『3月のライオン』アニメは放送NHK、監督新房昭之、制作シャフト(原作の既刊ネタバレあり)



お、おう。
2ch名人 3月のライオン、シャフト制作でアニメ化!
アニメ化、実写化の話を聞いてからそこそこ楽しみにしてきたのですが、そしてシャフトも新房監督の演出もきらいじゃないのですが、3月のライオンでか~。ち、違うのでは…あのまんまの演出法でやるんだとしたら…
まあでも妻子捨男(仮名。さいしすてお、と読みます)の声は、登場した時から神谷浩史がやったらいい感じに無邪気で邪悪な、いやぁな感じが出そうだな~と思っていたので、シャフトならそれが実現しそうでちょっと期待です。神谷浩史の悪役ってあんまり聞いたことないかも。いや…あの声にあの笑い方(大好きです)で捨男…いやすぎるか…。
以下、関連リンクと引用。


まずはネタバレなしのレビューへリンク。
ほんと、ここ二冊10巻11巻がすごい展開でもう。特に10巻のラスト!!もう前のめりに喜び外人ガッツポーズ状態、あるいはギルバートのさりげなイケメン仕草にどひゃあとなってるダイアナ状態でしたがネタバレなしに書ける自信がなくて、そしたらいつも楽しみに読んでいるマンガ食堂さんが、ネタバレなしでサラリとこの巻の読後感をどんぴしゃ表現してくださっていてすごい!と思いました。
「3月のライオン」(羽海野チカ)の「豆腐とひき肉の甘辛味噌そぼろ」と「納豆と玉子の塩ネギそぼろ」のレタス巻き | マンガ食堂 - 漫画の料理、レシピを再現


10巻はかつてない零くんの漢っぷりと成長がそこかしこのシーンで見られましたが、ラスト数ページの展開でキャアアア!!(///)と身悶えた諸兄は多いはず。硬派な将棋漫画でありながら、少女漫画的にキュン死させてくれるのはこの作品くらいではないでしょうか。

ほんとにほんとに!!
それから多少ネタバレありのリンク。
マンガソムリエさんも堂々一位に選んでらした!
マンガソムリエ煉獄編 :: 2015ベスト10


何よりも、まずあの父親。
っていうか、ああいうタイプの悪人。
いうなれば、この世界で一番たちのわるいタイプの悪。
それを、こういう形でちゃんとマンガにできる羽海野チカという作家に恐ろしさすら感じた。
多分、というか、絶対に羽海野チカという人は人一倍傷つきやすいのだろうし、見たくないものも見えてしまうのだろう。
こういう悪の形をこれまでも見てきたのだろう。
ただ、普通だったら目をそらすしかない、そういう悪を彼女は凝視してきた。
で、見る度に心に溜まってしまう澱を「なかったこと」にせず、作品にしてしまっているのが、今の羽海野チカだ。
その作家としての業の深さって計り知れない。
ただ、その仕事はどこまでも丁寧で誠実で、なんというか、そういう悪ですら最後には何か救われるんじゃないかっていう光もしっかりと描く。
それはつまり、作品を世に出すということに対する、羽海野チカという作家の姿勢なのだろう。
その作家としての矜持もまた、計り知れない。
澱と光。
ずっと羽海野作品の根底にあったものがこの11巻ではとくに鮮明に出ている感じがした。

ほんとにほんとに。
私がすごいなと思ったのは、この父親の目鼻立ちがあかりさんやひなちゃんに「そっくりでしたよ」、と零くんが語るシーンでした。血縁て容赦ない。
あと夢オチプロポーズね。もう!!どうするのかと思ったらそうくるの!?
なんの説明もなくハチクロの時の純真ユニコーン軍団がひなちゃんの後ろを駆け抜けてて笑いました。




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