うちの子のお手伝い、言われてないことまでやって有能(本当)



先ほどお手伝いの話を書きましたが。
子供にお手伝いさせるのたいへん、と。お膳立てするのがね、大変なんですよね。

でも最近びっくりしたのは、食器を下げてきてくれる?と(あらかじめ割れ物や汁物などを残していない状況を確認してから)頼んでみたら、下げてきてくれたんですよ。あらありがとうー助かったよ、と子供を褒めて伸ばす案件を達成できてよしよし、と思いつつ洗い物とか翌日の朝ご飯やお弁当の仕込みなんかでついつい集中して台所仕事をしていたら、んん?なんか妙に長く静かだな、と思って居間を見ると…

タローさん、テーブルの上をぴっかぴかに拭いていたでござる!!

いつも私が雑然と置きっ放しにしている書類だのリモコンだのティッシュだのをちゃんとどかして、テーブルの上にめっちゃよじ登って這いつくばりながらせっせとお寺の廊下に雑巾がけしてるみたいなことになってたからタローさんが通ったあとの部分は果たして綺麗になっていると言っていいのかあれかもわからんけどスゴイ!!えっそんなに磨いてくれてたのタロー!?

とびっくりして声をかけたら超嬉しそうでした。
いやマジで。言われたことをやるだけでもすごいのに、言われてないことまでやっちゃうとかほんとすごいよ!?

と心の底から褒めちぎったら、超喜んで、テーブルの足まで拭き始めるタローさん。
えええ!?そんなとこまで!?
うち引っ越すの!?ってくらいの掃除っぷり。
あのねここここ、やっていただけるんならここもお願いしたいの、テーブルとか椅子の脚と床の接地面にね、たまっちゃう埃!これを取ってほしいの!いっつもこれあるのわかっちゃいるんだけどなんとなくそのまんまにしてるので、これ時々掃除してくれるとほんっと嬉しいわあー!

と褒めちぎったら、がってんだー!って感じでいきいきとお掃除してくれました。めっちゃ助かる!除菌ティッシュ使い過ぎだったけど今は許そう!ここからは消耗品の節約も覚えておくれ!そうそう!一枚で限界まで使い倒すのだ!

いやーびっくりしました。遊びみたいな感覚でお掃除してくれて、なんというwin-win。私掃除苦手っていうか、椅子の脚の埃みたいに拭けば取れる汚れに興味が持てないっていうか、取れば綺麗になるからまあいっか、みたいな謎のルールでスルーしがちなので、そこをやってくれる人が現れたら嬉しいなあー。オットは自分のPC部屋なら定期的に大掃除して綺麗を保っています。居間とか台所、寝室などはノータッチだけど口出しもしないでくれるのでありがたい。いるじゃないですか自分やらないでダメ出しばっかりするメン。てめえでやりやがれこのやろういえいえご自分でおやりになったらいかがかしらムッシューと思わないではいられないあれじゃないですか。そういうことはないので大変助かっています。

でも共有スペースまで掃除してくれるほどのマメさは持ち合わせていないオットくんと、同じくマメさを持ち合わせていないっていうか本来であれば専業主婦なんだしマメさとかじゃなくたぶん私の仕事なんだろうけどこんなところばっかりスルー力に長けている私との間に、とうとう!マメに掃除をする人材が爆誕!!

はじめて爆誕って使った。ちょっと言ってみたかった。
すごく期待しています。私の分まで掃除してね!マイサン!

オットくんの名誉のために書いておくと、居間は時々ガーッと掃除してくれるのです。業を煮やして。でもそれも大人がさっさとやっちゃうんですよね。私は掃除も教育の一環として、タローにお片づけを覚えてもらうためにあれこれ支持を出したりどこにしまうか一緒に相談したりしながらやりたいけどそんなめんどくせえことやってられっかよと秒で却下するから結果居間が荒れ果ててゆくに任せちゃってるんですけど(つまり何もしていない)、オットくんは時々荒れ果て加減に我慢がならなくなるようでブルドーザーのようにがっつんがっつん片付ける。タローにも一応簡単な支持を出して一緒に片付けている感を演出しようと努力しているようなのですがタローさんはそんな父ちゃんの事情をまるっきり忖度せずに歌ったり踊ったりむしろおもちゃ出し始めたりで「もう邪魔するならあっちいって!」と険悪な雰囲気になってタローが涙目でこっちにそれを訴えにくる(涙目だけど怒り心頭なうちの子です)、みたいなお片づけイベントはちょいちょい開催されてるんですけど。そして何がどこにしまわれているかよくわかんなくなるという。
まあでも時々オットくんがガーッと片付けてくれるのがなければほんと荒れ果てていく一方なので有り難いですよ?うん。教育としてはお互い失敗し続けっぱなしだけど私は助かってますよ?ありがとうオットくん。

そうそう教育といえば、いっこ間違ったのが、3歳くらいの頃にも一度この手のお手伝いがすごく助かって、タローさっきはありがとね、すごく助かったしとっても嬉しかったからこれあげるね、といつもあげないおやつをあげちゃったことがあったのです…
もちろんそれ以来、何をするにも「おやつは!?」
何も頼んでないのに物を左から右に動かしては「おやつは!?」
果ては「母ちゃん何かお手伝いない!?」今はないよ「ええーーー!!??」めっちゃ不満そうに抗議。
そんなかわいくないにもほどがあることになっちゃってものすごく失敗したなーと思ったこともありました。物で釣るのはほんといかん。

そんなあひるちゃんとうちの子とオットくんのしつけの話でした…そうかな?しつけの話かなこれ?
何の役にも立たないただの日記でした。

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バムとケロシリーズ、2000年代と新しい絵本です。
バムのように穏やかでおおらかな保護者でありたい…無理だけど…

バムとケロのにちようび
島田 ゆか
文溪堂
1994-09-01



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