あの、本も出逢いって大切ですよね?突然ですが。
誰に勧められたかとか、自分の状況とかによって感想や印象が変わる。上手く運ぶことをワインのようにマリアージュとでも呼ぶとしたら、それが極個人的にですがとっても素敵に作用しました。
はい、小川洋子りん(←りんとかつけるな?)『博士の愛した数式』においてです。
まず中身が大変素敵なお話でした。
いわゆるフツーの感覚の主人公(普通よりちょっと好奇心と優しさが旺盛かも)と、老数学博士との交流なのですが。(※この場合の主人公のフツーな感覚というのは、学生時代数学なんて大の苦手だった、みたいなことです)
さて。
私がこの本をどなたに薦められて読んだかというと。
オットくんのお母さんだったりします。
オットくんのお母さんはバリバリ文系。携帯電話の使い方難しくてわからないのよねえ…(´・ω・`)みたいな。
で、オットくんのお父さんがですね、理系の研究職なんですよねえ~。
(*´Д`*)
主人公が、老数学博士の立ち居振る舞い、数学のこと・数字のことを語る際の言葉遣いや表情の輝き、雑然と書籍やメモの散らかった部屋の様子、などなどを見て思うこと、その描写がこう、何ともいえない憧れや尊敬に満ちているんですね。
(*´Д`*)(*´Д`*)
しかもオットお父さんのカクカクした感じの性格とか、お母さんのおっとりと穏やかな雰囲気とかが登場人物に重なってですね。
もう、もうどうしても、
(*´Д`*)(*´Д`*)(*´Д`*)
な気持ちになってしまうわけですよ。
この物語の主人公と老博士は恋愛関係ではないのですが、ど~~しても、お母さんがお父さんを見る時にこんな気持ちになるのかしら~~(*´Д`*)と。
お父さんが仕事をしていたり、部屋で生活していたりする様子をお母さんはこんなふうな、ときめきというか敬愛というか、温かいまなざしで追っていたのかなああ~。
なはんて。
ちょーーー乙女なキモチで読んでしまいました。
や、実際は全然わかりませんが。
OT母「携帯がね、マナーモードにしてないのに着信音が鳴らないみたいなのよ…(お母さんそれきっと設定間違ってますヨ?)不思議なのよ~(´・ω・`)」
OT父「いや~、世の中そんなに不思議なことなんてないんだけどね(  ̄_ ̄ )」
お父さん
京極堂の中の人ですかっ。
ともあれ。
『博士の愛した数式』を読むのになかなか適した、稀少な状況をgetしたといえるでしょう。かなり得した気分です。
*関連あひる記事*
*オットくんの読む『博士の愛した数式』
あ、これってこれって、映画になったんだっけ。なるんだっけ。
私もあひるしゃんのお義父さんお義母さんを想像しながら読んでみようかしら~
顔も知らないのにね(笑)
この映画、予告で見ていいなぁ~と。
本の方も読んでみたい!
小川洋子りんの本は、高校生のとき『シュガータイム』
買いました。
タイトルと装画に惹かれて
久々に読みたくなって、ひっぱり出してきた。
『博士の愛した数式』良いですよね。
僕は,ハードカバー版を買いそびれた(<ハードカバーは初版しか買わない)ので,文庫が出るのをひたすら待ち続けましたよ(<読みたい本は買う人)。2年は長かった……。
もうね,博士の行動が素晴らしく素敵すぎですよ。こういう素敵キャラに巡り合うと,やはり僕も研究者になるべきだったかと思ったり。
しかし,なんといっても一番素晴らしいのは,野球場でのあの一言ですよ! ああ,そうっ,そうなんだよっ!博士!!それが一番重要なんだよっ!
はじめまして、KEIといいます。
『寄生獣』の大ファンなんですね、私も大ファンです☆(全部よかったけど、あえていうなら)最終話が一番よかったです☆☆
岩明均先生の『七夕の国』って、ご存知ですか?私の大好きなマンガの一つです。その『七夕の国』についての雑感を書いてみました。一度、お読み下さい☆☆☆
http://blog.livedoor.jp/rojion3/
記事に関係ないコメントで、申し訳ありませんでした。
>シオリちゃん
そう、ちょうど1/22から上映だそうです。公式サイトへのリンクを上のあひる署名から貼ってみた。うう、最初の3行だけで読んだ人ならびょっとくるかも。
なかなか温かくて良質なお話だったよ。
>hinaさん
『シュガータイム』私も読んだ覚えがある~。でもあのちょっと何とも言えない雰囲気(じめっと、というと言葉が悪いかな;)とは全然違う、さらりと温か~い話でびっくりしたよ。
(と同じようなことを友人とその友人も言ってた)
>藤也氏
おお、好きなのね~うんうん。研究職向いてそうだよねコツコツ系だし。
や、野球場でのひと言って何だっけ;座席番号の話…?ごめん本返しちゃって手元になくて(検索したけどわからんかった)。私も文庫買うつもりです。
>KEIさん
はじめまして~、コメントありがとうございます。
最新記事でなく、古い記事でも岩明均のことを書いた記事の方に書き込んで下さって全然構いませんでしたよ。
そう、岩明均大好きです。KEIさんのレビュー読ませて頂きました。なるほどそう言われると、何だか『七夕の国』が日米関係のことを言っているような気がしてきました。
>あひるさん
「あちらの○○が,一番△△からです」
です(^^;
>藤也
そこかよ!数学と全然関係ないとこだし(笑)
「博士の愛した数式」(小川洋子/新潮文庫)
オススメ度:☆☆☆☆★
オススメ対象:数学はニガテというあなたへ。
オススメポイント:江夏豊
ツッコミポイント:博士といっしょに息子の心配をする雷のシーンは心配のための心配
遅れたコメントでごめんね。
昨日、読みました。一気に読んじゃいました。止まらなくて。
すごいよかった!
映画も見たくなりました。
>シオリちゃん
>遅れたコメントでごめんね。
いえいえ、ありがとう嬉しいよ!
ね、よかったよね。ところで深津絵理が家政婦さん!!ぜひうちに来て頂きたいっ!!
かわいすぎる義母
先日、オットくんの仕事の見学に、オットお母さんと私とでちょっと遠出する機会がありまして。
行く途中で売られているお菓子が、お母さんがずっと前に一度食べたらもうとっても美味しかったんだそうで。
なかなか行く機会がなかったのでやっと買えると思うと楽しみで、今….