『スキップとローファー』12巻の感想、一年越しの文化祭回!またしても志摩くんのお母さんに思う


<スキップとローファー 12 高松美咲/kindle>


はい、たまっている書きたいレビューを書くぞ月間です(月末だけど)(えっ10月ももう月末!?トリックばかりでトリートはどうした!?誰か!!)

それはいいとして(いくないけど)
いや!ほら!前!志摩くんの文化祭の舞台を見れずにすごすご帰っちゃったお母さんに対してもっと頑張れよ!見てあげて欲しかったなあ〜!って書きましたが。まさかの!一年後の舞台を!お母さん見にこれた!
しますけえええ!!!

あと、お母さん…なんでそんなすぐ再婚。いやいいけど。いいんですけど。しかもすんごいいい人じゃん!よかったね!おめでとう!でもさ!なんかなー!自分ばっかりずるいよな!すぐ頼れる人見つけて幸せになりおって!いやいいんですよ!?おめでとうですぞ!?でもさあ!
っていう、以下スキローの感想というよりほぼ自分の境遇と比較しての身勝手な煮えですすいません。

だって待って?今からゲスくてえげつない計算するよ?両親の離婚は志摩くんが「小学生」としか書かれてなかったと思うのですがおそらく高学年、5年生か6年生ですよね。で、高一の時に弟が3歳。志摩くん誕生日10月9日だそうだけど、まあざっくり15〜16歳の時に弟3歳。ということは12〜13歳の時に産まれてるよね。志摩中1。てことは小6で再婚じゃない?親。もしや出来婚か。いずれにしても、早!!小5で離婚だとして、中1でもう新しいお父さんとの間に弟誕生て。朝ドラ土曜のまとめくらいのスピード感!

ぶっちゃけお母さん、いーなーすぐ離婚できてって思いましたよね。あひるちゃんごねられててちっとも進展しなくて。自力で離婚できてるのもいいなーだし(弁護士とか調停とか挟まず!いーなー安上がりで。ほんの小さな一コマでしたけどテーブルで向かい合った夫が大人しく離婚届に署名してくれてるの羨まし)、直後に元夫なんかよりよっぽど人間できてそうな素敵な伴侶を見つけて。すぐに子供も授かって。結局また誰かに頼る生活してっていやいいんです僻みですかねごめんなさいね。しかし息子をあそこまで傷つけた自覚がありながら、あっさりすぐさま別の男性と再婚できる決断力。怖くなかったんかな。私怖くてできる気がせん。お母さんまだきっとせいぜい30代中盤から後半くらいと若かったからかな?前の結婚期間も志摩くんの年齢プラス1年程度とすれば12〜13年ですよねきっと。結婚21年目の49歳で夫の16年不倫が発覚した私とは状況が色々違うけども。それにしても…私は再婚とかより早く一人になりたい。自分の時間を自分だけのために使えるようになりたい。そのためにはまず子供が健やかに自立独立できる環境を精一杯整えることで。

そいでお母さん…謝っても息子に「俺に興味持たないで、なるべくほっといてくれたらそれで」と言い放たれ、あそこまで冷た〜い視線を向けられてよく再婚できたな…息子との関係を修復、いや息子の心を修復しようと思わなかったん?あんなん息子絶対つらいじゃない。だってああは言ってもそこまで見限ってないんだもん志摩くん母親のこと。なのに「お母さん再婚するわ」とか「あなたの弟もできるのよ」とか!そんなシーンはなかったけど言われたら!絶望するには十分では!?志摩くんよく大丈夫だったな!?いや大丈夫じゃないけど十分しんどそうだったけど。もっとひどいことにだってなり得たのでは。

そりゃ中学の頃あんまり家にいられないわ。だって新生児から乳幼児なんて親てんてこまいじゃないですか。そんなの見たくないし。自分がされてこなかった(志摩くん自身も乳幼児だった頃にはケアを受けていたはずだが本人が覚えているはずもない)、してもらいたかった丁寧なケアを幼い弟に惜しみなく注いでいる母とか世界一見たくないでしょ。

つらすぎる!!志摩スケえええ!!よくがんばってきたね…偉いよお前…すごいよ…。
「お母さんがかわいそうだったから」と、これまで言葉にできなかった心の奥底の気持ちを思わず吐露してしまえる、そしてそれを聞いて涙しながら抱き寄せてくれる幼馴染たちがいて…良かったね…。

新しいお父さんもさ。生まれた弟くんと顔そっくりすぎるお父さん。いい人そうだけど、結婚する時「聡介くんはもう大きいからさ、無理に父親だなんて思おうとしなくていいよ」と言った、というのがけっこう突き放した言い方だなあと思ってしまった。もう大きいから、って志摩くん中1くらいじゃないですか。まだ子供だよ。それに戸籍上は息子でしょ?だったらあなた父親じゃん。無理に思うも何も、父親じゃん。

「頼って相談できる大人になれるように僕が頑張ります」というのも良いセリフではあるんですけど。せめて「家族として君の人生に責任を持つよ」と言ってあげてほしかった。そういうつもりだった、てことなのかもしれんけど、でもなあーうーん。こればっかりは伝わらないと意味がないし。いや自分だってそんなうまいこと全然言えてないんだけども親として。後悔と反省のマイムマイムですけども。でもなー、子役時代の色々な事情も知りながら、中学生なのに夕飯外食とか友達の家に泊まるとかずっと放置…?静観…?黙認…?してきたんでしょう〜〜〜?心配だから帰ってきてくれ、君はまだ子供なんだよ、って…言わないで良かったんですか…?これ束縛かなあー支配的かなあー。わからん!でも志摩は「どうせ心配なんてしてない」って思ってるじゃん。通じてないじゃん。「頼って相談できる大人」になれてないじゃん!3年経っても!そいで志摩泣いてんじゃん!「お母さんがかわいそうだったから」って…。お父さん!しっかりしてよ!いい大人同士が子連れで再婚したんだからさあ!せめて「お母さんのことはこの人に任せておけば安心だ」くらいは思わせてあげてよ!志摩ひたすら心を閉じて考えないようにして過ごしてんじゃん…

いや〜!すいませんね!考えすぎてて!
お母さんや今のお父さんが、ここに描かれているような実は良い人たちだったなら志摩ここまで引きずってなくない!?と思わずにいられなくて。それとも3〜4年なんてまだまだなのかな。志摩くんもまだ高2だし、これからお母さんともお父さんとも良い関係を築いていけるのかな。でもそのためには志摩の方からそれこそ大人になって親を許して受け入れないといけないんだが…おかーさんいーなー!いつでも許して受け入れてくれる男性たちに囲まれてサー!星!そういう星の元に生まれてルー!

はいすいません取り乱しました。
どうもね、自分がこういう身の上になってから世の中には不倫だの離婚だの親権だのをフィクションにちょっとしたバラン感覚で置いといてるの多いなーってすれっからした気持ちになるようになりましてね。
それはともかくだ。この物語の主軸じゃないから置いとくとしてだ。

上演のさなか、演劇部の兼近先輩のこれまでにフォーカスを当てていたの素敵だなと思いました。ものづくりの孤独とそれが報われる瞬間、いいですよね。で、ハグ!!光の子みつみちゃんの笑顔に思わず(生徒会室で朝の仕事手伝った時の両手バイバイもめっちゃ可愛かった)ハグしてしまうシマスケ!!私も思わずアフタヌーンの続きを課金して読んでしまいました。気になりすぎて。シマスケめ!営業上手か!

単行本派の方々にとっては(私もいつもはそうなんですけど)次の巻が出るまで長いですよね!ぜひもじもじもだもだしてください。あと!アニメ2期も!楽しみですね〜!

そうだ!あと修学旅行のあの、小悪魔八坂さん!男子と二人になるたびに気のあるそぶりを見せまくる小悪魔っぷりがついにバレてドン引きされるわキレられるわでギスギスしまくり…だったのに!まさかの、翌日には当の男子たちも満更でもなさそうにちょっとした三角関係?を楽しんでいるオチ!!(そういうの誰にでもやってんでしょ?ズルい人だよねほんと、え〜〜そんなことないんだけどな〜〜?)すげえ!!アクロバット着地!同じ班だったみつみたちの「なんであんな揉め方して復活してるの!?頭おかしくなりそう」「心配して損した」ほんとな!!


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