〇六三六「ゲーム脳」講演事件その1:いくつもの視点

すごいことになっています。まるで村上春樹の地下鉄サリン事件被害者インタビュー『アンダーグラウンド』を読んでいるかのようです。
つい先日、2006年3月6日に世田谷区で行われた、「ゲーム脳」講演についてのお話です。(タイトルの「〇六三六」=ゼロロクサンロクは日付です。名付けてみた。)
それぞれの立場のかたがたが、それぞれの視点から今回の講演会の内容について書いてらっしゃるのですが、ひとつの場所のあちこちにいくつものカメラが据えられて、アングルや色調の少しずつ違うフィルムに記録されているような。
すごい面白いです。かなり上質なドキュメンタリーだと思う。考えさせられます。
概要をざっとまとめてみたいと思います。


(まとめサイトとして書くつもりなので、ちょっと長いですがご容赦を。でも時間がある時にぜひ、リンク先をじっくり読んでみて頂きたいです。)
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まず。
「ゲーム脳」って何?
ゲイムマンさんのブログで、この騒動の大前提を教えてもらえます。
**みんなで「サンデー毎日」を買おう!(ゲイムマンのブログ:砧公園秘密基地)
大前提=
森昭雄教授による「ゲーム脳」には科学的根拠がない。
これについて理解理解。
そして3月6日に世田谷区で何があったのか。
**ゲイムマンが世田谷のゲーム脳講演会に行ってきた(ゲイムマンのブログ:砧公園秘密基地)
かーなーり端的かつ淡泊かつアイロニックにまとめてくださってます。
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もうちょっと詳しく、どんな状況だったのかはせんだって日記 さんから。
** 森昭雄博士の講演「テレビゲームと子どもの脳」@世田谷に行ってきました(せんだって日記 さん)
** 科学者ではない、あるいは科学者の風上にも置けない(せんだって日記)
子育てをする親の不安を徒に煽るだけの森氏の無責任な言動に対してかなり憤っておられ、その明確な姿勢が文章のベースラインとして心地よく響き、非常に読みやすいです。時に吹き出しつつ楽しく読めます(^^)
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かなり詳細かつ系統だてられた当日の記録は同人誌生活文化総合研究所 さん
**世田谷区 森昭雄日大教授講演会「テレビゲームと子どもの脳」(同人誌生活文化総合研究所)
後半の「質問用紙に基づく質疑応答」、川端裕人さんによるフロアからの質問とそれに対する解答が、淡々とまとめられているだけに森教授の非論理性を浮き彫りに
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さて視点を変えて、主婦として子育て母親仲間で参加されたfumi_oさん
**3/6の「ゲーム脳 講演会」の感想 2006-03-08(Not My Cup of Tea)
**3/6の「ゲーム脳 講演会」の感想:続き 2006-03-09(Not My Cup of Tea)
**3/6の「ゲーム脳 講演会」の感想:続きの続き 2006-03-10(Not My Cup of Tea)
こちらも楽しくするする読めますが一応まとめを。
fumi_oさんとご一緒だったお母さまがたは
「・PC無し/あってもメールとヤフオクしかやらない
・我が子にテレビゲームの類は一切やらせていない
・日頃から子育てのヒントになるような講演会には熱心に足を運ぶ」

それに対してfumi_oさん(個人的余談:ん?お名前に見覚えが。と思ったらやっぱりくりおねさんのコメント欄で拝見してましたー^▽^)
「正直「ううう。母ちゃんも息子もPCやってるのウチだけじゃん。我が家が一番「ゲーム脳」に近いのか?!(笑)」という状態」
(^▽^)
でもそんなママさんたちの感想がこちら。
「電極をたくさんつけられた子どもや色つきの脳を見せられたりして、科学的かな?と思って聞いていたのに、最後の質問の答えって全然科学的じゃない根拠の無い説明だった。
最初の部分と最後の質疑応答部分だけで良かった。」

うむ、ちゃんと伝わってらっしゃる…もとい、ちゃんと伝わってらっしゃらない様子。ほっとしますね。
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さて、ここまでリンク先も含めて読んで下さったかたはきっと「川端裕人さん」の存在が気になっているはず。このかたが今回の「ゲーム脳講演」事件の主軸となっておられるようで、他の皆さんも会場での発言などにとても注目していらっしゃいます。
そして、「拍手喝采」の下りに慄然としているかたも多いのでは。

次の記事は川端さんの視点と、「拍手喝采」について。
(追記としてこの記事を下に伸ばそうかとも思ったのですが、別記事に分けてUPします)
**「ゲーム脳」講演事件その2:主軸、川端さんの視点
**「ゲーム脳」講演事件その3:拍手喝采に見る聴衆の無責任

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6 Replies to “〇六三六「ゲーム脳」講演事件その1:いくつもの視点”

  1. あひるさん、はじめまして。
    この度私の感想文を紹介していただき、ありがとうございます。
    実は私も、くりおねさん経由でオフ会レポなど拝見したことがありますよ。:-)
    さて、私が今回自分の感想を書くに至った経緯として、先に川端氏の記事がはてブで大注目されていて、そこについたコメントを散見するに、どうも会場に集まった母親たちをある共通の団体・信者とみなすような言葉があったので、「いや、ちょっと違うんだけどなー…あはあは」と思い、燃料ではなくクールダウンの意味を込めてエントリーをアップした次第です。

  2. >fumi_oさん
    おはようございます!改めましてはじめまして(^^)
    さっそくのコメント(それもかなり重要な)ありがとうございます。燃料ではなくクールダウンの意味を込めてのエントリーだったとのことなので、1と2を少しマイルドに修正したつもりです。
    それから、3を書いている途中だったのですがとても参考になりました。
    ただ、熱狂的ではなかったとしても、それはそれで別の怖さ、ゆゆしさがあるようにも思います。いずれにせよここで一気に書き上げずに、ちょっと寝かせて(てか自分が寝て)続きは夜にでもupしようと思います。クールダウンさせていただきました(^^)

  3. 再びこんにちは。(留守番しながらPCの前に座っている私…)
    そ、そんな。マイルドに修正だなんて恐縮ですっっ…_0_
    今思えば、私もあの時、森氏に拍手喝采したお母さん方に「どの部分に拍手したのか、森氏の説にどこまで同意しているのか、質問に立った川端氏が訴えたことを聞いて理解してたのか等」図太く訊いてみればよかったななんて、後悔してます。(笑)

  4. あひるさん、こんにちは。
    おお、こんなところで私のブログ仲間さん同志が邂逅を果たしているなんて。なんだかうれしいです。
    「ゲーム脳」講演会のことは気になりつつちゃんと追いかけてなかったので、こうやってまとめていただけてとても助かってます。ありがとうございました。その場にいらした方々の複数の視点が見れるのも、ブログならではですよね。参考になりました。

  5. >fumi_oさん
    >そ、そんな。マイルドに修正だなんて恐縮ですっっ
    いえいえ、そういう意図で書かれたのでしたら、こちらも反映させなければ。(でも余計過激になっちゃったかもしれないです;)
    >「どの部分に拍手したのか、
    >等」図太く訊いてみればよかったな
    や~そうですねえどうでしょう….;あ、でも意外に直接聞けば皆さん、fumi_oさんの周りのかたみたいに「なんか今イチだと思ったけど…」って言ってくださったかもしれない。なのに集団に紛れてしまうと行動が変わってしまうというのも問題だなあ。

  6. >くりおねさん
    (fumi_oさんとリンクしちゃいました~^^)
    >こうやってまとめていただけてとても助かってます。
    おお、そう言って頂けると嬉しいですとっても!
    >その場にいらした方々の複数の視点が見れるのも、
    >ブログならではですよね。
    ですね、本当に。そこもすごく面白いところでした。一方通行や独り言にならずに、トラバやコメントで意見を補完しあえるってすごいことですね。

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