阪神大震災から11年経つのですね。
当時TVを通して見ただけなのでいろいろ言うのは申し訳ないですが、考えさせられることがたくさんありました。
未明に起きた地震から十数時間が経ち、日が落ちても救助活動は遅々として進んでおらず、報道のヘリコプターが瓦礫と化した街並みから点々と火の手が上がっている様子を遠く空から映し出していて、一体何をやっているんだと唖然としてしまいました。
真っ暗な地面の上に赤い火がぽつぽつと点っていて、その光景がかなりの広範囲に渡って広がっている。本当に現実のことなのか、と思いました。
「あの炎の下には、救助を待つ人たちが残されています。我々にはどうすることもできません。」と報道のヘリのアナウンサーは言っていましたが、「そんなに近くにいるなら救助に加わったらどうなのか」と思ってしまいました。彼らの仕事はそれを報道することなので、命を危険にさらして救助をしろと責めるのは間違っているのかもしれませんが。
でもアメリカの俳優さん、スティーブ・ブシェミっていますよね(『ファーゴ』の”変な顔の男”役とか、『アルマゲドン』にもおかしな男の役で出てた)。彼は元消防士さんで、911のテロの際に昔の消防服を着てワールドトレードセンターに駆けつけずっと救助活動をしていたんだそうです。
あの震災の時には、自衛隊を救助のために派遣するのに数日かかったとか(調べてみたら3日後だったそうです)、翌日海外からボランティア団体が駆けつけてくれた(自衛隊より早いですね)のに政府が入国を断り、「何のためにここまできたんだ」と空港で激怒されていたとか(国内の混乱に乗じて何かされる危険性がないわけではないし、仕方なかったのでしょうか?)、いろいろとあんまりな対処の仕方が目につきました。
昨年4月のJR福知山線脱線事故の時に、神戸からいち早く消防隊やレスキューが駆けつけ、震災の経験を活かして多くの命を救いましたよね。あの時のことを役立てたのだなあという感慨深さとともに、こういう時に機動力があるのはやはり政府でなく市民、民間なのか、とも思いました。
私は幸いにも身近な人が深刻な被災することはなかったのですが、神戸の知人(老婦人)が、怪我はなかったけれど家中の割れ物という割れ物がすべて割れてしまい、それまで好きで集めていた食器などもすべて駄目になってしまったため「もう必要最低限でいいかと思って」と2年ほど前お邪魔した時に紙皿でケーキを出してくれて、こんなにも日常生活に影響を残すものなのか、とショックでした。(もう歳なので洗いものも大変だから、とも笑っておられましたが)
本当に当たり前のことですが、たくさんのかたが有形無形の様々なものをなくしてしまったんだと思います。改めてご冥福をお祈り致します。
夫は当時兵庫に住んでいたので、兵庫のおうちに行くと、洗面台にヒビが入っていたり、「これは震災でね、~」なんて聞くこともあって、「あー、ここは被災地なんだなー」って思うことがたびたびあります。
※夫は、大地震で1回目覚めて、二度寝して、朝起きてびっくり!だったらしい(-.-;)
親戚が正にあの須磨区在住で、当時はプレハブ暮らしをしていたっけ。
親戚がいてもなかなか助けにいけない。遠くで心配するばかり。
身近に災害がおきたら、自分はどれだけ他の人に手を差し伸べられるかな。。。
いろいろ考えさせられるはずの、この11年目なのに。
あのヒューザーの小嶋社長の証人喚問はナニ!?!?
11年前建物の下敷きになって亡くなったたくさんの方のことなんてすっかり忘れちゃったの?
すごく怒りのこみあげる証人喚問でした
仕事そっちのけで見入ってしまい、そして怒り怒り怒り!!
>シオリちゃん
コメントありがとう~。
そうだよね、だんなさん兵庫だったよね。二度寝して、朝起きてびっくり!(^^)よかったねえ無事で。
>身近に災害がおきたら、自分はどれだけ他の人に
>手を差し伸べられるかな。。。
ね、ほんとに….4月の脱線事故の時も、「逃げるのが精一杯で他の人を助けられなかった」って泣いてる男の子がいたな。
>あのヒューザーの小嶋社長の証人喚問はナニ!?!?
なんかlivedoor摘発も、このヒューザーの件から世間の目を逸らすためだったとかも言われてるらしいけど、そんなことで興味をなくすような問題じゃないよね(、と思うけど…..;)。