なんとサイバラの恋愛マンガ ~『パーマネント野ばら』

パーマネント野ばら(西原理恵子)
すっげえ。恋愛漫画ですよ皆さん。サイバラが。サイバラの。恋愛マンガ。
もう読まれましたか?


ミもフタもなくて綺麗で下品で詩的で、いつものサイバラマンガな魅力全開で大変素晴らしいです。
「女」としての生き方というか考え方というようなものは確かにこれまでのサイバラマンガにもちらほらと出てきていましたが、それを「恋愛」というくくりでこうもまとめてくり出されると、また違った趣がありますね。
男の人はおそらく文学として楽しるでしょうけれど、脊髄に染みるにはやはり女であることが必須かと。
女の単位をね、ようけ落としてきてないとね。
なので私女でよかったなと思いました。
得した気分です。
帯にも中の名台詞がいくつか抜かれていますが、私が選ぶならこれ。
「あなたにあいたい気持ちはタライに落ちた虫のようだ」
それから『ぼくんち』以来ではないか?サイバラの描くお葬式がまた見れますよ!彼女の描くお葬式ってほんと素敵。明るくて悲しくて。
ぼくんち
スピリッツ掲載時の担当編集さんによるアオリオクリがコミックスに掲載されていないのがもったいないくてしょうがない。本編に沿う内容で、ほんのりとした手触りの詩のようでとっても素敵だったのです。あれも含めて見開きでひとつの作品になっていた。
こんな時代ですからだれかwebにまとめてないかなあ。検索してみたけど発見できず。情報求ム。


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