JR福知山線脱線事故、長谷貴將さんっていう救急医療のスペシャリストが居た。

なんという心塞がれる展開でしょう。記憶に留めておくために書き残しておきます。※いま元気ない人は読まない方がいいかもしれません。ご注意ください。
実話な。JR福知山線脱線事故、長谷貴將さんっていう救急医療のスペシャリストが居た。 | DDN JAPAN
以下に関連リンクをまとめます。


DDN JAPANに貼られていたリンク。2008年に、長谷医師の訃報に関して詳しく書かれた医師のブログ。
悲しみが止まらない : 東可児第13同盟
2ちゃんのまとめ。
JR福知山線脱線事故のドキュメンタリを、ナショナルジオグラフィックでやってた 続・妄想的日常
こちらのコメント欄に書き込まれていた関連ニュース。
原告側が訴え取り下げ 滋賀の医師自殺訴訟  – 滋賀のニュース – 都道府県別 – 47NEWS(よんななニュース)


尼崎JR脱線事故で救助にあたった済生会滋賀県病院(栗東市)の救命救急センター長だった長谷貴將さん=当時(51)=が2006年5月に自殺したのは、病院から講演活動などを指示された過重勤務が原因として、父親が病院を運営する社会福祉法人恩賜財団済生会(東京都)に1億円の損害賠償を求めていた大津地裁の訴訟で、原告側は7日までに訴えを取り下げた。 原告代理人の弁護士は「父親が亡くなり、訴訟を引き継ぐ人がいなかった」と説明している。取り下げは昨年12月7日付。
2010/01/07 22:51 【京都新聞】

ナショナルジオグラフィックの番組案内。
絶体絶命!~救う者、救われる者~|番組紹介|ナショナル ジオグラフィックチャンネル
(原題:Trapped)


第1話 「 JR福知山線脱線事故 (Osaka Train Wreck) 」
2005年4月25日午前9時18分、日本中を震撼させたJR福知山線の脱線事故が起きた。時速116kmでカーブを曲がり損ねた通勤列車が線路を飛び出し、尼崎のマンションに激突。死傷者が多数にのぼるなか、救助隊は大破した車両からの生存者の救出に必死の努力を続ける。中でも滋賀県から駆けつけた“瓦礫の下の医療”の専門家である長谷貴将医師率いる救急救命チームは、車両が大破している危険な現場で、遭難者が陥るクラッシュ・シンドローム(挫滅症候群)と呼ばれる致命的な症状をくいとめるべく闘った。このエピソードは、彼らの救助活動のおかげで、誰もが諦めていた1両目から奇跡的に生還した人たちの声に耳を傾けたヒューマンストーリーである。

救出された被害者の方も、事故から3年後に亡くなってしまいましたね…。
JR福知山線脱線事故 被害者が自殺:Birth of Blues
上の記事に貼られていたリンク。あの一両目に乗っていて長谷医師に救助されたかたの、事故直前からリハビリまでの克明なレポートです。13ページに渡る超長文。※事故被害の生々しい様子が綴られているので、やはりいま元気ない人は避けた方が良いかもしれません。
2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」


9ページ目
あの現場では、はきはきと言葉を発せられていたこともあり、先生は非常にお若く見えたが、改めてお会いしても、救命救急センター長という要職にありながら、活力みなぎる情熱的な先生であると感じた。

クラッシュ症候群について。
クラッシュ症候群
健康情報サイトNMN 話題の病気 災害時のクラッシュ・シンドローム
 ——————–
福知山線の脱線事故は、TVを通してリアルタイムで見ていたこともあり、先頭車両2両分がまるまる潰れてしまうという事故の凄まじさと犠牲者の数、さらには後に判明した原因も強烈で、日々起こっては流れていく様々な事件事故のニュースの中で、何年経っても折に触れて思い出すもののひとつでした。当時、阪神大震災の時にせっかく瓦礫の下から救助した人を死なせてしまった経験を活かし、遠方から駆けつけた救急チームがクラッシュ症候群を想定して何人もの人を救助した、というエピソードを聞いてなんて素晴らしいことだろうと思ったのもよく覚えているのですが、その時活躍した先生がその後こんなことになっていたなんて。
4月で事故から8年が経過します。
2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」
(最終ページの結び)


今回、自分が生命の危機に直面しただけでなく、私の知っている方や近所の方も亡くなりました。大量輸送機関である鉄道が、現代になってなお、これほど前時代的なレベルの事故を起こしたことは、自分が被害を受けたことを差し引いても、大変ショックに思っています。
 生き残った者の一人として、今後、JR西日本の「更正」を監視していく責任があると思っています。その一方で、これだけの事故も、風化しつつある現状があります。「安全性向上計画」が実際にどれほど実現できているか、企業風土の改善は進んでいるかなど、随時報告を求めていきます。

福知山線5418M 一両目の真実福知山線5418M 一両目の真実
著者:吉田 恭一
販売元:エクスナレッジ
(2006-11-21)
販売元:Amazon.co.jp

著者印税は交通遺児のために全額寄付しているそうです。


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