短編『丕緒の鳥(ひしょのとり)』が出た時にはさまっていたチラシです。
ソクイ!(゚◇ ゚)(まだ早い)
そうなんです。『丕緒の鳥』が出た6月に超びっくり大歓喜したネタを今さらですけどup。新潮文庫の既刊を新装版で出し直すんだそうですが、その一環でなんと!待望の長編新作も出る予定だという!!
公式サイトはこちら。
■小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト|新潮社
あらっ上に載せたチラシのpdf版がこちらに!親切だ。
■十二国記通信―麒麟便り―|小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト|新潮社
楽しみですねえ~~。どこの話だろう。やっぱり『黄昏の岸』の続き、渦中の泰と慶の話だといいですねえ。
『丕緒の鳥』もとても良かった。表題作『丕緒の鳥』は哀しく美しく、『青条の蘭』も泥くさく胸に迫る話でした。十二国記シリーズは、主に不老不死となって政を統べるいわゆる殿上人の視点で語られることが多く、そこにももちろん様々な重圧があることが丹念に描かれているのですが、今回の短編集はどちらかというと、普通の寿命があり貧しく困窮しながら地上で暮らす、名も無き市井の人たちに焦点が当たってました。特に『青条の蘭』ではそういう人々が、遥か自分たちの及ばない雲の上で行われている政治に不満や不審感を抱きながら、葛藤の末に今できることを粛々とこなしていき、そんな小さな決断が一つずつ連なって、一人一人の民がそうと知らず協力しあい点が線になっていき、大きな結果が成し遂げられようとしていく様は圧巻でした。視点が次々変わるロードムービーというか、壮大な駅伝を見ているような手に汗握る感。
それぞれの話が暗く重いもので、それだけに読み応えのある一冊でした。
https://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/log/77.html
今うっかり事故とかに合ったら「あー戴国どうなっちゃったのかな..」と未練を残すこと必至ですが、
無事に刊行されれば地縛霊にならずにすみそうです。
通りすがりさん
おお!古い記事にコメントありがとうございます、新しく記事書こうと思っていたところでした、楽しみですねえ!まさか本筋の戴国の話が読めるとは…!
ほんと地縛霊になる前に読みたいですね!