ドはドリーのド(楠本まき)
気づいたら出ていてびっくり!
店頭ではしかしお値段の高さに躊躇(2,520円)、レジには持って行けませんでした。
が。
帰ってから、amazonのギフト券があったのを思い出し!!
いええいいええい(>▽<)嬉しい~。
楠本まきの、このあたりの本が大好きです。
致死量ドーリス
この一冊で完全にマーキーKにノックアウトされました。
二色刷りの美しいこと!どのページも洗練されたデザインアートのような状態で、しかも物語が紡がれている。
「まもなく、致死量ドーリス!」とかいうオープニングにもしびれます。
恋愛譚
これも耽美で美しい。『ドーリス』に比べるとより詩的で、物語度は薄まっています。
Kの葬列
ちょっと古い作品。『Kiss xxxx』からここへくることによって、『ドーリス』的流れを確立させたのではないかと。
Kiss xxxx
めきめきと絵や構図や詩的度合いが上がっていくのが感じられる、まさに成長期の少年少女そのもののような作品。登場人物の内面なんかはほぼ変化ないんだけど、そこがまた麗しい。いや~ていうかこれを語っていいほど古いファンではないので恐縮です。教えてくれた友人は伝説のVHSビデオも当然持っており、見せて頂きました。
耽美生活百科
五十音順に見出しを付けた、著者のわりとだだ漏れエッセイ集。そのだだ漏れ感がたまりません。こんな耽美な作品を生み出す人が普段こんなアホなこと言ったりやったりしてるのかと思うと、イメージ壊れちゃうかもしれませんが私はもっと彼女が好きになりましたよ。
悲劇的/その他卵に関する小編
エッグノッグ
この2つは大判の、画集のような小編集のようなもの。お、出版社による説明は「オールカラー・グラフィックノヴェル」か、なるほどなるほど。
画集とかって買ってもろくすっぽ開かない私ですが、これは特別。どちらも真っ白な本なので、たまに見返す時には手を洗って気合いを入れてゆっくり眺めます。
『エッグノック』には『Kの葬列』のモルクワァラ回収人(モルクワァラって何かって?そんなことはたぶん作者も知りません)が、『悲劇的/』にはちょこっとずつ『Kiss xxxx』の二人と『TV.eye』の双子ちゃんが出ているのが嬉しいです。
ええっ!?この2つ、amazonレビューで大判なことが不評….。そ、それで今回のは小さくなっちゃのかなあ。だとしたら残念。楠本まきならこの大きさで全然okだったのに。今回の『ドリー』はむしろ小さいのにこの値段かあと思って少しがっかりだったのに。(でも楠本まきのことだからきっと満足させてはくれるだろう)
すでに届いているのですが、こう、気分を整えて取りかかりたいためまだちらりとしか見ていません。じっくり見たらまた報告しようと思います。
手塚キャラには女子も萌え燃えですよ
■“ボクっ子・ロボ・妹・ロリ・TS” 手塚治虫は“萌え”時代を先取りしていた(痛いニュース)
2ちゃんの皆さん口を揃えて「何を今さら」的論調であり、次に「あれがエロかった」「これに萌えた」と例を次々挙げてらっしゃいますが。
女子的視点が見あたらなかったので….