スパムブログはどこからやってくるのか(ブログのアクセスアップとは リターンズ)

ほらクリスマスイブだというのにこんな固いテーマで珍しく固いことを書こうとしている。全然時流に乗ってない。むしろ空気読め的かもしれないけどでも、書きたいと思ったから。それでいいんじゃないかなあと思う。
以下の記事を読んで、前々から何か変だなあと思っていたことがまとまってきたので書きます。
初心者ブロガーが「ブログ青春時代」を卒業するとき(松岡美樹の“深読みインターネット”)


いきなり申し訳ないのですが、あまり共感出来なかったところを抜き書きます。
(以下、記事引用)
【ブログのテーマ選びは難しい。まず多くの人が頭を悩ますのが、「好きなことをメインにするのか?」、それとも「ページビューがアップするテーマを選ぶのか?」だろう。】

えっ「ページビューがアップするテーマを選ぶ」??
【彼は30アクセスではもう満足できなくなり、「もっとたくさんの人に読んでもらいたい」と考えるようになったのだ。
「ウケを狙わなきゃいけない」
「人に読まれる記事は何だろう?」
 するとブログに接する態度が自分の「好き」を書くから、他人の「好き」を書くに変わっていく。
 自分が書いてる10ジャンルのうち、特にビューの多い3つだけにしようか? いやそれともいちばん多い1つに絞ったほうがいいんだろうか?
 そんなことに頭を悩ますようになる。】

私、この発想が、スパムブログを生んでいるんじゃないかと思うんです。
「書きたいこと」があって、それを「たくさんの人に読んでもらいたい」と思うのは自然なことだと思います。でも、逆ってないんじゃないかな?
「たくさんの人に読まれたい、ページビューを稼ぎたい」から、「書くことを探す」って、道筋として逆というか、変。
大ざっぱに言ってお金を稼ぐことが目的の、お店や企業のblogならそこが大事になってくるのはわかります、商売だから。
でも、個人が趣味でやっているblogに関しては、どうして自分の好きなことを我慢してまで他人の好きなことを書かなければならないのか、そこの理屈がよくわからない。
(アクセス解析などを参考に読者に求められるジャンルの記事を多く書くようにする、というのと、「人が好きな記事を書く」のは全然別の話ですよね)
blogを書くなら、ページビューは多い方がいい、とか、コメントも多い方がいい、とか、アフィリエイト料だってより効率的に儲かる方がいい、とか、そういう損得勘定、金銭がらみ、名声?とかいうものを物差しにしすぎなんじゃないかと思うのです。
以前にも、本屋さんで「blogをアクセスアップさせる方法」みたいな本の内容にびっくりしたと書いたことがあります。そこには方法として、
「アクセスの多いブログにコメントを書き込む」
「アクセスの多いブログにトラックバックを送る」
と書いてあったの。堂々と。心の底からびっくりしましたよ。それ、堂々と書いていいの?
それってスパムじゃん。
コメントは、その記事に興味があるから書き込むものだし、トラックバックだってその記事に関連する内容をお知らせしたいから送るものでしょう?
自分のblogのアクセスを上げることが目的で書き込まれてくるコメントやトラックバックなんて、スパム以外の何物でもないですよね。クリックされることを当て込んで、って。
別にblogで儲けることがいけないとかそんな清貧マンセーなことをいいたいのではなく、アフィリエイトを極めて狙い通りがつんと儲けることができるというのも努力と才能だろうなと思いますが、それとこれとはまた全然別じゃないかと。方法だけが一人歩きというか。。
「blogで金が稼げる」とわかった途端、「アクセスアップ」「ページビューを増やすには」「アフィリエイトで稼ぐには」と、あまりにもそれが当たり前のように言われているから、「blogを書くならアクセスアップを目指さないと」「アフィリエイトで稼げるように、目立つところに貼らないと」、果ては、「アクセスが多くないと、儲からないとblogをやる意味がない」という勘違いを蔓延させているように思うのです。
そういう隙間に、スパムブログというものが発生したのではないかと。ブログで金を稼ごう、という人の欲が。
本来いうところの「スパムブログ」というのは、人が書いて送ってるんじゃなくてコンピュータ制御で自動でばんばん生成されて送信されているものを指す、ということももちろん判っているのですが、でも発想としてはまったく同じではないか。個人でやっているか組織ぐるみかの違いしかないように見えます。
先日のアルファブロガーアワードでも、blogを長く濃く続けている人たちが主催で、blogをただ楽しむことをもっと広めよう、ちょっと広まったね嬉しいね、といって、長年の思いと努力が少し形になってきたとしみじみ喜んでいるかたが多かったです。アクセスアップとかそういう狭い目的限定が当然だというようなblog観に縛られているのはもったいないな。もう古いんじゃないのかな。だって楽しくないし続かないでしょう?
 *  *  *  *  *  *
また、ここまで書き手として綴ってきましたが、冒頭のリンク先に関しては読み手としても私とは大きく違うなあと思ったことがひとつ。まあ価値観の相違なんですが。
(以下、引用)
【例えば私が読む立場になって考えてみよう。以前、あるブログをRSSリーダーに登録したことがある。理由はメディア論がバツグンにおもしろいからだ。
 ところがそのブログの筆者はいろんなことに興味がある。だからメインで書いてる主な3ジャンルだけあげても、「メディア論」と「音楽」「ゲーム」の比率が2:3:5である。つまり私が読みたいメディア論は、10~15日に1回更新があるかないかだった。
(略)結局、いつしかそのブログの更新はチェックしなくなり、削除してしまった。】

これも。。もったいない!
メディア論とゲームと音楽の話がごったになってる、だからblogって面白いんじゃないだろうか。
メディア論が抜群に面白いと思ったのなら、10~15日おきに楽しみに読めばよかったのにな。
ただ、読み手としては当たり前の取捨選択ですよね、興味のあるものだけ読む。だからきっと、筆者さんが削除してしまったblogはゲーム好きの人たちにはいまだに楽しく読まれているのではないかな?と思ったりもしました。
 *  *  *  *  *  *
そんな、当たり前といえば当たり前のことを、ちょっと書いてみました。イブの夜のひまつぶしにでもなれば幸いです。
今回リンクを貼らせて頂いた記事は、ネタフルさんのところで知りました。
ブログで書いているのは好きなコト(ネタフル)
【きっとジャンルを絞るとか絞らないとか、考えなくても大丈夫です。自分の興味があることを書く。それが自然にブログのカラーになります。そのブログはあなたです。】
それから先ほどもちらりと触れた、アルファブロガーアワードでとても素敵だと思った記事。
思ったことを思ったように書く:アルファブロガーアワード2007(いい感じ)
【単に僕の視野が狭いだけかも知れないけれど、僕の知らない普通な人が、ブログを通じて発信し、読者から神と呼ばれている、そういう人たちが投票で、アルファブロガーに選ばれている。そういう状況を目の当たりにして、ああ、もしかして、僕が4年前にぼんやりと考えていた状況にどんどん近づいている、勘違いかも知れないけれど、そんな気がして…僕はなんだか、ちょっと感動した。いろいろ考えて、うるうるしてきた。恥ずかしいけど。】
**関連っぽいあひる**
**私のネット歴、blog歴みたいなもの
好きなことばっかり書いて4年目。書きたいことがありすぎて追いつきません。
って何を偉そうにって感じですよねほんとに!(あ、最後までもたなかったか)
好きなことダダ漏れに書いてるだけじゃんって。読みに来て面白がって下さるかたがいるというのは本当に嬉しいことです。ありがとうございます!

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9 Replies to “スパムブログはどこからやってくるのか(ブログのアクセスアップとは リターンズ)”

  1. > つまり私が読みたいメディア論は、10~15日に1回更新があるかないかだった。
    こーいうページの情報を抜き取るために,RSS リーダって
    ものがあるんだと思ってたんだけど...
    Pipes でも使えばいーじゃん,とかね.
    > イブの夜のひまつぶし
    えーと.いや,その.忙しいのよ色々と...

  2. うーむ。。
    イブだというのに真面目に読んでしまいました。
    私は分かるような気がします。面白いブロガーさんの真似はついついしてしまったり。ブログを書く理由の半分が他人の意見を聞くことだったりするので、読んでもらえないと意味がないというのがあるんですよね。
    もっとも、興味のないネタでブログを書ける才能は私にゃありませんが。

  3. >もげ(お久しゅう。真菜板行こうよ)
    >こーいうページの情報を抜き取るために,RSS リーダって
    >ものがあるんだと思ってたんだけど...
    そうだよねえ。もったいないなあ。
    >えーと.いや,その.忙しいのよ色々と...
    うそだっ!どうせやり残したヘリテージクエストとかバーチャルクリスマスパーティーのことだ!そのパーティーじゃないよ!(決めつけている)

  4. >はつさん
    >イブだというのに真面目に読んでしまいました。
    ありがとうございます~。いや、すいませんっていうべきか。。
    >私は分かるような気がします。面白いブロガーさんの真似はついついしてしまったり。
    うんうんうん、それはすごくわかる気がします私も。ただ、そのために不必要なトラックバックやコメントを他人のblogに書き込むというのはやはり承伏しかねるものがあり。
    >ブログを書く理由の半分が他人の意見を聞くことだったりするので、
    >読んでもらえないと意味がないというのがあるんですよね。
    書く理由の半分が他人の意見を聞くこと、というのはすごいですね。私はどちらかというとネタ発信目的なので、「きいてきいて(* ̄m ̄)」って感じかも。でも確かにこういう話の時はいろんな意見が集まると目からウロコだったりしますよね。

  5. まったく関連性のないブログにコメントやトラックバックはいただけないですよね。さすがの私もそこまではしやせん。
    >聞いて、聞いて
    コメントないとさみしくありませんか?

  6. >はつさん
    >さすがの私もそこまではしやせん。
    あ、もちろんはつさんがそうだといいたかったわけではまったくありません。もし誤解させてしまったとしたら失礼いたしました。
    >コメントないとさみしくありませんか?
    ん~、そんなに気にしてないです。ネタブログだからかもしれません。
    自分が読む立場の時にも、面白いと思ってもそれとコメントを書き込むかは別だったりするので、まあそう思っていようかなと。直接の友人知人などから、実際会ってみると実はblogで勧めていたものを買って使ってみている(コメントは書き込んでないけど)、なんて話も聞くので。

  7. こうして僕の書いたことに反応していただける醍醐味で、ブログは続けられるのだなって、いつも思います。
    難しい言葉で「自己充足的」「コンサマトリー」なコミュニケーション…こうやって書くこと、伝える事への快感みたいな、Twitterなんてその凝縮みたいなものだと思いますけど、そういうことに自由に誰もが参加できる世の中になってきたというのは、ほんと素晴らしいことだと思います。

  8. >kwmrさん
    醍醐味とはまさしくそうですね。私のほうこそABA記事にはてブつけてくださったり、ありがとうございます。このkwmrさんの記事に関して、読んですぐにもっと書きたい!と思ったのですがリアルが多忙な時期だったので、こんなぽちっとなご紹介になってしまいました。どうしても実生活を優先せざるを得ないところがblogのジレンマでもありますよね(圧倒的に暇なはずの私ですらままならないのだから皆さんさぞや)。
    自由に誰もが参加できるだけに、それぞれにモラルが求められるというかえってハードルの高いことになっているのだな、と最近ようやく実感しつつあります。それを素晴らしいことにしておくために、気をつけていきたいです。

  9. トラックバック送らなかったらあちらから紹介された!

    スラダンフォトブックが出るんだって!っていう話をモダシンさんとこで知りました、って書いたら、
    ■トラックバックくれないのでこちらから紹介 – [モ]Modern Syntax
    あちらから紹介された!
    すいませんありがとうございます!
    あのー、トラックバックってですね….

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