げげんちょ!?
■セクシーボイスアンドロボ(日テレ)
い~や~…..どうなのでしょうか。。。
ドラマに向いてないと思うんだけど。。。
【あらすじ:
女好きのロボットオタク・ロボ(松山ケンイチ)と、7色の声を操る14才の少女・ニコ(大後寿々花)がスパイとして活躍する笑いと涙と感動の痛快冒険活劇。】
違う。。。。。(なぜか小声)
黒田硫黄ですよ?だって。
「笑いと涙と感動の痛快冒険活劇」じゃないんだよなあ。。そこに姿を借りたあの何ともいえない厭世観というか、無常観というか、体調が優れない時に読むと余計具合悪くなるから注意感というか。。
そこまで表現するのはドラマじゃムリなのでは。
まあ、ただの「笑いと涙と感動の痛快冒険活劇」としてそこそこ面白くはできるかもしれない。
原作の根底に流れるあの雰囲気まで再現しようと思ったら、百歩譲って映画でしょうね。それもちょう単館上映とかの、収益なんていらねえぜ!みたいな自己満足的な。だって原作がそうなんだもん。この作品が賞取ってた時もヘンなのと思ったものですが。誰かが賞をあげたくなるようなものじゃないと思うんだけど、ましてやドラマ化したくなるようなものでは全然ないと。。思うんだけど。。。
万人受けっぽくライトなノリにしてしまったらそれはもう、黒田硫黄の作品をわざわざ使う意味がないというか。。
その点『アンダルシアの夏』(アニメ映画)はとてもよくできていました。話題作りのために無理矢理据えられちゃった声優さんが一部かなりどうかというかんじで気の毒でしたが、良くできていたと思う。
駿に「『アンダルシアの夏』、これの面白さがわかるやつは本物だ」とか言われるまでもなく(とかいう帯がついてたんです、原作コミックスに)、原作となったオムニバス短編集『茄子』の中でもあの自転車レースの話はひときわ光ってたし。
いやまあすいませんそれはいいとして。
どうかなあ~~~。
もうあさってとかなんですね、第一回。火曜日。
サイトの予告編を見てみた。(Macじゃ見れないっぽかったのでWindowsで)
「宇宙とか言われたら、ときめくじゃないか!」ってセリフにちょっとときめいてしまったw
とりあえず見てはみますか。。。(気乗りしなさげ)
すいませんなんかローで。ちょっとショックなの。
原作(に対して自分が持ってるイメージ)とちょっとでも違ってたら激怒してこきおろす原作至上主義というつもりはないが、そしてのだめドラマが大成功を収めた実績があるとはいえ、向き不向きは確実にあるのに。
最近マンガを実写にしすぎではありませんかねえ。
面白かったら謝ります。いやむしろ謝りたい。
* * * * * *
あっ!『すいか』のプロデューサーさんかあ!河野英裕さん。
脚本の木皿 泉さんも『すいか』と、『やっぱり猫が好き』の人かあ。
んん~~、『すいか』はすごく好きだったけど、あの明るくてどたばたした雰囲気と『セクシーボイス』はどうかなあ。。
ああ、でも『すいか』にも微妙な(というかモロ)退廃感とかあったなあ。ううん、どうだろう、少しの希望が。
すいか DVD-BOX (4枚組)