はいあひるちゃん、クリスマス関連映画がレアエクスポーツに続き図らずもことごとくB級な今年ですが気にしないでくださいまし。
映画『グレムリン』にまつわる話を見かけてへえへえ!と思ったのでメモコピペです。
以前もちらっと書きましたが、あの主人公のガールフレンド、ケイトの告白シーン。あれはみんな衝撃だったのか…。しかしそれこそが監督の狙いで、削除要請を頑として聞き入れなかったのだそうです。
■『グレムリン』新鋭監督ジョー・ダンテが譲らなかった「ざわつくクリスマス」 |CINEMORE(シネモア)
削除命令の出た、たった55秒のセリフ
そしてもう一つのバトル。それが今や伝説として語り継がれる「ケイトの告白」事件である。問題となったのは、ヒロインが「クリスマスの嫌いな理由」を明かす、たった55秒のセリフ。ショッキングな顛末を言葉だけで表現するそのインパクトたるや凄まじいものがあった。撮影時から嫌な予感は充満していたというが、予想通りスタジオ側はダンテに対し「これじゃ悲劇なのか、喜劇なのか分からない。カットしろ!」と要請してきたという。
だが、なんとか死守したかったダンテは、この要請を頑なに阻んだ。スタジオの依頼を受けスピルバーグも何度か説得を行ったが、けれど最終的には彼もダンテの熱意に負け、「どうしても残したいなら、負けちゃダメだ。これは君の映画なんだから」と励ます側に回ったという。ここでも製作総指揮としてのスピルバーグの存在が、ダンテの志を大いに救ったこととなる。
ダンテにとってあのセリフは、本作のトーンを決定づける極めて重要なものだった。確かに客はあのシーンで、笑っていいのか、同情していいのか分からなくなる。が、クリスマス=楽しいものとする固定観念にとらわれず、あの忘れがたく、一言では割り切れないザワザワとした感情を観客にもたらすことこそがジョー・ダンテの狙いだった。
へえへえー。うん、確かにあの告白は一体なんだったの…?と子供心に目が点でした。でももともとグレムリン自体がクリスマスに街がめちゃめちゃになるという悲劇の話だし、その陰惨さに拍車をかけるインパクトがあった気がします、確かに。
続いて、これまた製作裏話リンク。
■『グレムリン』はもっと残酷でグロいはずだった!?学生の脚本をヒット作に昇華させた、スピルバーグのプロデュース術 |CINEMORE(シネモア)
そして今や伝説となった自宅のキッチンにおける「ママVSグレムリン」の奇妙奇天烈なバトルも、オリジナルではママが敗北するどころか、主人公ビリーが帰宅するとママの首が階段からゴロンと転がり落ちてくるというギョッとする描写が盛り込まれていたとか。
ぎゃあ!お母さん敗北ルート!首ゴロ!エグいわ~。
いや、結果的に採用されたお母さん無双ルートは強過ぎだった気もしますが。でも良かった…
前も書いたけど、ちょっと似たようなクリスマスの小さな街が大惨事になる映画で『デッドリーフレンド』というのもありましたが、あちらでは首をつかんでバスケットボールみたいにぶん投げて壁にびしゃっと花が咲く…的なシーンがあったような…デッドリーの方ははなからB級路線で、グレムリンでは削除したようなグロエグ要素を臆さず盛り込んでいたのかもなー。
以前書いた記事。
■September 23, 2011 20年振りのグレムリンが面白かった
吹き替えamazonビデオ。
しかし昔の映画のポスターって素敵。DVDのジャケットもこれにすればいいのにな。