MGS4、ようやっとクリア [ネタバレ注意]

メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(通常版)
やっとこさ、やっとこさクリアしました。
オット多忙により、7月頭から丸々2ヶ月ぱったりとプレイできずにいたMGS4。


以下、完全ネタバレでプレイ後感想を書きます。未プレイ・未クリアのかたはプレイ感を乱してしまう恐れがありますのでご注意くださいませ。


(以下ネタバレ)
R0015720最後はやっぱり殴り合い。
肉と肉のぶつかり合い。

(以下ネタバレ)
R0015706しかもなぜかでっかい母艦の上で。
バックは夕陽に大海原。

(以下ネタバレ)
はい。
ええっと、正直言って、3のほうが面白かったです。。MGS3 SNAKE EATER。
今から3をやり直してもいいのではないかと思います>3を飛ばして4をやってる人。
ゲームとしての要素的にも、シナリオのドラマチックさも、ボリューム感(主にゲーム部分)も、何もかも3のほうが上だったな、と思いました。
自分のプレイ後の率直な感想として、「3ほどの、震えるほどのものがこなかったな(´・ω・`)」って。
4は「とにかくムービーが長くて、映画観てるみたい」とは聞いていましたが、それ(ムービー長い)はいいのですがそれにしても
・ゲーム部分があまりに短すぎる、ゲーム性が薄すぎる
・ムービー部分も、長ゼリフでとうとうと説明してるだけすぎる
というあたりが、「映画みたい」とはとても思えませんでした。映画にしてはまとまりが無さ過ぎる。
つじつま合わせに登場人物が次々延々長ゼリフをしゃべってるだけで、ちょっと、エンターテインメント性にあまりにも欠けていた気がする。
お客さんに対する配慮がないというか。3以前をやっていないと、あるいはやっていても相当細かいところまで記憶していないとちんぷんかんぷんな地名・人名など、作品内専門用語をほとんど説明もなくバンバン出すし。
それから、そういう配慮のつもりだったのかもしれない「過去の場面のフラッシュバック」。過去の事物が会話に出てくる時、ザラザラっとノイジーな画像がはさまるという演出がたびたびあったのですが、
・フラッシュバック画像のノイズがきつすぎて何が写っているのかまったく見えない。
これもかなりストレスでした。
け、結局この人たち、何のためにこんなことしてるんだっけ。。とゲーム鑑賞中たびたび迷子になってしまった。
あとは、ここからは個人的趣向・主義の問題かもしれませんが(上記の内容も個人的趣向ですが)、
・中ボスの女性たちのエピソードが、無駄に残虐すぎて気分が悪かった
これに関しては、一人目の中ボス戦を終えてからずっと、「まさかこの調子で4人も続くんだろうか、何かフォローはあるんだろうか」と今作開始初期から心配になりながらプレイを続けたものですが、結局心配の通り最後まで同じトーンで、何のフォローも入らなかった。少なくとも私はそのようにしか感じられませんでした。
中ボスキャラというのが今回全員女性で、しかも、全員「戦争で様々な形の酷い目に遭い、とうとう精神を病んでしまった」という設定でした。
だから、戦闘中に女性の悲鳴とか、絶叫とか、狂ったような笑い声とか、そういうのがBGMとして流れる。
そして戦闘後には、なぜ彼女らがそんなことになってしまったのかというきっかけになった残虐なエピソードを、事情を知る人物が無線を使ってとうとうとスネークに向かって説明するシーンが続きます。
これが4人分。。
あの、戦争って、本当にそういう常軌を逸した残酷なものかもしれません。そうなんだろうと思います。現実はもっと酷いものなんだろうと思います。
でも、それを、何だか、少なくとも今までのMGSシリーズを楽しみにプレイしてきて、今作4を手に取った自分としては、まさかそういうものを見せつけられるとはまったく想定も期待もしていなかったので、単純に生理的な嫌悪感がぬぐえず、とてもつらかったです。
戦争ってそういうものなんだよ、それが現実なんだよ、と言いたいのだとしたら、そういう生理的嫌悪感をプレイヤに抱いてほしかったのだとしたら、その試みは成功していると思いました。
ですが、よりによってなぜ、MGSシリーズ完結編である今作にここまで悪趣味な趣向をこれでもかと盛り込んだのか、そこの感覚にはあまり賛同できません。スネークの物語だったのではないの?
一応、「そんな心を病んでつらい目に遭っていた彼女たちを、スネークは闘い勝つことによって解放してやったんだ」という形式にはなっていましたが、それだけのことで片づけてしまえるような軽い嫌悪感ではなかった。しつこいようですが、少なくとも私にとっては。
中ボス・ビーストたちのキャラづけにここまで拒絶反応を感じるかどうかも個人差だとは思いますが。
というかんじで、何というか、いろいろと消化不良でした。3が最後で良かったんじゃないかなというか。
もちろん見るべきものはたくさんあって、婆エヴァとかかっこよかったし、そこら辺の人間関係の「実はこうだったのだ」種明かしもとても説得力があって(後付とは思えないほど)面白かったです。
映像も美しかった。
大塚明夫・周夫親子の共演も萌えでした。
でもゲームじゃないですよね、これは本当に。申し訳ないのだけどあんまり良い意味ではなく。3は本当に素晴らしいと思い、楽しませて感動させてもらえただけに、4に対してこんな感想しか持てないことが自分でも残念です。
あんな盛り上がってたのにこんなロウなレビューでごめんね。まあ十分楽しんでましたけどね。
【upしてすぐにちょっと追記】
あ、そうだ、前にもちらっと書きましたが雷電ちゃんの顛末はよかったねと思いました。好きなので。もう死亡フラグではりねずみのようになっていたのでどうなることかと思ったが。
なんかすっかり改造人間キャシャーン状態で下アゴとか半透明素材にされて歯むき出しとか腕とかもげちゃったりとすごいキャラ造形だったのにラストではなんかなぜかまともに生身に戻っててかなりいろいろ無茶苦茶やけどまあ技術の進歩すごいなでおっけーなんだね、という力業。とにかくよかったね雷電ちゃん。しやわせになれよヽ(´▽`)ノ
【リンク追記2008/9/18 03:32】
メタルギアソリッド4クリアした – カイ士伝
あーすっごい言いたかったことをまとめてくれてる。
もしメタルギアソリッドがエロゲだったら – カイ士伝
すっごい言いたかったことをまとめてくれてる!!!


ハートをつけてあげて ハート 0

“MGS4、ようやっとクリア [ネタバレ注意]” への6件の返信

  1. 中身は読まずにコメント欄だけ。
    こんな時期のクリアエントリに勇気づけられました! うちもがんばらなくては!

  2. > 中身は読まずにコメント欄だけ。
    あっカイさんだ!
    もにょもにょ(0゚´ω`)(´ω` 0)(本文を読んでくださればきっともにょもにょの意味が分かります。カイさんのクリア感想もちょー聞きたいので読んだ暁にはぜひコメント投稿かトラバお待ちしておりまするん)

  3. [HPは]『ワンダと巨像』ハリウッド映画化、に対するオットくんの見解 [ゼロよ]

    こないだのつづきです。
    □[やめて] ワンダと巨像がハリウッドで映画化 [もうやめて]
    2ちゃんでは「なんか変なラスボスがねつ造されて、そいつが操ってる巨像と最後闘うんだろな」とか言われてたよ。
    OT「いやいやいや、ハリウッド映画ですから、( ´_ゝ`)」
    は…

  4. 私は2が一番好きです。
    雷電が主人公で嫌だとか、無駄な遊びが多いとか、ストーリーが駄作だとか、言われてますが、私にはそのセンスが楽しかった。
    ツッコミどころ満載な「残念な人達」が組合った世界観。ワクワクしました。
    引き続き3で楽しかったのはオセロットの存在でした。
    彼があのキャラでなかったら3は深みある話じゃないだろうなと思っています。
    4はきっと「ゲーム」ではないんだろうなと思います。
    2のプラント編みたいなゲームを期待してました。無線でイジメられながら隔離された世界でいたずら遊びがしたかったです。
    でも4やって良かった。

  5. こんにちは、私も2の雷電好きです。不人気だと聞いてびっくりしました。
    4は確かに、ゲームではなかったですよね。ゲーム部分の浅さと、ムービー部分もひたすらセリフで説明なところが残念でした。でも雷電のストーリーに決着がついたのは嬉しかったので、やはり私も4やってよかったです。
    3は本当に面白かったですね。
    2はわりと同じマップ内を往復させられて飽きるところもあったけれど、3は建物の中だけでなくジャングルを進んだり、サバイバル要素もあったり、実にいろんな要素が詰まっていてボリュームたっぷりだった気がします。

  6. メタルギアソリッド ピースウォーカーが超面白いらしい

    メタルギア ソリッド ピースウォーカー販売元:コナミデジタルエンタテインメント発売日:2010-04-29おすすめ度:クチコミを見る
    こしろさんがベタ褒めしてる。
    ■ピースウォーカーがとてつもなく神ゲー: 自己満足自由帳
    MGS4でちょっとがっくりしたファンも納得の出来こ….

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です