すごく久しぶりな気がする、鈴木祥子さんのライブに行ってきましたメモ。バラードベスト発売記念ライブ、青山CAYにて。
GOLDEN☆BEST 鈴木祥子~The Ballad of Syoko Suzuki
アーティスト:鈴木祥子
販売元:ソニー・ミュージックダイレクト
(2011-12-21)
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MCも含めて、祥子さんが書き下ろしてくれたセットリスト。公式サイトの中の『季節のスケッチ』というエッセイ的文章のページに載っていました。
■#031–2012.01.30–:季節のスケッチ | Syoko Suzuki Official Site | Bearforest Records |
まさしくこんなかんじで、一人でグランドピアノに向かったり、ほわーんと素敵な音のする鍵盤ウーリッツァーに向かったり、映画トロンのような荘厳なSFサウンドの鳴るプロフェットで前奏だけ弾いたり、そうかと思えば後奏ではプロフェットとグランドピアノを片手ずつで弾きながら歌ったり、すごいことになってました。一人多重演奏。
アコースティックギターで弾き語った『忘却』がとても格好良くて、アコギ欲しくなってしまいました。
以下、祥子さんのwebエッセイなどリンク集。
バラードベストについて語っている文章。
■#024–2011.11.03–:季節のスケッチ | Syoko Suzuki Official Site | Bearforest Records |
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やはり自分の作曲家としてのピークは24~5歳くらい、
ソロ・アーティストとしてのピークは2006年のセルフタイトル
であった、ということがわかりました。歌手としてのピーク、
は1997~8年ですかね。やっぱね、父親の死は本当に、
本当に痛かったのです。ずっと離れていてやっと会えた矢先、でした。
あれがなかったら40代でもういっかい、ピークを作れていた。。。かもしれません。
いや、無理かな。同じことかな。そんな気もします。
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ライブ直前にこれを読んで行ったので、何だか、うん、目の前でとても楽しそうに演奏してくれている祥子さんの姿が嬉しかったです。なんか変なスイッチ入って、『プリヴェ』と『風に折れない花』で号泣してしまった。おかしいでしょこの曲で爆泣きって。とはいえ哀しい涙じゃなかったので、むしろデトックス?すっきりしたというか、帰り道とてもいい気持ちでした。祥子セラピー。
グランドピアノに横向きに座る祥子さんが、ちらちらと振り返るように客席に目線をくれながら演奏していて、そのばっちり視線上のわりと前のほうに座っていたのでライブ中めっちゃ目が遭いまくった気がして、うれしはずかし。
カバー曲もどれもとても素敵だったし、MCというかおしゃべりしながら会話の中で2~3フレーズさらさらっと歌う曲がまた聴き応えがあって、贅沢な時間でした。
オマケ。おお、ゴッドファーザーについてショウコ語る。
■#033–2012.02.10–:季節のスケッチ | Syoko Suzuki Official Site | Bearforest Records |
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#0332012.02.10
しかし。。。何でこんなに面白いのでしょう。いや、『ゴッドファーザー』のことなんですけど、先日いわしちゃんを3枚におろしながらパート1を観たのが運のツキ、パート2がど~しても観たくなり、2を観たらまた1に戻って、の永久リピートから抜け出すことが出来ません(涙)。
パート3は。。1.2それぞれ10回につき0.46回くらい観る、かなあ?という程度なのはやっぱ、1.2ほど重厚なキャスティングの妙、がないからかもしれません。アンディ・ガルシア格好良いんですけどね~。私はマイケル萌え、な女なので、3はど~してもあぁ、マイコーのあの情け容赦無い冷徹なまなざしが懐かしい(涙)!と思っちゃうのです。もちろんそれが監督の意図なのですけど。
衝撃的なバイオレンスのシーンに目を奪われがちですが、これは人間の器、についての話だなあといつも思います。それにしても何と良い俳優さんを使って、この風貌、この肉体でしかあり得ない人物を造り演じさせていることか、その説得力にいつも心の底から痺れてしまいます。特に人間的な弱さのためにファミリーを裏切り、兄を殺した、というマイコー永遠のトラウマの源になるフレドを演じるジョン・カザール、忘れ難い存在感を放っていて本当に素敵な役者さんです。
メリル・ストリープはジョン・カザールに惚れて惚れて、42歳の若さで亡くなるまでずっとそばに居たのですよね。どんなに彼を愛していたか、どんなに凄い役者だったか、愛情こめて語っているインタビューを読んだことがあります。
なんかわかる気がする。パート2の佳境ではじめてマイコーに本音をぶつける場面、あんなに自分をさらけ出して人間の哀しさを身体ごと表現出来る俳優ってそうは居ないんじゃないでしょうか。迫真の名演、というにはあまりに生々しい、演技を超えたもの、をいつも感じるのです。
あ、ロバート・デュバルのトム・ヘイゲンも格好良いし、1しか登場しないけどリチャード・キャステラーノのクレメンザが結構スキです。い~味出してますよね!
=しょうこ=
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鈴木祥子
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■#024–2011.11.03–:季節のスケッチ | Syoko Suzuki Official Site | Bearforest Records |
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#0312012.01.30
1/29
Syoko.
absolutely alone
in CAY
セットリスト
~1部~
I’ll be there~We arelove~I’ll be there(ピアノ)
「こんばんは、鈴木祥子です。バラード・ベストから未発表だった『アイル・ビー・ゼア』と、松田聖子さんに提供させていただいた『ウィ・アー・ラブ』、同じ曲をメドレーのようにつなげてやってみました。次は懐かしいデビュー曲です。」
(プロフェットのイントロ~ピアノに戻って)
夏はどこへ行った
「アルバムの曲順ですと次は『Swallow』なのですが。。。いいですね、この曲はやらなくて。もう何度もやってますし(会場笑)。代わりに同じアルバムからこの曲を歌います。」
月の足音
(ウーリッツァーに移動。)
パジャマでドライブ
If I can’t have you
「『パジャマでドライブ』はクレアへの提供曲でしたが、いつかジョイントしたいね、なんてリーダーの吉田亜紀ちゃんと話したんですよ。実現したら是非いらしてください。」
「この曲はペダル、と言ってベースの音は変わらず、上のコードだけが変わってゆく、という進行を使っています。間違えてよくベルト、と言っちゃうんですけど(笑)。」
「このペダル、を初めて認識したのがサタデー・ナイト・フィーバーのサントラに入っていたこの曲(『アイ・キャント・ハブ・ユー』)です。」
「曲を書いたのはビー・ジーズ。黒人の人のソウルに白人の人が憧れて作ったソウル、それを日本で聴いた人からまた違った解釈が生まれる、そういうことってとても深く面白いことだと思います。次の2曲は自分の中ではソウル、だと勝手に思って作った曲です(笑)。」
プリヴェ
シュガーダディーベイビー
あの空に帰ろう
風に折れない花
~第2部~
my love,my love
逃避行(麻生よう子)
「『逃避行』は都倉俊一先生、千家和也先生の名曲。次の『優しい雨』を提供させていただいた小泉今日子さんにはこんな名曲もあります。87年のツアーで演奏したときから大好きになって、お風呂でキョンキョンの真似をしてよく歌ったりします。」
「作曲は筒美京平先生、作詞は橋本淳先生。おふたりはいしだあゆみさんの『ブルーライト・ヨコハマ』、平山みきさんの『真夏の出来事』を書かれたソングライター・コンビでもあります。」
優しい雨(サビ前まで)~(ウーリッツァーで)半分少女~優しい雨(サビからエンディングまで)~半分少女(エンディング)
「『優しい半分少女』、でした(笑)。」
(アコースティックギターで)
忘却
(プロフェットとピアノのイントロから)
Sweet thing
(エンディングでプロフェットに戻り、次の曲のイントロにつなげる。ピアノに戻って)
ALLENTOWN(ビリー・ジョエル)
「この街に、この国に暮らすのはどんどん困難になってゆく、それでも自分たちはここで生きてゆくんだ、という歌、ビリー・ジョエルの『アレンタウン』でした。」
帰郷
逆プロポーズ(仮)。
~アンコール~
「どうも有り難う。先日録音したシングル、今日の記念に是非どうぞ(笑)。ではその曲をやります。」
センチメンタル・ラブレター
「来月は一人多重録音をお見せするライブをサラヴァ東京でやります。まったくの新曲をやりますのでどうか楽しみにしていてくださいね。」
「その後は。。。いつお会いできるかわかりませんが、またお会いできるときに必ずお会いしましょう(笑)。今日は本当に有り難うございました!」
DO YOU STILL REMEMBER ME?
(最後にコーラスの部分をアカペラで。会場から起こった手拍子に送られて終了。)
=しょうこ=
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