Demon’s Souls(デモンズソウル) PlayStation 3 the Best
販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2010-02-25
おすすめ度:
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こしろさんが面白いと書いておられて廉価版が出てるのに気づきました。(あっ書いてるうちにクリアしてらっしゃる)
というわけで、書きたくて書きそびれていたデモンズソウルのお話をやっと書ける!いやーすごいゲームでしたよこれ。
オットくんがやっておりまして、横で見ててもなかなか面白かったですが、プレイヤの心が折れる音がぼきぼきと聞こえてくるゲームでした。
これやり終わったあと普通のアクションゲーやってみたら「なにこれチート!?」ってくらい親切でびっくりしました。
だって体力MAXでリスタートだし!
しかもゲームオーバーのかなり直前からだし!
使ったアイテムも使ってないことになってるし!
という普通のゲームシステムにいちいちものすごく感激できますので、ぜひデモンズソウルで心をいぢめ抜かれた後はなんか適当なのやってみてください。手軽に全能感が味わえます。
えーつまりデモンズソウルでは、
・しんだら体力バー半減状態で固定
(ソウル体、という幽霊みたいな状態になる)
・集めた経験値(ソウル)もゼロに
・使った回復アイテム等も減ったまま
・章の最初からやり直し
・これらの状態が強制セーブされる。
おそろしい!おそろしすぎる!!
唯一の救済措置としては、しんじゃった地点に戻ればそれまで稼いだ経験値をまるごと回収できる、というところですが、回収に向かう途中でもっかいしんじゃったらアウトです。今度こそ全消滅です。そして非常によくあることです。
しかも、必死になって途方もなく長い時間をかけて中ボス倒したりしてやっと、やっと体力バーが全快し、生身に戻れた!長かった!!
と思うもつかの間(本当につかの間で、新しい章で目の前の階段上ったか降りたかした途端でした…)、オンライン設定をオンにしてたら野良プレイヤーのめっちゃ強い人がふらりと回線に入ってきて辻斬りに遭いました。
ええ、他のプレイヤを狩って自分の経験値にできるらしいです。
こっちとしてはハイまたソウル体からやり直し-です。
もうこの体力バーとか意味なくね!?(心のちゃぶ台返しまくり)
最初から半分にしとけよ!!
そうなのです、あるはずのものが減らされたと思うからつらいのです。はじめからこうなんだと総てを諦め受け容れることが悟りへの第一歩です。
という妙に気持ち悪い気持ちになってくるゲームでした。
最初のほうこそ「ていうかこれゲームとしてありなのか?」と思うほど投げ出したくなってましたが(だって第一章の一面、みたいなとこばっかり一晩中繰り返し)、だんだんなんだかもうちょっとやそっとのことでは動じなく。
何万も貯めてたソウルがゼロになっても、あーまあ10時間くらいプレイすれば稼げるしね、とか(10時間って社会人にとっては三日三晩とかだと思うんだけど)。
そもそも完全体(体力MAX)に戻りたいと思わなくなりました。だってどうせちょっとつまづいたらしぬんだぜ。辻斬りもくるし。
もう俺ソウル体でいいや。
そしてひととおりのシナリオをクリアし終わって、やれやれと別のゲームをやってみるとぬるさ加減に驚愕できる身体になってしまっていました。
すっかり自信をはぎ取られ何週間もの間に身につけた無心の境地で粛々とデモンズソウルをプレイしてきたオットくんも「オレもしかして超つよくね!?」と勘違いしてて久しぶりに幸せそうでした。
このゲームの特徴的要素としては、そういうドSなゲームシステムばかりでなく、他のプレイヤが残したメモがマップ上に点々と残っていて、時に攻略の助けになる、というのも面白かったです。
トラップを教えてくれたり、高いところで次どこ行ったらいいのかなーと思ってきょろきょろしたら下の方にメモが赤く光っているのが見えて、あ、ということはあそこに降りられるのか、とわかったり。
たまにデマが書かれたりもしてるんですが、そこは有効投票みたいなシステムもあって、信憑性についてもある程度判断できるようになっていました。面白い。
あとなんていうのかな、当たり判定がけっこう正確で?、ちゃんと相手の背後にさっと回る、とか相手の攻撃の瞬間盾でひゅっと突いてから反撃、とかすると見事に決まってくれるんですよ。
力押しのバッタバッタで斬り進める爽快感はなかったですが、そういうふうに丁寧に技を磨けばきちんと戦闘がやりやすくなったので、そこもついのめりこんでしまうポイントだったかも。おお~いけるじゃんいけるじゃん!と。
しんだらステージ最初に容赦なく戻されるというのも、最初こそ心折れてその場でやめたくなってましたが、慣れてくると「よしとりあえずさっきのとこまでは戻るぞ」と即座に気持ちを切り替えてしまうもんだからいつまで経っても途切れがなくて。一度やり始めるとつい何時間も集中して遊んじゃうとこがありました。
死亡地点まで行けばこれまでの努力を回収できるというシステムの妙もあったと思いますが、単純に「同じ道を何度も通ることが苦痛でなくなってくる」というか。
よくゲームに対する不評のひとつにありますよね、同じマップを何度も歩かされてツマンネ、って。でもデモンズソウルではもうそれどころじゃないっていうか(笑)麻痺してただけもしれないけど。
何ともいろいろ印象深い一作でした。
オブリビオンとかBIO SHOCKとか、ああいういわゆる洋ゲー的なものが好きな人はハマるんじゃないかな、と思います。マゾゲー好き?
シナリオクリアしてもまだ続けられるみたいでしたし、オンラインもあるみたいだし。やりこみたい人はどこまでもやれるのではないかと。
最後にたのしいMADのご紹介。
プレイ前に見ても面白かったけど、プレイ経験があればより楽しめると思いますよ。
■【Demon’s】ソウル体ってそんなものね【Souls Mad】‐ニコニコ動画(9)
そうそう、動画見てて思い出した。
セーブ地帯みたいな泉の周りに転々といるNPCキャラのうち、座り込んでて青く光ってて話しかけるとぶつくさとやる気のないことばかりつぶやいている短髪の男性が、ニコ動や2ちゃん上で「青いニート」と呼ばれていて吹きました。
[ちょっと追記]
→つづきが発生。
■ほんとうに残酷なDemon’s Souls(デモンズソウル)
あら、攻略Wikiのブログサーチフィードに載ったらしく、けっこうお客さんがきてくださってます。全然攻略じゃない雑談ですいません。
■Demon’s Souls デモンズソウル攻略Wiki – livedoor Wiki(ウィキ)
[ちょっと追記以上]
関連あひる
■February 25, 2008:BIOSHOCK、面白いけどその拾い食いはありえない。
■August 01, 2007:オブリビ日記、おきあがり編
■その他、Xbox360,PCゲームカテゴリ
■その他、PS3,ゲーム全般カテゴリ
Demon’s Souls(デモンズソウル) PlayStation 3 the Best
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