80年代をいじって楽しむっていつまでもつのかな

先ほどの溜池Nowでふと思ったこと。


あの番組自体はすごく面白いんだけど、でも20年前のジャンプのキャラクターの話とか、キン消しの話とか、「現在30~40代の人が小学生だった頃のネタを回して楽しむ」って、いつまでもつんだろう、とふと思いました。
ケロロとかもそうですよね、モロ。や、溜池ナウもケロロもすごく面白いし好きなので、めっちゃ爆笑させてもらってるんで、それ自体を批判したいわけではないのですが、うーんと何て言ったらいいのかなあ。
すごい古い話ですが(5~10年は前。ってレンジ広すぎ)、スマスマでキムタクがハーロックに扮して、ジャスト80年代のアニメ声優さんを次々ゲストに呼んできていろんなキャラのしゃべりをしてもらって拓哉とスタッフおおはしゃぎっていう企画があって(例:神谷明さんの声が出てきてシティハンターの冴羽さんとかキン肉マンとかケンシロウとかいろいろ次々演じてくれる)、私も同年代の友人もむちゃくちゃ面白く見てたのですがそのコーナーの続きがなかなか出なくて、あれどうしたんだろうね面白かったのにって言ったらその友人の9歳下の妹ちゃんが「全然わかんない」ってちょーつまんなそうだったんだそうで。
あー、なるほどー。スマップのファンっていったらもうほんとは90年代世代(当時)が多数なんだねえ。。
なんてことを感じたりしたものですが。
民放でゴールデンタイムにゴールデンアイドルがやるには無茶だったこの手の企画が、ネット放送でなら確かに作れるのかもしれないなあと今回見てて思いました。
なんか、同年代で飲んでてテレビやマンガの話で盛り上がってる、みたいな空気なんですよね。
それは確かにとても楽しいんだけど、そういうのっていつまでもつのかなあ。たとえばあと10年経って、現30代・40代が、40、50になる。それでもまだ80年代の、小学生の頃のテレビやマンガの話で熱くなって大笑いしてるのかなあ。
それともその頃には、もう一段若い世代に印象強い90年代とか、00年代のものをネタにして笑いを取る番組をやっていて、我々にはピンとこなくて「ふーん、こういうのが面白いんだ~。。」って大笑いしてる若い世代から取り残されたような気持ちになりながらわからないネタを繰り広げるテレビを眺めることになるんだろうか。
それとも完全に別れちゃうのかな。世代ごとに見る番組とか、興味の方向が。それこそネットTVみたいに、番組も見る時間も好きに選んでそれぞれに見る、という。これ便利ですけどね、ほんと。時間に縛られなくて。
ただ何となくだけど、私たちが子供の頃はそうでもなかった気がして。大人も子供も同じものを見てそれぞれの楽しみかたをしていたような。
うーん、まとまらないけど、なんかふと、でもこういうのっていつまでもつのかなあ、と思ってしまいました。
80年代っていろいろすごかったよねえ、と、アニメを見ても漫画を見てもマンガ雑誌単位で見ても、声優さんも、アニソンも、どこを切ってもすさまじいクオリティだよね、って思うのは、自分たちがその時代に一番感受性が鋭敏だったからなのか、それらの文化もちょうど青年期で一番華々しい時期だったからなのか。両方かな。
両方ならそれはとても幸せなことで、パロディで笑う以外に何が出来るのかなあ、と思ったり。あれはすごかった、と解説する以外に。
たまにふと考えてしまいます。
いや、パロディ文化全盛期ってことでいいのかなあ。でも知らない人はつまんないだろうな、と思ったんです。友人の妹ちゃんみたいに。今は自分の世代がちょうどターゲットだから楽しませてもらえているけれど、そこからはずされてしまうと寂しいだろうなあ、と。


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