ランドリオール40巻、ダンジョン編がようやく山場を超えた！面白い！面白い！（ややネタバレ）

Landreaall 40巻 （ZERO-SUMコミックス） [ おがき ちか ]

ほわあああああ……おおおおおおお！！やったあああああああ！！！
ダンジョン編…ダンジョン編面白かったーーーー！！！まだ終わってないけど！終わってないけど、終わりが見えたー！！！面白かったーーーーー！！！！

すいません正直。正直ここ2〜3冊は、長いな…って思ってました。長すぎん…？て思ってました。ちょっと…そろそろ追いかけるのくたびれてきたな…って。

以下、最新刊のややネタバレも含む感想です。

33巻あたりは「DXを加えた明るい”アカデミー騎士団”！」と大興奮だったし、35巻ではダンジョン編超面白い！アカデミー騎士団編はアンケート結果下がったせいで編集さんから巻きが入って慌てて畳んだそうだけどぜひ！どうぞ心ゆくまで描いてほしい！って書いたのに。

でもあの時点でさすがに…あと2巻くらいで終わるだろうと思ってた。そしたら36巻でも、37巻でも終わらず。え、マジで…？と。38巻でも地下のまま。ほんとに！？39巻でも地上に戻らず！！マジか！！って…

そしたら、40巻の前に出たファンブック。そちらを先に読みましたらば。
ダンジョン編は、かなり前から構想としてあって、まだ描けない、まだ描けない、と先送りになっていって、それがようやく！満を辞して描ける！と。やっと楽しみにしてきたダンジョン編が描ける！超楽しい！とおがき先生。
そして、ランドリファンの皆さんがほんとによく訓練されてて、楽しみに読んでくれるのが有難い、とも。

そうか、先生がそんなに楽しんで描いているのなら。そしてファンを信頼してくれているのなら。私も応えなければなるまい。と、襟を正して開いた40巻が。

おおおおおおお！！！！うわあああああ！！！！キタあああああ！！！！
これが読みたかった！！！！のオンパレード！！！！！！
ティティいいいいいい！！！！！リドおおおおおおおお！！！！！

リド大好きなんです。リド。大好きなんです。（そんなに何度も）ダンジョン編のリドがもーほんと良い。ほんと良い。ファンブックでおがき先生リドのこと暗くて好きじゃなかったと書いてはってショックよ？マジすか！リドですよ！？
先生ですら（？）ウルファネア編でようやくリドが掴めた、と言ってらして。その後のリドの活躍ぶり、暗躍？ぶりときたらもう。竜創をさりげなくチャームしといて後の砂漠のクライマックスでそれが効いたり、と同じことが、三回りくらいでっかくなって今回！あああああ！！先生もはやリド大好きじゃないですかああああ！！

詞結（ことゆい）好きなんです私リドの。あの呪文みたいなやつ。エカリープでも言ってたでしょ泥み小梅に向かって。逢うて好しこそ、て。ウルファネア編でウールンが言ってたディレイをこよりてエンハンスする！も超かっこよかった。あれを！リドが！自分を！自分で！しかもルーディーに喚起（チャーム）してもらって！
ってもうすべてが！ティティも！もう！フィルもライナスも！ライナスの見せ場は次巻ですね！安心感！

はあはあ。すいませんもう何言ってるかさっぱりわからない読んでない人には。いいの！読んだ人に向けてわあわあ言ってるの！読んだ！？読んだ読んだ！！もーさ！！すっごい良かったよね！！という、読んだ直後の興奮を書き留めておきたくてわあわあ言ってるの。

ルーディーとリドの関係性も好き。ウルファネア編冒頭でルーディーが五十四（いつよ）さんを励ますところも好きだったし、このダンジョン編でも五十四さんから名刀『夜の果て』を預かって届ける役目をルーディーが…！というところも好きでしたし、そこからの…！まさかのルーディーがリド自身をチャーム…！！ふおおおおお！！
そして、リドがエカリープ逗留中に師父（シーフー）から聞いた、忍者の秘密について。寿命が短かったり、子を成さないこと、それをDXとイオンは知らないままである、と。「時が来たら私が伝えます、師父の真心を必ず」というリドのあの言葉が！とうとうストーリーに登ってきた！

あのやりとりが14巻、2009年発売。実に13年！！干支が一回り以上している！
長かった…時が来た！！

しかも…前からちょくちょく書いてますが、ランドリの世界って物語が入れ子構造になっていて、だんだんと渦が大きくなってるんですよね。故郷の竜退治から、ウルファネアの継承問題（竜葵が竜w）、女子寮でのスピンドル戦（アカデミー騎士団）、それから満を辞して、父リゲインの革命の真実と、アトルニア王国転覆を企むクエンティンとの対決…と。

対クエンティン戦が解決したことで、正直これをやっちゃったらもう、物語としての最大の山場は越えちゃってるのでは？あとどうするんだろう？と思っていたんですよね。今後はおまけ的なサブエピソードをつなげていくのかなー？とか。
だからダンジョン編が、そのサブエピソードにしては長いよな……と、先が見えなさすぎてちょっと、戸惑っていたのですが。
まさかの！！
クエンティンどころか、20年前の革命の真実どころか、もっと何百年も遡って！
アトルニアにニンジャがいない理由にまで言及するとは！
しかもそれが、あんな…ちょっとした巻末おまけマンガに絡んでくるとか！！今調べたら…3巻でした！！2004年発行！！
19年越しの伏線回収！！！

しかもそれを…あんな形で…
このランドリの世界の中でのニンジャたちは、成長を止める薬を子供の頃からずっと飲んで、小柄なままだし寿命も短い、という設定になっていて。しかしそれが非人道的だからというので、数百年前に外部からやってきたアトルニア人たちがやめさせたと。これが、ルッカフォート家が六甲に対してやったのと同じことで。かわいそうだから、自然に大きくなれた方がいいに決まってる、と思っていたけれど、それは六甲が自分で選んだことだったのか？六甲に選択の余地はあったのか？と。
あの、ものすごく難しい問題だと思うのですけども…これを突きつけてくるとは…。

竜葵戦よりボロボロの状態でこんな難題を突きつけられ、クエンティン戦よりももっと奥深い心の迷宮に放り込まれ、心身ともに倒れそうなDXに対し、リドの言葉や、フィルの檄や（六甲が不幸に見えるか！）、ルーディーの天恵でもって支えるという。さらにはティティの交渉が！王族の魔法の言葉が！今こそと！
ここまでの彼らが育んできた、関係性あってこその完璧な布陣…！
もうね、各拠点でこの様子を見守っている王、ゼクスレン、カイルたちとおんなじ気持ちでしたよね！よく言った！俺たちがついてるぞ！うおおおん！！

ああ本当に。ここまで読んできて良かった！
面白い！！
続きも楽しみ！！
と思いました！！なんとおがき先生、ランドリの世界について「描いたことの方が少ない」というくらいまだまだまだまだストックをお持ち。マジか！！じゃあもうずっと終わらないんだこれ！！
嬉しい！！

オンラインゲームサービスみたいに、ずーっとずーっといつログインしても誰かしらわちゃわちゃやってる世界なんだ。
そう思うと、ついこないだまでいつ終わるのかなこれ…なんて思ってたあたしが嘘のよう。終わらない嬉しみ！

せっかくなので、ファンブックを読みながらあまりに面白すぎてメモ取りまくったのでそれも近いうちまとめたいです。未来の自分のために！あとランドリファンの方々とウンウン頷きあうために！

たとえば、ディアの「叙す」は、単なる言葉ではなく実際身体能力が上がったりする効果がある、とか！おがき先生「という設定で私は書いてますが、言われたことで気持ちがアガるだけの方がロマンチックですよね」と。だからあくまで読者さんそれぞれが好きに考えてほしい、と。いやいや！実際バフ効果あった方が私はロマンだと思います！その方が戦力になってる感ある！

そうか、イオンがアカデミー騎士団編で姫君からの応援が自分たち騎士の士気を上げるんだ、と言われてショックを受けていたけれど、あれはあながち比喩ばかりでなく、騎士たちは本当に姫からの応援を受けるとマリオで言うところのスター状態みたいになる、ってことなのかも。でも実際ほんとに無敵なわけじゃなく、ある種麻酔？麻薬？のような、恐怖心や痛みを麻痺させるだけの効果だとしたらそりゃそんなのイオンはショックだよな。自分が棒持って闘った方がよほど部隊の安全性は上がる。

もうひとつ、ゴリラ回について。単なるおふざけ回のつもりではなく、あの時期はコロナ初期でどうにも世間が重苦しく、その閉塞感を少しでも吹っ飛ばしたかった、とおがき先生。そうだったのか！単行本でやや遅れて読んだからか私はその空気感まで掴みきれてなかったな、まるまるおまけ回くらいに思っていましたが…そうか、コロナの影響か…最近、始まった当初のことを人と話す機会があったのですが、あんなのほんと人生初、史上初ですもんね…世界中が一斉におかしくなるなんて。しかもおがき先生それを何とか打破したかっただなんて、納得を通り越して感謝の念が湧きました。

うーむ、楽しい…ランドリの世界…そう！しばらく前の特典カードゲームも！んめっちゃくちゃ面白くて大興奮だったんですよ！！記事下書きのまま寝かせちゃってるのでそれも後でこれを機に叩き直して出します！

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おまけリンク。
ほわあ！こっこんなのあったの！？ほしかった！くじじゃなく売りに出して欲しい！！

おがきちか先生から「ランドリオール」20周年の記念枡をいただきました！
花を飾るよ！
20年連載ってものすごいことです。
めでてえ！！アニメにならんかな。
一気読みできる人は幸せだな〜👏 pic.twitter.com/e1OeXpDPhD

— 高殿円＠11/28茶道具擬人化小説『芦屋山手 お道具迎賓館』発売するよ🍵 (@takadonomadoka) August 3, 2022

商品リンク。きっ気になる！
■「Landreaallくじ」について – モモモグラ

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■December 28, 2010 おがきちか『Landreaall（ランドリオール）』17巻が面白すぎて泣けてくる

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あれっガイドブック、もう紙の本は売り切れて値上がりしてるっぽいな…私は電子書籍で買ったのですが、書店で注文すればきっと定価で買えるんじゃないかと。