冬の札幌旅行、服装編

さっぽろ雪まつりに遊びに行ったシリーズ、服装編です。
旅行の服ってほんと悩みますよね。知らない土地の気候は天気予報の数字だけでは掴みきれないし。極端に暑かったり寒かったりする地域にありがちなのが、デパートやお店など屋内は空調が効きすぎていて、外と温度が逆転している現象。外は寒いのに中は暑くて(もしくは逆)、暖房で汗かいて風邪を引く、とか(暑い地域では店内の冷房で風邪を引く)。
行く前に聞いた話では北海道がまさしくそうで、道民の皆さんがむしろ東京にきて寒い(店内が)と震えていたりするとか。でも実際行ってみて、少なくとも私が今回行ったお店はどこもそれほど極端に暑くはなかったです。やっぱり屋内もそれなりに寒い(そしてもちろん外はものすごく寒い)。というわけでしっかり防寒するに越したことはないなと思いました。
暖房対策としての事前情報「分厚いセーターよりも重ね着、脱ぎ着しやすい薄手のカーディガンなどが良い」、これは役立ちました。脱いだり着たりで調節できるのは大事だし、着回しのバリエーションもぐっと増えますしね。
そんなわけで北国旅装大公開。まず下着。
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レイヤー1:シルクとウールの極厚あったか腹巻きパンツ、シルク足指靴下。
レイヤー2:極厚あったかタイツ、ひざもも部分にウールレッグウォーマー。
レイヤー3:モダール肌着・半袖(ピーチジョンのセールで♪)
下着だけでこんなに着ています!
今回私の場合、この下着を固めた段階でかなり高い防寒度を誇れた気がします。寒さに震えることはほぼなかったし、暑すぎて困ることもなかった。多少汗もかいたけど、綿やシルクなどの天然素材を多くしたおかげか冷えることもなく。洗い替えに似た機能のものをもう一組持って行って、夜洗って干しながら交互に着ました。


こっからようやく人にお見せできる服。
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レイヤー4(左):ヒートテック。いざ暑ければここまで脱げます!
レイヤー5(右):ニットワンピで体幹をカバー。下のグレーの起毛ジーンズはかなり分厚くてどんな寒い時でも汗だくになるという実績(たぶん通気性がゼロに近いんだと)。
さらに寒ければ。
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レイヤー6(左):薄手のニット
レイヤー7(右):薄手のカーディガン
どちらも今期のセール品♪カシミヤほわほわ。薄くて軽くて暖かいので旅行にも最適。
滞在中の気温は日中がマイナス4度、夜はマイナス8度くらいの中、昼間少し出歩くくらいならダウンコートの下に薄手のニットまでで十分で、カーディガンは夜間の外出や、もう少し中を薄くした時に着ました。
もうひとつ持って行った厚手のカーディガンはお母さんに貸しっぱなしでした。お母さんは店内の暑さを警戒し、かつ荷物を軽くすることを優先して(それも大事ですよねえ!)薄着すぎて初日は寒さに震えてしまっており。「もうこのまま帰りの日までホテルに引きこもっているしかない、やっぱり私には無理だった…(;´´Д“)と思った」そうです。旅行好きで旅慣れているはずのお母さんすっかり弱気に。だけどあひるさんのカーディガンのおかげでしっかり観光できたわ!と喜ばれて何よりでした。そんなこともあろうかと!とお母さんも着られるデザインでセレクト(ド派手なもの除外)した甲斐があった。
それからやはりお母さんとそんな話になりましたが、旅行中にあれこれ着替えを持って行って荷物を重くするのは男性にとってはピンとこないことかもしれないけれど、女性にとっては重要よね、と。完全な一人旅なら着たきり雀でいいんだけれど、ツアーなどで同じ人たちと行動を共にする場合はどうしたって人目が気になってしまうし、実際大して見られていないとしても自分の気分的に落ち着かず旅行を楽しめなくなってしまう。ほんっとにその通り!かといって荷物を軽くしたいのも山々だし、もうほんとに旅の荷造りって難しい。
これまでの旅行では、荷物を軽くすることを最優先にしすぎてちぐはぐで変な服ばかり持って行って現地で途方に暮れる(そして変なコーディネイトでこそこそ観光黒歴史ェ…)ってことが多かったのですが、今回は珍しく困らなかった!かしこくなった!(お母さんに貸すかも視点に救われた感)
その他着回し色々。
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ベージュのタートルは薄手の綿混ニット。
らくだ色のスキニーパンツは厚手のコーデュロイで、これが大正解。細くてブーツインできて、かつストレッチで動きやすく、ウエスト周りはゆったりめで腿あたりはぴたっとフィット、というなるべく締めつけずにかつスッキリ見せたい最近の嗜好に見事にマッチした形でした。パンツの型紙の相性って大事だと思った。今回初めてのメーカーでしたが型違いのジーンズも同じ快適さであやうく買いそうに。
赤い五分袖はアクリル毛麻アルパカ混、という不思議な組成の極薄ニット。薄くてかさばらないし重ね着で雰囲気を変えられて旅行に最適。
んで、この上に、
頭:大判マフラーまちこ巻き・ニット帽
手:手首用アームウォーマー・手袋  
靴:エーグルのゴム長靴・取り付け式スパイク
と、完全防備でばっちりでした。
全レイヤー着用。むっくむく!
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特にまちこ!まちこ大事。顔が寒いんですよ顔が。
帽子もかなり大事。すぐこんなんなっちゃうし。
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今回実際に行ってみて思った、雪国旅行の服装まとめ。
・傘はほぼ必要なし。むしろ手と視界が塞がって危険。
(雪の質がサラサラなのではたけばすぐ落ちる。かなりの降りでも誰も差してませんでした)
・帽子はひさし付きが便利
(雪よけになる。ただし視界はやや狭く)
・メガネは雪で濡れたり気温差で曇ったりするので注意。できればコンタクト推奨。
(ただしコンタクトもホテルの乾燥や目の疲れなど別の問題が)
・マフラーはまちこ巻きできるよう薄手の大判が便利。
・手袋は転倒時の怪我防止のためにも厚手推奨。
(あと指出してると凍りそう注意。普段手袋しないオットもしてたほど)
・カバンは脱いだものをしまえるようゆとりある容量を
(手袋や帽子などまめにしまえば忘れ物・落とし物予防にも)
・分厚いセーター一枚よりも、薄くて暖かいものを重ね着
(出先での温度差に対応できるし着回しも増える)
・靴に履かせるスパイクは必須!安定感が全然違うぞ!(別途詳しく
・転ばない対策よりも転ぶ想定で慎重に行動を。「道民でも転ぶ」を忘れずに。
それから、旅行好きで旅慣れたお父さんお母さんの知恵、
・靴下などの小物は洗面所で洗って、タオルに包んでしぼるとよく乾く
・部屋の乾燥対策にもなる
というのを実践。洗濯ばさみとロープも持参。特に最後の一泊でホテルを移動したらものすごい乾燥で加湿器も借りられず、マスクに濡らしたガーゼを挟んで就寝しつつ、部屋にあったタオルかけを枕元に置いてバスタオルをほぼびしょびしょにしてかけておいたら翌朝にはカラッカラでした…
そんな旅装ご紹介でした。
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旅行記。
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小ネタ。
February 13, 2013 さっぽろ雪まつりの屋台とオットくん
February 13, 2013 さっぽろ雪まつり2013で一番インパクトのあった雪像
February 14, 2013 バレンタインデーの透明なかなしみ
動画あり。
February 06, 2013 さっぽろ雪まつりで雪像にプロジェクションマッピング!
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今回の旅行用に買ったシルクの足指靴下が、暖かいし乾きやすいし超快適でした。綿100%のと明らかに違う暖かさ!
しかも嬉しい男性用サイズで薄手!
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“冬の札幌旅行、服装編” への2件の返信

  1. この記事すごくよかったです!
    旅行やアウトドア時の、機能性を考えたウェアって大好き。
    たいして外にも行かないのにゴアテックスとか買っちゃうくらい。
    日常でも「明日は真冬の冷え込みです」とか天気予報で言われると、
    「よーし、それなら!」と着ていく服を考えるのが実は楽しい。
    参考にさせてもらいます。
    またこういう記事書いてくださいね。
    シルク5本指は気になっていたので、検討してみようっと。

  2. > TK22さん
    ありがとうございます!あまりにも自分メモすぎて面白くないかなあと心配だったので、そう言って頂けて嬉しいです。
    機能性ウェア、機能性グッズ良いですよねー!ちょっと違うかもですが、私もスポーツ用品店で見かけたジョギングスーツが格好良すぎてあやうく買うところでした。筋肉にそった縫製ラインが、車よけのために蛍光色になっていてヒーローみたい!しかもああいうのって本当にすごく動きやすいらしいし。気になる!走らないけど!

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