松苗あけみぬり絵! 漫画家生活30周年記念

松苗あけみぬり絵
池袋ジュンク堂で見かけました。
何コレすっごいほしい!!


松苗あけみさんはほんとーにカラーが綺麗ですよねえ。
「画面にやたら花を散らすのは古くさいと言われても、好きなので描きたいのっ」みたいなことを何かの欄外に書いておられましたが、古くさいのかなあ?少なくとも彼女のマンガではそんなふうに思ったことないです。
確かに花がとってつけたようで浮いてるマンガもたまに見かけるけど、そういうのは「少女マンガっぽくするために花でも描いとけ」と無理矢理描いてるんですかね。
松苗さんのは人物と同じく花もすっごく丁寧で綺麗だし、配置のしかたも美しい。アートです。
このぬりえはどんな状態になってるのかな~。中身は白黒なのかしら。自分で塗るの!?いや~難しそう。お手本も載ってるのかしら。
最近の作品では『恋愛内科25時』が好きでした。面白いし鋭いし、さすが恋愛を淡々とシニカルに描かせたら随一です。心療内科というのはぴったりなテーマだったと思う。



また表紙がかっわいいんだ。ちょっとマットな質感の紙もいいかんじ。


恋愛内科クリニック
続編だけど別の形(大判)で出版。

『恋愛内科クリニック』のタイトルでドラマ化もされましたよね。見たかったけど見逃しちゃったな。主演が吉沢悠くん(好きです)と吉川ひなのちゃん!
二人とも、特にひなのちゃんはハマり役だったのではと思う。主役の女の子は30歳だけど中高生にしか見えない、ゴスロリ系などド派手ファッション大好きのワガママでピュアなお嬢様。なので。モデルにしたんではと思えるくらいぴったりかと。見てみたかったな。
最初に読んだのは『純情クレイジーフルーツ』。純クレ。これにはびっくりさせられました。
純情クレイジーフルーツ 21世紀篇 もう一度夢みたい!

だって80年代当時の少女マンガで、こんなにも恋愛や友情を茶化して皮肉って、叙情に逃げず、難しい局面にも正面から取り組んだ作品があっただろうか!
これはすごいですよほんと。
少年誌のノリなのかも。あー、知ってる範囲で比べると『げんしけん』に近いかも。
コマ内の情報の詰め込み具合で言うと『ハチクロ』か?
フキダシ外の細かいセリフが多いこと!それがまた面白いので読むのにすんごい時間がかかる。
これまた当時の少女マンガで多かった、作者のひとりよがりな独り言とかアシへの内輪ネタとかじゃなく、ちゃんとキャラの心情吐露なんですよ。それがあるからより人物が立ち上がってくる。というちょっとした一言が小さな手書き文字でいたるところにコリコリ書き込まれている。
このマンガは文庫だとキツイと思います。小さすぎて。絵も構図も綺麗だからもったいない。
いや、なんか予定外にアツく語ってしまった。面白いですよ松苗あけみ。ドライ….というほど乾いてはないんだけどウェットさは皆無だし、なんと表現したらよいやら。
そうそう、純クレで一番すっごいなあと思ったのは、舞台である女子校の教頭先生の描写です。
教頭は白髪のオバサマ(おばあさま…?)なのですが、ある日女生徒たちのつややかな黒髪を羨ましがって校則を厳しくしちゃう、という話があったんですね。
あの、女の「老い」に対する恐怖、若さへの羨望を、どろっとではなくカラっとサラっと描いちゃって!すっげえ。
しかも教頭ってぶわぶわパーマで派手派手ファッションだし(めっちゃ女をエンジョイしてますよ)、厳しくってうるさいんだけどなんだかんだいって生徒に好かれてるという。そのバランス。
そうか、バランス感覚かも!松苗あけみの魅力。いやほんと尋常じゃないです。
そんな柔らかそうなものを30年もの間失わず、最近の新作も同じように面白いというのはファンにとっては感無量です。今後も楽しみにしてます~。

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