真田丸の「おこう」役、長野里美さんのブログ

楽しみに見ている『真田丸』、大泉洋さん演じる信幸、その元正妻おこうを演じているのが第三舞台の女優さん、長野里美さん。悲しい役どころなのに何だか変な明るさがあって、好きなキャラの一人です。
そんなおこうについて、長野里美さんがご自分のブログでたくさん書かれてる!
正妻、稲(吉田羊さん)に対し、元正妻だったのに稲との政略結婚のせいで離縁されてしまい、姑の側女としてひっそりと夫のそばにいる生活を送っているおこう。長野さんが演じるそんなおこうが、稲に向かって珍しく強い口調で言うセリフ「あなた様よりもっと辛い思いをしている者がおりまする」について、長野さんがこんなふうに書いておられました。
あなた様よりもっと辛い思いをしている者


おめでたいことですけれど、
「ご存じなくとも、あなた様よりもっと辛い思いをしている者がおりまする」
って言う時、おこうは自分のことを思って言ってなかったんです。
おこうのことに見えるように書かれたものとは思いながらも、
そんなふうに自分の宣伝をするのは気が引ける、てな気持ちでした。
おこうってそんな人です。
(私は違います。笑)
むしろ、「奥方様の帰る先は、ここよりほか、どこにもありませぬ」は
稲に言いながらも、自分もそうなのだ、とどこかで思っていました。
(しかし、こんな演者の独り言は、「真田丸」を愛する皆様にはどうでもいいことですね。見えたものがすべてですよね。分かっているつもりです(笑)。)

おお~~、私もまさしく、そう思っていたのです。「あなた様よりもっと辛い思いをしている者がおりまする」って、おこうさんのことだからきっと自分のことじゃないんだろうな、ストレートにそんな嫌味のようなことを相手にぶつける女性じゃないよな、と、何となく思うともなく。少なくとも、自分のことだとしたらもっと消え入るように弱々しく伝えるんじゃないかな、あんなふうに怒気を含ませて強く言うからには、自分ではなくきっと誰か別の人のことを思ってなんだろうな、と。
ちゃんと伝わってます長野さん!役者さんってすごいな。
他にもこんなお茶目な写真記事もありました。楽しそうでなによりです。
素敵な三角関係(^^)v
少し前のダブルおめでた回では、信幸に押し倒される「ああっ(はぁと)」が発声といい間(ま)といい絶妙すぎて超笑いました。ラブコメ真田丸。

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そういえば安楽椅子探偵にも出てらしたなー。いや~これもネタバレ回で超笑った。


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“真田丸の「おこう」役、長野里美さんのブログ” への2件の返信

  1. 律儀に生真面目に、正室と側室の間を行き来する信幸さんが、「あさきゆめみし」の夕霧のようだなーと思いました。夕霧も長男ですし。
    安楽椅子探偵にでてたんですか!Σ(´゚д゚`) ホームページ見なおしてみよう。
    そういえば、堺雅人さんもパート2にでてましたっけ。確か、犯人をわかりにくくするために、小劇団の俳優さんをあえて使っていたのですよね。

  2. >日月さん
    夕霧!ってそうでしたっけ。『あさきゆめみし』だいぶ昔に読んだきりでうろ覚えなのですが、でも平安時代の昔から、制度として当たり前になっていても、女性たちは浮気をされることにあんなに苦しんでいたのだなあ、とびっくりして、あの辺の心理描写ってオリジナルなのか、『源氏物語』にも書かれているのかな、と気になった覚えがあります。
    安楽椅子探偵に、堺さんもでてましたっけ!Σ(´゚д゚`)
    小劇場系の俳優さんを多用するのは、ミュージカル仕立ての無茶ブリに耐えられるから(いろんなイミで)だと思ってました( ´_ゝ`)

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