良いニュースは小さな声で語られる

嬉しいニュースが舞い込みました。とても個人的なことですが。
数年振りの高校の先輩にメールを送ったらお返事がきて、そこに元気が出るようなことが書かれていました。


数年前まで聞いていた消息としては、好きな仕事に就いたのだけど、いろいろうまくゆかずに数年頑張ったけど辞めて、転職したと。
そこまでは聞いていたのですがその後間が開いてしまい、どうしてるかなあと思っていたら。
先日高校つながりのヒトたちにまとめてメールを送る機会があったので、久しぶりに彼にもコンタクトを取ってみようと思い。まだ有効かどうかいささか不安に思いながらもアドレスを追加してみたら。
本人からまっさきにお返事が来て。
最初にやっていた好きな仕事に、また返り咲いているというではないですか!
なんて素晴らしい。なんだか手放しに明るく力強い、良いニュースです。
彼のいる業界にはオットも近いところにいるので話はよく聞くのですが、あんまり活きの良い雰囲気ではないらしいのですね。向上心というか覇気というかサービス心というか….そういうものに欠けるというか、こう、廃れるに任せてしまってる感というか。
もちろんがんばってどうにかしようと活動しているかたがたも多くいるようなのですが、なかなかしんどいらしい(どこの業界にも、そういうことは一定割合あるものかもしれないけど)。
先輩もそういうものに疲れて業界から遠ざかってしまったようなところもあったらしいので、知識や技術もあって、何よりやる気と向上心もある若い人材を折れて去っていかせてしまうとは、何ともなあと残念に思っていたのです。
だけどそうかあ。またやり始めることにしたのですね。
これは嬉しいなあ。元気出るなあ。
単純に「好きな仕事をするのがイチバン」だの「ユメをあきらめないってスバラシイ」だの言いたいんじゃなくてですね。
自分がやりたいことを仕事にするって大変なことだと思うし、食っていけるくらい成果を出すって難しいことだと思う。ユメがどうこういうふわふわした話じゃなく、本気で実践しようと思ったらもっと泥臭くて、地味で、だけどとんでもない思い切りが必要で。
何というか、そういうものに挑んでいく心意気が。
「またやっているよ」というひと言のニュースに、エネルギーが詰まっているように感じたのです。
嬉しいなあ。おっとりのほほんとしながらもそれでいて淀みのない先輩の語り口を聞きに行きたいものです。


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