肉の電波を受信する

冷蔵庫に卵が余ってるのですき焼きでもしようかな、と、近所に最近できたちょっとお高めのスーパーに牛肉を見に行ってみました。
いや正直ほんと見に行くだけのつもりで。ほとんど度胸試し。
だってそのスーパーは野菜や乳製品なんかはそこそこ普通に安くてほっとしたのですが、オープン前に我が家が一番の期待を寄せていた精肉コーナーが、なんと「主に松阪牛」。
どんなお肉屋さんが入るんだろうね、対面方式で普通に切り売り計り売りしてくれて、安くて美味しいといいね、近所に安くて美味しいお肉屋さん、すてき、と瞳をキラキラさせながら夜ごと語り合ったものです。
そんなつつましい希望を抱きつつ行ってみたらば松阪牛。
マジでどんだけご贈答用なのってくらいのグラム単価の肉しか置いてなくて、オットと二人でなんだあれは何の冗談だ、おらが町の住人をなめとんかあり得ないだろ誰向けだよと散々悪態をつきながらすごすご帰ってきたのですが(とっても美味しそうでした)。
今日、へっお前なんだよやろうってのか?アアン?と内心超ビビリながらも虚勢を張りつつお肉コーナーに恐る恐る近づいてみたら、売り子さんの賑やかな呼び込みの声が。
「今日2月9日は肉の日、年に一度のセールでーす」
そうか、すき焼きをしようと思ったのは卵が余っているからではなく、年に一度の肉の電波を受信したからだったのか。
オットには確実に肉と通信できるアンテナが装備されていますが、私にもいつのまにか設置されていたようです。
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安くなってるとはいえやっぱりお高い黒毛和牛を少々と、切り落としも買って水増ししておきました。今夜はすき焼きだ!


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