[真面目に] ドラマ『隣の家族は青く見える』、体外受精1回目にトライする回に号泣。そしてあんなお姑さんになりたい。

もうあの~、わかりすぎる!!色々とわかりすぎる!!
ていうか他の家族、近くに住んでる他の女性たちみんな、かたや毒親に育てられて自分に自信が持てない女性(虚栄心の裏にそんな事情があったとは!)、かたやおなじく毒親の元で育って母親になる自信が持てず子供を持たないと決めた女性(こういう人にこそ産んで欲しいなあ)、そして欲しいと願ってもなかなか授からず不妊治療に通ってる女性…。女の博覧会ですね。ドラマの中では、異なる環境の女たちが少しずつわかり合って距離が縮まっていきそうな流れになっていて、ちょっとほっとしたり。現実もそうであってほしいな。

体外受精に向けてホルモン剤を自己注射とか、私もやったな~。
以下、そんなかんじの不妊治療思い出話とドラマの感想。

自己注射も「自分に針を刺すなんて毎回みじめな気持ちに」なんて落ち込んでしまう人もいるらしいのですが、私は看護師さんみたいでかっこいーと思ってました(そんなふうに思えていたのも治療期間が2年ほどと短かったからかもしれないけど)。新しい技術を習得できるのは楽しい。ガラスのアンプルをぱきっと割って、針を上に向けてぴんぴんと指で弾いて一滴だけ針からこぼして(空気を抜くため)。かっこいーと思いつつ、やはり一本はっせん円!とかの注射だったのでここで力込めすぎてびゅっと出ちゃったらはっせんえん!(血の涙)と思って毎回そういう意味で緊張しましたが。

そして、深キョン演じるななちゃんが、一回の採卵で5個も卵子取れてていいなあ!とつい涙したり。私はホルモン数値が低くて、採卵に挑戦しても1個も取れない月もあったり、1個取れても受精しなかったりが続いて、やっと4個の受精卵ができるまでに7~8回くらいかかったんですよね。健康な女性なら一回で取れるのに。健康って素晴らしいなあ。

ただ、私の場合は、そこまでに時間がかかったので胚移植の段階でも今後何回か必要になるだろうなあ、と、結果を聞きに行った日に待合室で、次のターンは採卵にしようか、それとも2つ残っている胚をまたすぐ移植してもらおうか、どうしたらいいか先生に相談しよう、と思っていたら、「妊娠検査で陽性反応が出ました、現在妊娠4週目ですよ」と言われて、えっほんとに??あれ??と、喜びよりもぽかんでした。拍子抜け。

で、そのまま、まだ初期流産の可能性だって高いから(実際2度経験あったし)慎重に、慎重に…と思っていたら無事に出産までこぎつけることができたのでした。
採卵と受精卵確保までは時間がかかったけれど、体外受精1回目で着床、出産、って本当にラッキーだったと思います。

が…ドラマでは…予告編が不穏な…うあああ~やめてあげて~!!ここまで苦労したんだからすんなりでいいじゃない後はもう~~!!
ううう、次回までの待ち時間がつらい…でも予告編でやんわりとわからせてくれるだけ優しいかも…現実は容赦ないですものね。どんなに心構えをしていても、やはり直面すると激しく動揺もするし落ち込むし。

ドラマを見ていると、自分の時は当然ながら一人称視点でしかなかったので、採卵している時の先生と看護師さんたちのやりとりや、手術着を着て診察台に横たわっている時のななちゃんの緊張した様子、それから連絡を待つしかない夫側の心配そうな表情など、そういう周囲の状況を含めて、フィクションとはいえ細やかに見せてもらえて、当時の自分の知覚を身の周りまで拡大して追体験させてもらっているような、不思議で貴重な感慨を抱いています。良いドラマをありがとうございます、ほんとに。
採卵終わったよ、○個とれたよ、など、私もななちゃんと同じようにオットに細かく連絡をしていたので、それを職場で受け取る松山ケンイチくん演じる夫、大ちゃんの悩みや葛藤を見ていると、オットもこんなふうだったのかなあ、と思ったり。
当事者よりもしんどい、という部分もあるのかもしれない。ドラマでも少し前の回に、大ちゃんがもうやめよう、と言い出す場面がありましたね。人によっては妻本人もつらくて、夫や近しい人から「もうやめよう、やめなよ」と言ってもらえてふんぎりがつく、ということもあるのかもしれないけれど、あの回を見ていて、私だったらこれ言われたらきつかっただろうなあ〜、と思ってしまいました。
うちではオットもオット母も何も言わずに応援してくれて、一緒に寄り添ってくれたことに、改めて感謝したいなあと思いました。

あとね、大ちゃんのお母さん!高畑淳子さん演じる、ななちゃんの義理の母が素敵で!
私もああいうお姑さんになる気がする!
一昔前までは黒木瞳さんとか吉永小百合さんに憧れておりましたがもう無理!(決定)
ね、上品でね、そばにいるこっちまで心が洗われるような存在にね。うちのお姑さん、オットのお母さんがこういう人なんです。洗われます。だが私には無理!(宣言)
ガチャガチャ騒がしいし早とちりしたりいらんことしゃべっちゃったり至らない点がいっぱいあってほんと申し訳ないんだけど悪気はないの!人は良いの!あなたのことが好きなのよ〜!っていう方向しかない!(どれもこれも自分で言うことではないあたりがすでに至らない)
心はある意味洗われるかもしれないが洗濯機で上履き回しちゃったみたいなドッカンドッカンすごい音がしてだだ大丈夫か!?ってすっごいハラハラするけど一応白くはなったでしょホラ!?的な。雑なね。よろしくお願いします、前にも書いた気がするまだ見ぬうちの子のパートナーさんへのお手紙。き嫌いにならないで!?嫌いにならないでね!?

隣の家族は青く見える(上) (扶桑社文庫)
脚本 中谷 まゆみ
扶桑社
2018-02-25


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