図書館奇譚 ~本当にあったスティーブン・キング

先日友人のすすめで、シャイニングを読みました。

シャイニング〈上〉 (文春文庫)シャイニング〈上〉 (文春文庫)
著者:スティーヴン キング
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(2008-08-05)
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シャイニング〈下〉 (文春文庫)シャイニング〈下〉 (文春文庫)
著者:スティーヴン キング
販売元:文藝春秋
(2008-08-05)
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シャイニングは以前からこのblog上でネタにしてはいるのですがそれは映画版があまりにも笑顔のジャックニコルソンだって話であって、原作は学生の頃にざらっと読んだきりで、微妙に印象が薄かったんですよね。
でも友人が言うには、ホラーとしての側面よりも、人間描写がとても読ませると。

主人公の夫婦が、それぞれに問題を抱えつつ二人ともお互いを思いやっていて、破綻しそうな結婚生活を何とか修復しようと一生懸命で、それが結末の崩壊を知りながら読み進めているととてもかなしくて、と。
ほほう、と思って読んでみるとなるほど確かにその通りでした。とても面白かった。これは20歳そこそこの頃に読んでも印象に薄いはずだ、という大人の葛藤と苦悩が詳細に綴られていました。

と、そんな様子を友人が詳しく記事にまとめているではないですか。おお~そうそうまさしくこんなかんじ。

(ネタバレ無し)
yana’s つれづれ:映画と小説それぞれの「シャイニング」

で。
わたくしの語るべき本題はここからです。

こんなふうなキング話を友人とあれこれ咲かせていたら、封印していた15年くらい前のおぞましい記憶が突然蘇ったのです。

それは学生時代、オットくんと図書館に行った時のことです。
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