おお!待ってました!
4月頭くらいにね、ネット上でふと見かけて面白かったSF漫画の、Kindle版も発売決定だ!嬉しい。
今度は新井英樹と打って変わって爽やかSF冒険活劇ですので安心して!?
こちらの公式サイトから試し読みが、なんと13話までできます。
「全編フルカラー&フルアナログ作画」というアオリを見て、「アナログ作画」が売り文句になる時代なのだなあと新鮮に感じたり。
こちらのページの担当編集さんのメッセージも熱かったです。
■トーチweb ブログ 【「サザンと彗星の少女」刊行によせて】
で、単行本が、4月頭に見た時点ではまだ紙の本しか出ていなくて購入を迷っていたら、Kindle版も出た!
5/19配信予定とのことなので予約購入しておきました。
絵柄も色使いも登場人物もストーリーも、みんなまっすぐで可愛らしくて爽やかで、お〜これは楽しいなあと。応援したくてつい購入。
レビューで「ラピュタのような冒険活劇」と言われていますが確かに。
私は読んで何となく、高橋留美子の『ザ・超女(スーパーギャル)』と、柴田昌弘の『赤い牙』の小松崎ランを思い出しました。
高橋留美子のスーパーギャルは完全ギャグで、超人的パワーを持つビキニのおねいちゃんがパワー抑制ギブスをつけてないと宇宙船ぶっ壊しちゃうっていうドタバタコメディ。
『赤い牙』の方はどシリアスなんですが、ランが怒りに我を忘れたりピンチになったりすると古代超人類の血が騒いで、髪が赤く逆立つんですね。ズ…ズズ…と不気味な音を立てて。
自分の中では何となくこの2つに近いものを感じて、『赤い牙』のランちゃんが明るいスペースオペラに登場してハッピーな世界の住人になっているようで、個人的にちょっと嬉しかったり。ランは悲運のヒロインなのでね…永遠のさすらい人たる運命(さだめ)の娘なので…
そんなふうについ他の作品を連想したりもしましたが、『サザンと彗星の少女』、面白かった!
王道で鉄板だけれど、キャラクターの(おそらく作者さんの)純粋さや前向きさが物語を気持ちよくぐいぐいと引っ張っていって、読んでいて楽しかったです。私もまだ試し読みできる13話までしか読んでいないのでKindleデータ解禁日を楽しみにしています。
さっきも書きましたが、こんなふうに、普通の漫画本よりもちょっとだけ金額高めだとしても、作者さんや編集さんなど直接の作り手さんたちの熱意を感じることのできる作品や、販売の仕方って好きだなあと思いまして。そもそも私が知ったのも、SNSでこの作品に惚れ込んでいる人がぜひ読んでみて〜!と熱くオススメしていたのがきっかけでしたし、私もついエールも込めて購入したのでした。がんばってほしいです!
以下関連amazonリンク。
“新人漫画家、赤瀬由里子『サザンと彗星の少女』が面白い。webでかなり読めるしKindle版も5月下旬に配信決定” の続きを読む