授乳やおむつ替えなどを記録する育児ノートは、荒海に漕ぎ出す新米母ちゃんの航海日誌である。



おすすめ育児グッズ、おしりふきのフタに続き、おすすめ育児ノートのお話です。
産後、病院や助産院などの施設で入院中に渡されるのではないかと思います、授乳やおむつ替えの記録用紙。
新生児の頃って、授乳も(母乳ミルクどちらも)おむつ替えも頻繁すぎて、もう何が何だかわからなくなりがちです。あれこの乳今日何回目だっけ?(10回目です☆)さっきもうんち替えなかったっけ?(替えました☆)え、おしっこだけで今日10回以上…?嘘だよね…?(本当です☆正確には15回目だヨ☆)みたいなことが連日連夜続き、もう睡眠も細切れだから本当にわけわかんなくなります。昨日が今日で今日が昨日で?俺があいつであいつが俺で。
そんな嵐の海で遭難寸前の小舟のような新米母ちゃんの意識を現実にもやう堅牢なデータ。その蓄積により赤子と産後の自分の健康状態が立体的に浮かび上がってくる航海日誌のようなもの。それが育児日記、育児ノートです。今思いつきました。今思いついたけどちょっとカッコイイのでタイトルにしてみました。
風邪やら体調不良やらで小児科にかかる時にも、授乳回数やおむつ替えの回数、おしっこやうんちの様子などを訊かれたりするので、なるべく詳しく書いておくと後で助かります。
小児科にまで行くほどのことがなくても、赤ちゃんのうちは頻繁な市区町村の乳児健診や予防接種の時にも役立ちます。(予防接種は何を受けるかにもよりますが、生後2ヶ月から始まって0歳の間はほとんど毎月のように続くので大忙しです)
でも一番は最初に書いたように、自分の意識を現実に結びつけておくために役立ったかも。
昼夜の別なく生まれたての生き物の世話をし続けの数ヶ月間、ログインしっぱなしでトイレにもろくろく行けないネトゲ廃人みたいな(というかまんまな)生活で、いろんな意味で朦朧としてくる頭と身体を少しでも休ませるために、記録をつけていました。余計なことに記憶や神経を使わないで済むよう、「機械的に書き記しておく」ことで安心して眠れるように。マメだからとか真面目だからとかじゃなく、ラクするために一生懸命。
それから、きっと書いておかないと忘れちゃうだろうな、と思ったので、数字だけでなく日記的な記述も。「可愛い」とか「大変」とか「5時間泣き続け」とか「へとへと」とか「可愛い」とか。
新生児の頃から、私はなんだかんだで一歳過ぎまでほそぼそと使い続けていました。たまーに見返すと、おお~よくやってたなあ、とか思います。タローさんも立派になったもんだ。
Amazonで検索して、一番シンプルで使いやすそうなものにしました。「ミドリ」の育児ダイアリー。


あ、そうそう、たぶんスマホで記録できる育児ノートアプリも色々あると思うのですが、私は紙にしました。
不妊治療をしていた初期の頃(まだ治療に乗り出す前だったかも?)、基礎体温をつけるのに、当時はまだスマホがあんまり全盛じゃなかったから、記録が残せて液晶画面で棒グラフが見られる電子体温計を使っていたのですが、一度クリニックの先生に「そういうのだとさっと遡ったりデータを並べて視覚的に比べたりしにくいから、昔ながらの紙に書く方がいいよ」と勧められて、紙に切り替えてみてなるほどと思ったのです。
基礎体温表も育児ノートも、病院に持って行って医師に見てもらう場合があるので、何というか、紙の方がやはり見せやすいし見やすい。
それから新生児育成中は、授乳やおむつ替えが終わって、スマホを手にしてスリープ状態から立ち上げてアプリも立ち上げて書き込んで…とかやってる余裕がたぶんナイ。開きっぱなしのノートに置きっぱなしのペンでさっと書く。その方がラク。
と私は思いました。人によると思いますので、色々試すのもよいかと。
あ、陣痛アプリは超役に立ちました。
うっキタキタぽち、ふ~引いたぽち、を繰り返すだけで何分間隔か即わかり!それこそペンを取って時計を見て時刻を書き込んで…とやる余裕なんてなかったのでマジ助かった。
陣痛記録なら紙よりアプリが神、と思いました。今。紙より神。イタイ。トコちゃんベルトを投げるのはやめてください。
陣痛アプリとならんで助かったのが、マタニティータクシーでした。
電話番号やかかりつけ医院などを事前に登録しておいたら、なんとほとんど一言も喋らずに産む病院まで連れて行ってもらえました!ハイパーエレガントサービス!
それから意外だったのが、産む時一回こっきりじゃなく健診やら急な小児科などの時もちょいちょい利用できて助かったことでした。この辺もまた別にまとめたいです。
その後→マタニティータクシーについて書きました。
さてもっかい貼っときます。



・小ぶりなサイズ
・見開き一週間
・リング式なので開きっぱなしにしたり、半分サイズにしやすい。
・シンプル
こんな条件で選びました。表紙はマスキングテープでちょっとデコったりした。
それから出産前に気分が上がったのが、スタンプ選び!!
可愛いんですよこれがまた!!
ノートの欄が細いので、一般よりやや小ぶりなこちらのスタンプがジャストサイズでした。
特にこれ!「授乳スタンプ」の可愛さがこのシリーズを集める決め手でした。



かわい~。乳にかぷついてる赤ちゃんかわい~。
あの、他の授乳スタンプって、もっとこう「おっぱい!」っていうのもあって。母乳スタンプっていうか巨乳スタンプっていうか。ドーンバーンパーイ!みたいな。コレでノートが埋め尽くされるのもな…と思ったのと、あとは育児スタンプはほとんどがセット売りで、あんまり使わないものも入ってるなー、と思ったので、バラ売りのこちらの fatetto さんのシリーズにしたのでした。
とにかく1日に何度も記入する必要があるのが授乳、それからおむつ替え。
ただ、おむつ替えはスタンプは使わず、産んだ病院にならってボールペンで「おしっこは正の字」「うんちは最初の黒い胎便は黒丸●、黄色くなったら白丸○、量が増えたら二重丸◎、三重丸…」と書きました。ペン一本で一文字分のスペースにこれだけの情報量!素晴らしい。1時間のうちにおむつ替えが何回も重なることもザラで、それをいちいちスタンプ押してられないしスペースも4mmしかないし。
ゆるい時は太陽みたいにギザギザをつけてました。漏れたりすごかった時はどんどんギラギラしていくうんちアイコン…。
産んだ病院では授乳は「授乳」と漢字で書くことになっていて、画数多くて入院中はタイヘンでした。スタンプ必須。
あと毎日のことなのはお風呂。お風呂スタンプも買って水色で押してました。
あんまりノートがごちゃごちゃしても見にくかったりもするので、この辺は必須ではないかも?(いや全部私の好みなので必須ではないんですが)



ミルクも使ってましたが、無くても困らないかも。
ミルクの時はオレンジ色、哺乳瓶で水分をとった時には水色で押して、飲んだ量をビンの中に書き込んでおきました。最初は15mlとかだった!



病院と注射は赤で押してました。これも無くても困らないかも。でも赤で書く、とかにすると、パラパラめくってこないだいつ病院にかかったっけ、とか探す時見つけやすいです。




スタンプ台は、これまた悩みました。そして結局カスタムしました。
すべてのスタンプの色がひとつにまとまっていてほしくて、マルチカラーを探したのですが、サイズが大きすぎたり不要な色が多かったり、パステルカラーで薄すぎたり…
私が使っていた6色入りで5cmx7cm程度のコンパクトなものは3年前当時既に廃盤在庫限りだったので今検索してもリンクを発見できず。しかも二種類買って色を無理矢理入れ替えたりしていたので参考になりませんが…
色の感じはこれが近い。サイズはこれの半分でしたが。これいいですよね!ツキネコのカラフルスタンプパッド。子供の頃から大好きだった~。
ツキネコ[ バーサクラフト(ファブリコ) ]【レインボー】ビビッド
ツキネコ[ バーサクラフト(ファブリコ) ]【レインボー】ビビッド
これではないけど、確か「こどものかお」というメーカーだった気がする。
◆《メール便対応》 こどものかお スタンプ台 ニューウォーターカラーL (4131)レインボー 紙用・遅乾性 ◇New Water Color stamp pad〔nw-color-l〕
◆《メール便対応》 こどものかお スタンプ台 ニューウォーターカラーL (4131)レインボー 紙用・遅乾性 ◇New Water Color stamp pad〔nw-color-l〕
あ、これも違うけど近いかも。
カラフルスタンプパッド 『カラーパレット』 【5色★コンビ】【全10パターン】 ポンパレモール
あとは、一色一色出してフタ開けて押すのが手間ではありますが、こんな豆スタンプ台もあるのです!うっかりいくつか買ってしまいました。いろんな色あるよ!またどれも色も良いし名前も良いのです。



思わず子供の頃の文具好き魂に火がついて、楽しく選んで使いました。育児の冒頭ってほとんど家から出られなかったりもするので、こんな内職的なところも楽しみどころです。私はもともと超インドア派なので家から出られないことはちっとも苦じゃありませんでしたが。むしろこういうちまちまこまごました物事大好き。
お役に立てれば嬉しいです。

宙船/do!do!do!
TOKIO
ユニバーサルJ
2006-08-23



なんとなく航海日誌とかの雰囲気つながりで貼ってみた。TOKIOより中島様バージョンの方があらゆる意味で迫力あるってすごい。


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