先日酔っぱらっぱっぱと帰宅したら出張帰りのオットはすでに寝ており(おっさんか。俺が)。台所で水をがぶがぶ飲んでいたら、その辺に出されたパン切りナイフに笹がくっついている。そして細かくなった笹が点々と。何やらオットが孤独に格闘したらしき痕跡。はてパン切りナイフでます寿司でも切ったのだろうかと思ったらほんとにその通りで。
翌朝聞いたら、富山出張で地元の人から「このます寿司は本当に美味しいです。ちょっとその辺のます寿司とは違います」と教わった、その名も『幻』。それをこりこりとケーキカットにしたのだそうです。
二日酔いで食欲微妙だけど塩分取りてえという身体にやさしくフィットしてくれるお味でした。お酢感や塩気、ますの生っぽさなどいずれもきつすぎずまろやかで旨い。酔っ払いがお寿司の折り詰め下げて帰る気持ちが判った。寿司旨い。残ってた半分全部食べといたらオットに怒られた。
OT「そんなに好きじゃないかと思っていたのに!」
ん?好きだよ。美味しゅうございましたよ。
OT「あひるたんはます寿司好き?ってちゃんと聞いたのに!」
そういえば聞かれたな。あれはなんだ、じゃあ「好き?じゃないよね?食べないでね?」っていう意味だったのか。
OT「ひと切れ味見するくらいならいいよ?っていう意味だった」
そうだったのか。いやひょっとしてそうかなと思いつつ全部食べちゃった。
(無言でつかみあい)
まったく心狭いなあ。食べながら検索しといたから今度お取り寄せしようよ。
こちらでございます。
これが『幻』。ますの量が通常の2倍なんですって。
OT「裏まで回ってたよね」
うんそうそう。
【寿し工房大辻】幻 ますの寿し【冷凍便との同梱不可】
500g 1800円
普通のます寿司。こちらの方があっさりしていて好き、というレビューもありました。
【寿し工房大辻】ますの寿し【冷凍便との同梱不可】
420g 1300円
ふむー、レビューを見ているとご飯がパサパサだったというご意見がちらほら。オットくんのおみやげはそんなこと全然なくてとっても良い塩梅だったけども。当たり外れなのか、夏場のクール便配送のせいなのか(ます寿司は冷蔵庫に入れてはいけない)。その場合レンジで軽く温めて食べてくださいと書かれてはいるんだけどそれでリカバリーが効くレベルなのかな。決して安くはないものだけにちょっとしんぱい。
OT「まあ一度試してみたら」
そうね。好きなものには淡々と前のめりねオットくん。きらいじゃないですよそういうところ。
そしてふと、この大辻さん以外に、地元の人おすすめの鱒寿司ってどんなんかしら、と検索してみたら。
■ますのすし番付
”
これは、「ますのすし初心者」向けの「ハズレないますのすし選び」を支援する目的で、富山に生まれ住んで40年、30種類を越えるますのすしを食べ比べてきた、某神社の某禰宜が独断をもって公表するデータである。
“
ジャストすぎる!!なんというジャストすぎるサイト!まさしくこういうのを求めていた。これが聞きたかった。
しかしここに載っている美味しそうなます寿司はほとんど通販はできないっぽい(今井商店さんはオンラインショップあり)。むむむ。
あ、そうだ。富山アンテナショップって都内にあるんじゃないか?
と思ったらあるどころか。
■ます寿し・お弁当《入荷予定表》 | いきいき富山館
なにこの給食の献立表みたいなます寿司カレンダー!すばらしす!簡潔な説明文もいちいちそそる!
場所は有楽町、東京交通会館B1Fです。電話で取り置きもお願いできるらしい。行くぞ。今度行くぞ。わーいわーい。
久しぶりにます寿司を食べて思い出したのですが、ます寿司美味しいなあと思ったのって昔働いていた頃の先輩が里帰りのおみやげでくれたのが最初だったな。小柄で色白でパワフルでハスキーボイスで、富山の女はみんな働き者なのよ!って言いながらご本人もほんっとうによく働きそしてよく飲む、すてきな先輩でした。お互い転勤先で、狭い職場で女同士って難しいけど大丈夫かなあと後で話してみたらお互いすっごく心配してたけどふたを開けたらすごく仲良くなれて、本当に幸運だったな。知らない土地で初めての仕事で、彼女のおかげでほんとに勉強になったし楽しい思いをたくさんさせてもらった。元気にしてるかなー。あの時頂いたのはどこのお店のだったのかな。
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余韻が台無しな追記。
OT「10個くらい買っとけ?」
いや多すぎですから。賞味期限2日くらいしかもちませんから。
OT「でも、朝昼晩、朝昼晩で(指折数)」
ますになるよ?そんなに食べたら。
OT「かける二人分だから、」
私まで!!私まで計算に入れないでそのパンダかコアラのような食生活(by OT母)に!!アグレッシブすぎる。
月世界、買ってきてもらった?
> ゆいな
そうなのよ!忘れてたのよ!
なので有楽町の富山ショップで自分で買ってきたよ!美味しいよ!
譲り合う心を知らないオットくんと私
結構前の話ですが冷やし中華ネタのついでに思い出したので載せます。
親戚からお菓子を頂いた時のことです。ここの皆さんから送られてくるお菓子はいつもどれもとっても美味しい …