うん。凄かったです。観ました。凄まじかったです。
とりあえずドラマ好きだった人はぜひ観てほしいです。
原作好きだった人はもう観たでしょ?観るよね。すごかったですよね!!
やってくれました真利子監督!!やってくれた池松くん!!
そしてやってくれた!!蒼井優ちゃんんんんんん!!!!!
↓もうこんな感じ。
池松壮亮くんがお好きな方はぜひ!!
彼の凄まじい姿が見れます!!
たぶん他の映画では無理。ご本人も嫌そうだった。しばらくこんなの無理。
そして蒼井優ちゃんが好きな方には…正直ちょっと…勧めていいものか…蒼井優ちゃんのどこが好きかによる。可愛い〜とか透明感が良い〜とか思ってらっしゃるなら…やめといた方が無難かな…そのうち出るだろうからレンタルとか配信とかで、いつでも視聴を中断できる状況で試してみた方が良いかもしれません。
でも、彼女の女優魂が好き、演技が好き、気っ風の良さが好き、という方なら、いっそ劇場へ!自分を試すが良いわ!この蒼井優に耐えられるか!
凄いですよ。凄かったですよ。私の中では優株爆上がり。
どこが凄かったのかというとですね。
このあとまだネタバレ感想はなるべく避けて、ちょっとだけ、観る前に心配していたことが杞憂だった、という話をします。
でも興味ある方はぜひ、この先読まずに劇場へ!!たぶんすぐ終わっちゃうから!!今週のランキングとかに全然引っかかってないから!すぐ終わっちゃう!終わる前に劇場へぜひ!!これ大画面でのめり込んで観たほうがいいやつです。ぜひ劇場をチェックしてお早めにお越しください。
さて。
あのねまずね、少し前に観たNetflixの『全裸監督』が凄かったんです。
山田孝之さんとね、新人女優の森田望智さん。色々な意味で凄かったけど、特に入れ入れ的な意味で。AV撮影の話だから、もうモロで。おセッセ的な意味で。煎餅を焼くってそういう(違…わないかも)ガチガチになさりまくってる感。すっげえ。本物の「体当たり演技」ってこういうのなんだろうな。体が当たってる。慣用句じゃなく。普通に。
何よりも、そういうセックス描写の際どさだけでなく、女性の解放とか、束縛や抑圧からのウルトラ爆誕とか、そういうところまでがっちり描いた、そこが凄い、と思ったのです。
(2020年秋追記:すごく今更ですが…『全裸監督』はまるで「AV女優も好きでやってる」と豪語しているかのようで、そうじゃない酷い事例を無視している、という意見や、モデルとなった女優さんが自分の名前を使われることに対し再三に渡り訴訟を起こしているのを無視して制作された事実など、『全裸監督』という作品に対する様々な解釈に遅まきながら触れ、手放しで面白かった!と言っていた自分は浅はかだったなと思いました。少なくとも、『宮本から君へ』と並べたり比較したりする気持ちは今はありません)(追記以上)
あれだけ見せつけられてしまうと。あれだけのことをあれだけのクオリティーと、あれだけの熱意でやられてしまうと、もう本当にすごくて。
だから正直、蒼井優ちゃんにこれはできないだろ…事務所が許さないだろ…と思っていたのです。『宮本』も新井様が「女性に見てほしい」って言ってたし。「試写を見て若い女性がうー暴れたい!って言ってる」とか、同じ方向性を感じるだけにですね。なおさら不安で。
『宮本』の原作にも、入れ入れしまくるシーンがけっこう出てくるのです。これ描かないと進まないだろうな、っていう。予告編見ててもちゃんとそこ出てくるみたいだし。友人C美とも話題騒然でした。「カルキ抜かなきゃ金魚死ぬぜ、女殺し」って言ってるってことは、あれも!あれもやるってこと!?と。
いやあ〜でもなあ〜蒼井優ちゃんには無理でしょう…『全裸監督』を観る前だったら、普通のドラマや映画での入れ入れシーンのように、カメラアングルとかがんばって、そそくさと済ませて二人は結ばれました、って感じになってても、まあしょうがないよね無理だよね映像化は、と思えたと思うんです。でもな〜先にあそこまでの表現見ちゃったからな〜。やろうと思えばあそこまでやれるのに、『宮本』では無理だったか〜、っていうがっかり感がね。きちゃうだろうな〜と思っていたのです。
日本の映倫とか、人気の女優さんの所属事務所とかに気を遣いながらの、予算カツカツの映画製作でね、私もうー暴れたい!と思えるのかなと。正直不安で。まあこの辺が限界かなーみたいな醒めた感想しか持てなくなってしまったら悲しいなと。
いや、ぴょーんと超えてってくれるかもわからんけど。真利子監督!やってくれた!『全裸監督』に勝るとも劣らないエグさ!おええええ!!!みたいになるかもしれんけど。
と、観る前にぶつぶつ言っていたら!!
いざ観てみたら!!
まさかの!!
むちゃくちゃやってくれた!!
ぴょーんと超えてってくれましたああああ!!
池松くんと蒼井優ちゃん…ていうかもう宮本と靖子、むちゃくちゃなさってらっしゃる!!
すっげえ!!
すっごい!!
当たってる!!体当たってる!!
ていうか〇〇してる!!
宮本の〇〇を靖子が〇〇して、今度は宮本が〇〇しようとしたら靖子もがばっと〇〇になって○が○で○だ!!
カメラアングルが本当にすんげえがんばってた!!
なんでそこまでああしててあの辺写ってないの!?
CG!?ここでCG!?コンピューターグラフィックス!?
それとも何かの伝統芸能のように一糸乱れぬ振り付けのなせる技だったの!?
そして写ってなくてももはやなんというか、演技とかふりとかいうレベルじゃない。
当たってる。体当たってる。
写ってないからセーフとかいう問題ではない。
いやもう何がセーフかとか知らん!とにかくすごい!
いやあ凄かったです。
この辺も細かく書くとネタバレになっちゃうというか視聴を邪魔しそうなのでこの辺にしておきます。そのうち書く。書き留めておきたいこの凄さ。
もちろんそのあとの、『蝕』ね。予告編などでぼやかされている「二人を待ち受ける究極の試練」ってやつ。
あれもがっつり描かれていたし、その後の宮本のボッコボコぶりもがっつりでした。
で、ちょいちょいメディアでも出てきている「非常階段の決闘」シーンも。がっつりでした!!
そしてそういうセンセーショナルなシーンだけでなく、しっとりした場面もたくさんあって、とっても。とっても良かった。
よくぞ2時間と少しに詰め込んだものです。
いやあすごい。ここまでやるとは。やってくれるとは!!
ほんとに凄かったです。
ネタバレしないようにすると凄いしか言えへん。
いやあ…これで新井様映像化フェスはひと段落ついたかなあ。
やりきった感ある。
やりきってもらったんですね新井様…感ある。
いやあ、凄かった。
あとでリンク集も作ります。
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新井英樹
↓売り切れですけど画像を貼りたい。この二人の写真本当素晴らしい。
映画観てきました!本当凄い、凄かったです。何と表現していいのか。見終わった後は「凄かった!真利子監督素晴らしすぎる!」と絶賛してたのですが、あの蝕のシーンの生々しさ、生臭さが強烈すぎたのか、今では記憶がおぼろげになっております。人間は忘れる動物なのです。防衛本能でしょうか。
あひるさんの記事観てたら色々思い出してきまして、もう一回観たいなーと思ったんですけど、蝕まで思い出しちゃって、まだ無理そうです。
連行した旦那君に感想を聞いたところ「登場人物みんなあまり人の話を聞かない感じは、冨野作品を彷彿とさせる」などと言っておりました。え?なに嘘、全部最後はイデになるの?拓馬も??
とにかく凄いとしか表現しようのない映画でした。あのラブラブシーンとか!見たいところは沢山あるのに!!!
蝕カット出来る媒体が出たら見ようと思います。蒼井優ちゃんもやばかった。ほんとにほんとに。
みちらさん
観ましたか!!ご覧になりましたか!!
わ〜感想ありがとうございます!!
蝕のシーン、防衛本能働いちゃいましたか…ご無理なさらず、ほんときついシーンだったんで。
そのうち記事にも書くつもりなのですが、私は、その前の宮本と靖子の初入れ入れシーンの方が強烈に生々しくて、濃厚で、でも淡々としているというか、あっちの方がインパクト強かったので、心配していた蝕にそこまで引っ張られないで済んだような気がしました。
確かに酷いんだけど、でも明確に、単なる暴力でしかなくて。
宮本との行為とは比べるべくもないというか。全然異質なもの。
「登場人物みんなあまり人の話を聞かない感じ」!ほんとですね!みんな叫び合ってましたね!
ほんととにかく凄いとしか言いようがなかったですね。すごく凄い。凄さがすごくて、みたいな。語彙。