■「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
星空を進む「はやぶさ」。天の川(左)の中にある南十字星の上で消えた=尾崎孝撮影
おかえりなさい!
オカエリナサト!
まじで!
だめだもう我慢できん。とりあえずupして、しばらく書き足していきますね。
というわけで(更新中)
[追記終了2010/6/14 03:01]
突入の瞬間の、地上の観測隊の皆さんのUstream中継、録画版がこちらです。
これ、リアルタイムに見ることができました!
■HAYABUSA re-entry, はやぶさ再突入時の録画です.強い光を放って地球大気圏に溶けていくはやぶさ.おかえりなさい. live-universe on USTREAM. Science…
「あっあれ!」という現地の観測隊の人の声に、えっ!と他のことをしていた作業を止めて画面を注視、そのままその瞬間に立ち会えたので、なんというか本当にその場に立ち会えた、という感じでした。すごいライブ感。
和歌山大の皆さん、ありがとうございました!
突入後まもなく音声配信は止められたのですが、その静かな画面内で、視聴者から次々投稿される感謝のログだけがどんどん追加されていって賑やかでした。
NASAが撮影した、突入瞬間の動画。
うおおお、これ本物なのか!
ぜひYouTubeのページから大きな画面でどうぞ!
■YouTube – Hayabusa re-entry
■YouTube – NASA Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry
映像としての綺麗さもすごいですね。
空中でまさに花火のようにはじけながら燃え落ちる様が、以前ドームで観た全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-のラストシーンの、突入の瞬間をシミュレートしたCG映像とほとんど一緒でした。
本当にあんなふうになるんだなあ。
NHKニュース動画でも、地表からの美しい映像が観られます。
■はやぶさ カプセルの落下確認 NHKニュース
そして、はやぶさ大気圏突入前に、最後に地球を撮影してもらおう、という計画も見事完遂!
■突入直前、地球を撮影 はやぶさ最後の1枚 – 47NEWS(よんななニュース)
■「はやぶさ」最後の力で撮った故郷 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
Twitpicで一足早く確認していた、以下の写真も臨場感があって好きです。
■ #hayabusa はやぶさが最後に撮影した地球です。… on Twitpic
うううむ、あたし天文とかそんなに好きじゃないのよねと魔女宅のニシンのパイの孫娘(五七五)のようなことを言っていた私も、こうまでたたみ込まれると涙腺を緩ませざるを得なかったです。
なんか、いろいろ劇的すぎる。
カプセルも無事回収されたようです!
日本に空輸し、JAXAで初めて開けられるようですね。
■【はやぶさ】豪州の砂漠に着地、カプセル発見 – MSN産経ニュース
中身が入っている可能性は少ないそうですが、サンプル採取ができていなかったとしてもいろいろ十分すぎる働きだったのではないかと。
さきほど載せたばかりですが、オンライン地上絵でおかえりなさい。
ぜひ開いて、しばし眺めてみてください。
“Click to view!”のメッセージが出たらクリック。
■You have received a geoGreeting!
(ネタ元:Twitter / ジェット☆ダイスケ: 嗚呼リアルにトップをねらえだな)
沸き立つ管制室の様子。
■Twitter / はやぶさ帰還ブログ: 午後22時30分頃、管制室は全てのコマンドを打ち終え …
午後22時30分頃、管制室は全てのコマンドを打ち終えました。満ち足りた、やり遂げた人達の笑顔が眩しくて、ちょっと泣けました。(IES兄)
こちらはカプセル分離が成功した、日本時間20時頃の様子。
■「はやぶさ」分離成功、一気に沸き立つ管制室 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
いやあ、はやぶさプロジェクトに関わった方々は感無量でしょうね。皆さん本当にお疲れさまでした。今回のデータが今後有効に活用できるよう、そういう場が広がるように祈っています。
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ちょっと余談。
こちらの画像が、twitter上で「NASAが撮った、はやぶさ大気圏突入の瞬間画像」として一瞬出回っていたのですが、これはどうも前述の、全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-のラストシーンのシミュレートCGなんじゃないか、との説も。
私が見つけたソースは今のところ、nomaさんのツイートと、私の記憶ですが。
「あ、すごいなBACK TO THE EARTHのCGと一緒だな」と思ってたらほんとに同じものだったっぽい。
でも、本物のNASAのムービー観てもやっぱり感想一緒でしたけどね。正確なシミュレーションだったんだなあ。
このドーム番組 “BACK TO THE EARTH” は、前にもご紹介しましたが精緻美麗な映像といい切々と熱意の溢れる内容といいとっても素晴らしいです。
上映館が少ないのが残念すぎる。
つい11日に発売されたDVD, Blu-rayも即完売だったそうです。作った数もすごく少なかったらしいので、ぜひとも増版してほしいですね。
そしてオットくん買ってきてほしいな。もちろんBlu-rayのほうを。
■全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
予告編。
■YouTube – HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】
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関連あひる。
すぐ次の記事(余韻が台無しな下品注意)→
■HAYABUSA でamazonDVD検索したら
■リアルオカエリナサイ [はやぶさ]
■はやぶさ、今夜6/13、23時頃に大気圏再突入 [はやぶさ]
■[はやぶさ] NHKクローズアップ現代のはやぶさ特集
■探査機「はやぶさ」作ってみた、ただし実物大
■こんなこともあろうかと! ~小惑星探査機はやぶさムービーあれこれ
■初音ミク×さだまさし×はやぶさ
惑星探査機 はやぶさ (1/32 スペースクラフト NO.01)
販売元:青島文化教材社
発売日:2010-06-06
おすすめ度:
クチコミを見る
以下、ニュース記事って削除されてしまうので記録コピペ。
■「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、地球と太陽の距離の40倍に上る60億キロ・メートルの旅を終え、打ち上げから7年ぶりに地球へ帰還した。
午後8時21分(日本時間午後7時51分)に試料カプセルの分離に成功し、同11時21分(同10時51分)ごろ大気圏へ突入した。
カプセルがウーメラ(南オーストラリア州)付近で回収される可能性が高まった。
カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。
はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。地球からは小さすぎて見えない小惑星に、正確にたどり着いて軟着陸したのは史上初だった。
しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
秒速5キロ・メートルで飛行していたはやぶさは、地球へ近づくにつれて重力で加速。南アジアの上空7万4000キロ・メートルに達した所で、カプセルを分離した。この後、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。月より遠い天体に着陸した探査機が、地球に帰還するのは世界でも初めて。
本体は大気との摩擦で燃え尽きるが、カプセルは底面が断熱材で覆われており、突入の数十秒後にはパラシュートを展開して減速。位置を知らせる電波を発信しながら降下した。ウーメラ付近の砂漠に着地した模様。宇宙航空研究開発機構は、カプセルを14日にも回収。チャーター機で日本に持ち帰り、専用施設で慎重に中身を調べる。
イトカワで試みた砂の採取は、装置が正常に作動せず、失敗した。しかし、着陸の際に舞い上がった砂煙が、カプセル内に入った可能性がある。
はやぶさは、新技術のイオンエンジンを搭載した。のべ4万時間稼働して、小惑星へ往復する長距離の航行を完遂。日本の宇宙技術の高さを世界に示した。
(2010年6月13日23時16分 読売新聞)
■突入直前、地球を撮影 はやぶさ最後の1枚 – 47NEWS(よんななニュース)
宇宙航空研究開発機構は13日、小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の写真を公開した。
撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけてはやぶさの姿勢を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。
撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった。
2010/06/13 23:55 【共同通信】
■「はやぶさ」最後の力で撮った故郷 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)小惑星探査機「はやぶさ」は大気圏突入の直前、最後の力を振り絞って、数千キロ・メートル離れた地球の写真を送ってきた。
日本時間13日午後10時2分に撮影した白黒写真を送信中の同28分、はやぶさが地球の裏側に入ったため、地上との交信が途絶。写真のデータも途切れたが、地球の姿が奇跡的に写っていた。
はやぶさは同日午後7時51分、機体の前面から地球に向けてカプセルを放出後、底面にあるカメラを地球に向けようと、180度向きを変えた。姿勢制御用のエンジンはすべて故障しており、長距離航行用のイオンエンジンの推進剤を直接噴出して、機体を回転させる離れ業を再び演じた。
(2010年6月14日02時10分 読売新聞)
■【はやぶさ】豪州の砂漠に着地、カプセル発見 – MSN産経ニュース
2010.6.14 00:17
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日未明、大気圏に再突入した小惑星探査機「はやぶさ」の回収カプセルが13日午後11時過ぎ、オーストラリア中南部ウーメラの砂漠地帯に着地したと発表した。打ち上げから約7年に及んだはやぶさ計画は、最後の難関を乗り越えた。
カプセルが発信した電波信号やヘリコプターによる捜索などで着地を確認、カプセルを発見した。破損の有無など状態は不明。カプセルには小惑星「イトカワ」の土壌試料が入っている可能性があり、「月の石」以来となる他天体の地表試料回収に期待が高まった。
JAXAは13日午後11時ごろ、カプセルが発信した電波信号をキャッチ。現地には関係者約60人が待機しており、回収作業を本格化する。カプセルは日本に空輸し、JAXA宇宙科学研究所(相模原市)で開封して土壌の有無を確認する。
■「はやぶさ」分離成功、一気に沸き立つ管制室 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ありがとう、はやぶさ――。
7年ぶりに地球に舞い戻ってきた小惑星探査機「はやぶさ」。カプセルの切り離し成功という信号が13日、はやぶさを運用する宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(神奈川県相模原市)の管制室に届くと、管制チームから一斉に拍手が巻き起こり、こわばっていた複数の顔が笑みではじけた。
カプセルは午後7時51分に自動的に分離するように、はやぶさ本体にあらかじめプログラムされていた。約30人の管制チームは、分離信号が送られてくる管制室のパソコン画面を取り囲み、その瞬間を待った。
「分離実行」を意味する信号が届いたのは、ほぼ予定通りの時刻。インド上空で分離したと見られ、張りつめた空気に包まれていた管制室は一気に沸き立った。
管制チームは、誤った信号が送られてきた可能性も捨てきれないと、カプセル分離で起きるはやぶさの姿勢のぶれも慎重に確認したが、十数分後に確実に分離されていることが判明した。「宇宙空間に7年間いたが、(カプセル分離の際に)予定通りシステムが動いたことは大きな喜びだ」。はやぶさチームを率いてきた同機構の川口淳一郎教授(54)は、多忙を極める管制室から報道陣にメッセージを寄せた。
同研究所では午後4時前から、管理棟1階を一般に開放し、管制室を生中継する大スクリーンを設置。はやぶさの挑戦を応援したいと多くのはやぶさファンも続々と詰めかけた。当初、100人程度の予定が400人にも膨れあがり、あっという間に満席に。
打ち上げ当初から注目していたという横浜市の会社員武田誠さん(36)は「日本が作り上げたイオンエンジンによって惑星間の宇宙旅行が可能なことを、見事に証明してくれた。せっかくの世界一の技術を絶やさないよう、ぜひ後継機を実現してほしい」と力を込めた。
精密機械の設計に携わっているという東京都八王子市の会社員難波良平さん(37)は「関係者が知恵を結集し、絶体絶命のトラブルを何度も乗り越えて帰還を果たしたのは、同じ技術者として冥利(みょうり)に尽きる。はやぶさ本体は大気圏突入で燃えてしまうが、貴重なデータが取れるはずで、最後までよく使命を全うしたと思う」と拍手を送っていた。
(2010年6月13日22時09分 読売新聞)
[追記終了2010/6/14 03:01]やれやれ3時を回ってしまった。
激重USTREAM(和歌山大)で見ました。
あのすばらしい瞬間を世界中の人と共有できてうれしかった。
カプセルも無事回収され後は解析を待つばかりです。
[はやぶさ] ラストショットの撮影秘話、その後のリンク集
ひとつ前の記事:
■はやぶさその後の動画集
地球に背中を向ける姿勢で飛んできたはやぶさが、最後の力で振り返って地球を撮影したラストショット。
画像処理でくっきりさせたのも公開されましたね。
■ISAS | 「「はやぶさ」最後の地球画像」画像処理でくっきり / トピッ…
すごかったですねえ(しみじみ)。
カプセルがぴっかぴかでびっくりしました。大気圏を燃えながら突き抜けてきたとは思えない。
中身の解析は、入っているに越したことはないんでしょうけど、もう十分すぎて(笑)
入って無くてもいいんですが、入っていなくても、今回のプロジェクトの他の数々の偉業が正当に評価され、研究成果がちゃんと次に繋がるといいなあと思います。
はやぶさ帰還一周年、ギネス認定に劇場用映画公開 [はやぶさ]
小惑星探査機はやぶさが地球に帰還したのが、2010年6月13日でしたね。ちょうど一年経った今日、こんなニュースが。
■小惑星探査機はやぶさがギネス認定「世界で初めて小惑星から物 …