丕緒の鳥』が出た6月に超びっくり大歓喜したネタを今さらですけどup。新潮文庫の既刊を新装版で出し直すんだそうですが、その一環でなんと!待望の長編新作も出る予定だという!!

“小野不由美『十二国記』書き下ろし長編執筆中!” の続きを読む

吉野朔実とゆかいな仲間たちによる本好きエッセイ、吉野朔実劇場新刊『悪魔が本とやってくる』

悪魔が本とやってくる (吉野朔実劇場)悪魔が本とやってくる (吉野朔実劇場) [単行本]
著者:吉野 朔実
出版:本の雑誌社
(2013-07-18)

わ!いつも読んでるブログで知りました、数年おきの新刊、吉野朔実劇場。今回も相変わらず、本マニアたちの日常会話を隣で聞き耳立ててるようなかんじの内容で楽しかった。しかしこれもずいぶん長いのにぶれないなー。最近大規模な模様替えを計画しているのを機にますます電子書籍づいている私としては、持っている蔵書(マンガ)を片っ端からスキャンに出しているのですがこれを読むとうーん、やっぱりあの本やあの本はリアル書籍の状態で取っておこうかな…?と思っちゃいますね。

“吉野朔実とゆかいな仲間たちによる本好きエッセイ、吉野朔実劇場新刊『悪魔が本とやってくる』” の続きを読む

村上春樹『1Q84』のアメリカ版ブックデザイナー、チップ・キッドによる解説動画

おーーー。ひとつ前の記事のコメント欄で教えて頂きました。1Q84アメリカ版ハードカバーのデザイン、有名なブックデザイナーさんによるものだったのですね。トークショー?で自身が手がけたいろいろな作品について解説しています。なんかヘンな人みたいでヘンなことになってるけど。
チップ・キッド 「笑い事ではないけど笑える本のデザインの話」 | Video on TED.com


表紙をはずすとああなってるのか!
探してみたら、冒頭数ページも含めた別の解説動画もありました。

“村上春樹『1Q84』のアメリカ版ブックデザイナー、チップ・キッドによる解説動画” の続きを読む