はやぶさ微粒子、イトカワのものと確認 [はやぶさ]

おおお!
「はやぶさ」地球帰還 微粒子は小惑星「イトカワ」のものと確認 – 毎日jp(毎日新聞)

“今年6月、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内の微粒子の大半が、小惑星「イトカワ」のものであることが16日分かった。”

ピクチャ 1

すごいなああ!


こんなかんじのことになっているそうです。
ピクチャ 2

ITmedia Newsでは、川口教授の「1500粒のサンプル「そんなにたくさんいらないのに(笑)」」という発言が小見出しに取り上げられていますね。そんなにたくさんいらないのに(笑)
川口教授「本当に信じられない」 はやぶさの“おつかい”成功に「感激」 – ITmedia News
2ちゃんも大盛り上がりです。
「はやぶさ」また快挙 微粒子は小惑星「イトカワ」の物質と確認 月以遠からの回収は世界初:ハムスター速報
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以下、ニュース全文引用。
川口教授「本当に信じられない」 はやぶさの“おつかい”成功に「感激」 – ITmedia News

“「夢のようなゴールを目指してきたが、夢のもう1つ上をいくような、信じられない気持ち」??はやぶさがイトカワの物質を持ち帰ることに成功。プロジェクトを率いた川口教授が感慨を語った。
2010年11月16日 18時09分 更新
「信じられない気持ちだ」??宇宙航空研究開発機構(JAXA)で「はやぶさ」プロジェクトを率いた川口淳一郎教授は、はやぶさが持ち帰ったカプセルに入っていた微粒子約1500個が、イトカワの物質だと判明したことを受け、会見で感慨を語った。
 地球外の天体からのサンプルリターンとしては、米航空宇宙局(NASA)の探査機「スターダスト」が、エアロゲルを使ったすい星からのサンプル回収に成功しているが、「小惑星からのサンプルリターンは世界初。エアロゲルなどを使わない、コンタミ(汚染)のない状態の回収もはやぶさが初めて」と川口教授は話す。
 はやぶさプロジェクトがスタートしてから15年。「夢のようなゴールを目指してきたが、夢のもう1つ上をいくような、信じられない気持ち」で、「わたしにとってはたいへん、感激的な日だった」という。
■1500粒のサンプル 「そんなにたくさんいらないのに(笑)」

 はやぶさカプセルの中身を収集・分析する「キュレーションチーム」が、特殊なへらを使ってサンプルキャッチャー(サンプル容器)の側面をこすり取り調査。1500個程度の微粒子を地球外の岩石質と同定し、イトカワ由来と判断した(イトカワの微粒子、写真公開 はやぶさが回収に成功)。
 イトカワのものかを判断するには当初、大型放射光施設「SPring-8」(兵庫県佐用町)を使った同位体分析など「初期分析」の結果を待つ必要があるとみられていたが、電子顕微鏡による分析の結果からのみから断定。「微粒子が1粒や2粒では結論を出すのが難しかったが、1500もあり、統計的な処理をした結果、イトカワ由来と確信を得た」(JAXAの藤村彰夫教授)という。
川口教授は、サンプル分析の状況を随時、専門の会合などで聞いていたという。サンプルがイトカワ由来と断定し、プレスリリースを発表することに対しては、「本当か? と、わたしが一番慎重だった。サンプルは逃げていかないんだから、初期分析が終わってからでいいのでは、と言っていた」と振り返る。
 だが、初期分析とは異なるアプローチでイトカワ由来と確認できると聞いたとき、「本当に信じられない」気持ちに。「わたしは1粒でいいと思っていたが、1500粒もあると聞いた。そんなにたくさんいらないのに、と正直そう思った(笑)」
■「1粒でいいからあってほしい、あるはずだ」

 はやぶさプロジェクトが始まってから15年、はやぶさが宇宙に飛び立ってから7年。「考えてみると、当初は夢のようなゴールを目指して飛行させてきたが、今回、1500個というイトカワ起源の物質を判断するにいたったことは、その夢の1つ上をいくような信じられない気持ち」と感慨深げに語る。
 特に後半の4年半の飛行は「艱難辛苦、たいへんな苦労だった」という。はやぶさは、弾丸を打ち込み、飛び散ったサンプルを回収する計画だったが、弾丸発射に失敗。「弾丸を発射していないと訂正発表した経験があり、その時たいへん苦しかった」と述懐する。
 それだけに、「最後の最後まで確認したいなと思っていた。心の底では(イトカワのサンプルが)あってほしいなと。帰りの飛行が始まった時から、1粒でいいからあってほしい、あるはずだ、あると信じているからこそ、帰りのプロジェクトをみんなで支えられた」。
■「はやぶさ自身も喜んでいることだろう」
 はやぶさに今、どんな言葉をかけてあげたいか、という質問に対して、「はやぶさが打ち上がってから、いろんなしつけをつけて、育て上げ、取り組んでもらった。(はやぶさとプロジェクトチームが)協働して持ち帰ったと言える」と、我が子のように語る。
 「はやぶさには燃料がなく、大気の中で燃え尽きないといけないことは予測されており、カプセル・試料の回収を最優先してきた。はやぶさにとってベストなのは資料を回収すること。はやぶさ自身も、今回の成果はたいへんに喜んでいることだろう」
 プロジェクトに関わった全員の成果とも。「プロジェクトのみなさんが献身的に努力してくれてこの発表を迎えられたことに、プロジェクトみんなで喜びたい。宇宙科学研究所(JAXAの前身)時代からのべ40年以上にわたる宇宙開発の積み重ねがあってこそこういう結果にたどりつけた。先輩諸氏と一緒に喜びたいし、感謝したい」”


「はやぶさ」地球帰還 微粒子は小惑星「イトカワ」のものと確認 – 毎日jp(毎日新聞)

“2010年宇宙の旅:「はやぶさ」快挙 微粒子は小惑星「イトカワ」のもの
 今年6月、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル内の微粒子の大半が、小惑星「イトカワ」のものであることが16日分かった。高木義明文部科学相が同日朝の閣議後会見で公表した。小惑星の物質を、直接入手したのは世界初。今後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が詳しく分析。太陽系の成り立ちに関する科学的な手掛かりが得られると期待される。はやぶさが持ち帰った試料が小惑星の物質であることが確認されたことで、数々のトラブルを乗り越えて7年あまりの旅を終えた「はやぶさ」の使命は、これで完全に達成された。
 はやぶさの帰還後、JAXAはカプセル内の円筒状の試料容器からフッ素樹脂製のヘラで直径0.01ミリ以下の微粒子約1500個を回収。電子ビームを当てて成分の分析ができる走査型電子顕微鏡で全個数を調べた。
 その結果、大部分が、地球では玄武岩などに多く含まれる「カンラン石」で、一部は火成岩などに含まれる「輝石」と判明。いずれもマグネシウムと鉄の含有比率が地球上の岩石とは大きく異なり、鉄の比率が5倍以上多いことが分かった。
 こうした成分上の特徴が、イトカワの反射光の観測から推定された物質や「LLコンドライト」という種類の隕石(いんせき)と一致。「ほぼすべての微粒子が地球外物質で、イトカワ由来だ」と結論づけた。【山田大輔、八田浩輔】
 ◇太陽系の歴史、発見に期待 46億年前、そのままに
 イトカワの砂などを分析することで何が分かるのだろうか。
 小惑星は、太陽系が誕生した約46億年前の姿を今も保ち続けている。小惑星の物質を直接分析することによって、太陽系の歴史や成り立ちについて新たな発見が期待できる。もし、有機物が含まれていれば、生命の起源を考える材料になる。
 地球に落下する隕石(いんせき)は、小惑星からもたらされる物質の代表格だ。だが隕石は大気圏を通過する途中で高温になり、落下後は地球環境にさらされて変質している。はやぶさが持ち帰る物質は、このような熱変化や地球環境による汚染の影響がない。
 カプセルからの物質回収を担当する野口高明・茨城大教授(鉱物学)は「はやぶさが持ち帰る物質は宇宙空間にあった状態そのもの。隕石では分からない細かい物質や表面の状態を確認できるかもしれない。イトカワという特定の小惑星のものであることが分かっているので、隕石の分析を基にしてきた小惑星研究への影響も大きい」と期待する。
# 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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「はやぶさ」の奇跡、研究者もガッツポーズ : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

“奇跡的な帰還に続き、小惑星イトカワの粒子の採取に成功した探査機はやぶさ。
 プロジェクトにかかわってきた科学者たちは、文部科学省で16日に開いた記者会見で、世界初の快挙に喜びをあふれさせた。
 「帰還しただけでも夢のようだった。今回の発見は、その夢を超えた」。プロジェクトを率いてきた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授は、うれしさをかみしめるように語った。
 打ち上げから7年。60億キロ・メートルの旅路を終えたはやぶさが持ち帰ったカプセルからイトカワの粒子を探す作業は困難の連続だった。
 宇宙機構の藤村彰夫教授は、帰還直後の6月にカプセルを開封した際、真っ青になった。「肉眼では何も入っていないように見えた」。光学顕微鏡で丹念に探しても、見つかったのは、0・01ミリ・メートル前後の粒子60粒ほどだった。
 「もっと小さい粒子がたくさんあるはずだ」。藤村教授らは、0・001ミリ以下の粒子も判別できる電子顕微鏡を使って、さらに小さな粒子の回収にかけることを決定。フッ素樹脂の特殊なへらで試料容器内部をこすり、10月以降、電子顕微鏡による観察を始め、岩石質の粒子を数多く回収したことを実際に確認した。
 「見つけた粒子の数が増えていくうちに、手応えが出てきた」と、藤村教授。「地球にはない結晶構造を見つけた際には思わずガッツポーズが出た」と、分析を担当した中村智樹東北大准教授は振り返った。
(2010年11月16日14時05分 読売新聞)”


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“はやぶさ微粒子、イトカワのものと確認 [はやぶさ]” への1件の返信

  1. はやぶさ帰還一周年、ギネス認定に劇場用映画公開 [はやぶさ]

    小惑星探査機はやぶさが地球に帰還したのが、2010年6月13日でしたね。ちょうど一年経った今日、こんなニュースが。
    ■小惑星探査機はやぶさがギネス認定「世界で初めて小惑星から物 …

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