先日うちの子タロー3歳の幼稚園の遠足でしてね?
ってこのタイトルでそののどかな書き出し!何が起こるの一体。
年少さんは親子参加だったので、お弁当の時間は他のママさんたちとあれこれおしゃべりしまして。他のママさんたち、みんな話しやすいし楽しくて、遠足に先立っておこなわれたランチ会では笑いすぎて顔が痛くなるほどで。有難い限りです。マジで。本当に。心の底から(そこまで?)(そこまでです)。
そんなママさんたちの中で、男の子ママたちが「いずれくるという、母親を『クソババア』と呼ぶ問題をどうするか」みたいな話題になり。
「友達同士でそう呼ぶのは仕方がないけど、直接言われるのは傷つくからやめてほしい!」なんてご意見も。なるほど~。
その後ちょっと考えてみて思ったのですが、私はどちらかというと逆の方がいいかもしれないなあ。直接言われるのもそりゃあ気分は良くないだろうけど、よそでそんな言葉を使わないでほしいかも。
なぜなら、人前で自分の母親を「クソババア」なんて言う男性を好きになれないから。
思春期ってそういうもんだとか男の子ってそういうもんだとか、実際思ってるかはともかくそういう言葉を使いたくなるもんだとか、そんなの言い訳じゃないだろうか。「男は浮気するもんだ」と変わらんように聞こえる。男だということに甘えて、身近な女性を傷つけることを、他ならぬ女性本人から許されようとしている。ものすごく身勝手!!
「反抗期もないような男は不甲斐ない」なんてご意見も出てきますが、「反抗期」と、「クソババアと言うかどうか」は別の話じゃないかと思うのです。
親に反抗するとか、親から離れたがる、自立独立していくのは自然なことだと思う。ただ、それを外に向けてわざわざクソババアとかいう品のない言葉でアピールする必要があるのか。友人や周囲に示しがつかないとか、みんなそうだから何となく、なんていうのは浅はかなことだと思ってほしい。
品のある立ち居振る舞いをしてほしいのです。
品のある立ち居振る舞い!あひるちゃんが言う!?下品エントリーあんなに書いてるのに!?とお思いのかたもおられるかもわかりませんが、私の下品センサーには当社独自の明確にして厳格な倫理基準がありまして。ま○こはOKだけどクソババアは品がないなあと。そもそも「下品」と「品がない」のは別です。下ネタと相手を蔑むような物言いは全然別でしょう。うん。(下品方向も自主規制しろ)(してるじゃないですかマルとかで伏字にして)
もとい(こほん)。
自分の言葉に責任を持ってほしい(真面目に)。
本当は思っていないのなら、そんな言葉を人に使うべきではない。
心の底からババアどっか行けよと思ってるんならそれはそれで別の問題で、たとえ親でも、いや親だからこそそんなこと言われると傷つくということも理解してほしい。
自分の言葉で人を深く傷つける可能性があることを自覚して、慎重になってほしい。出た言葉は戻せない。後悔しても遅い。今まだ3歳になったばかりですが、これは日常的に折に触れて言ってるかも。「自分の言葉に責任を持ちな」って。そのかわり、こちらもそうしないといけないですけどね!
母の日にも書きましたが、むしろ身近な相手にこそ感謝を伝えることの方が大事だしスマートだし、そういうことをさらりとやってのける方がよほど男らしいじゃないか。男らしさってそういうことじゃあないのかい?ええ?(口調がおかん通り越してばあちゃん)(声はドーラ。『ラピュタ』のですよ?おわかりかと思いますが)
ま、実際クソババアとか言われたり、あるいはそういう言葉じゃなくとも「冷たい一瞥をくれつつ無言」とかね、息子にされたら腹が立つ以前にオロオロするばかりのような気がするんですけどね?あわわおろろ。えええ!さっきまでの勢いどーしたの!?あひるちゃんヘタレなんで。だって全然自信ないし。「良い母親」ができているとは到底思えないので、反抗されたり軽蔑されたりしたらむちゃくちゃ真に受けますきっと。悪いところがあったら直すから!みたいな。ダメじゃん。ますますイライラされるパターンじゃん。色々ダメすぎる。
自分に自信があるかどうかはともかく、叱るべきと思うところでは叱る、というのが大人の、親の役割なんだろうな。ブレてちゃ子供も困るもんね。ええ、そこでそんな凹まれても、みたいな。
うーん。大変だなあ、親。ただ子供が育っただけなのに。
と、つらつら書いてみましたがすべて机上の空論ですけどね!実際お子さんが思春期という親御さんからすれば若いなーとか青いなーとかそう思っていた時代が私にもありましたって感じかもしれません。先輩方の現場の声を聞いてみたいものです。
でも基本的には一人一人が自分の子供や親に対して、自分が一番良いと思う方法で接する、それしかないんでしょうね。責任重大だなあ。よそはよそ、うちはうち、というのならそれなりの軸が必要なんだろう。筋の一本通ったものが。
と、親の方はごにょごにょ考え込んだりもしていますが、今のところ他のママさんたちからも「タローちゃんがクソババアとか言うようになるとは全然思えない!きっと言わないよ!」と評して頂けていたうちの子タロー3歳2ヶ月、およそ10年後に思春期を控えつつその遠足の敷物の上で、他の子たちはとっくにお弁当食べ終わって走り回ってるのに一人ママさんたちの井戸端会議の真ん中で黙々とおやつのりんごチップを両手で持ってぽりぽりぽりぽりスナネズミのように無心の表情で食べ続けていたのでありました。
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関連あひる
なんとなく時系列順に並べてみました。
■December 25, 2014 [お知らせ] こどもがうまれました
■January 06, 2017 うちの子タロー、生まれたての頃の思い出(長文)
■March 16, 2017 うちの子タロー、初めての沐浴。
■March 03, 2015 [こども話] 赤ちゃんのお世話は落ちゲーに似ている。
■April 21, 2015 うちの子タローさんはいっつもにっこにこしている
■January 09, 2017 授乳やおむつ替えなどを記録する育児ノートは、荒海に漕ぎ出す新米母ちゃんの航海日誌である。
■March 15, 2017 うまれてきてくれてありがとう、とうちの子に言ったら
■May 08, 2016 母の日とうちの子とオットくん
■June 09, 2014 子どもに使ってはいけない10の言葉と、代わりに使うべき言葉とオットくん
お弁当箱、これです~。ジョージのアルミの。洗い替えにトミカのお弁当箱セットも買いました!自分を甘やかし!