面白かったなー、っていうだけのメモ。
原作はかなり前にまとめてざらっと読んだだけだったので、あまり細かいところまでは覚えていない状態でこのアニメを見ていると、こんな動きや静止の状態、カメラワークを一体マンガではどう表現してたんだろう?いや、でも松本大洋ならきっとさらっとやってのけてたんだろうな、と思いながら見てました。
原作好きな人から見てこのアニメどうだったのかな、とちょっと知りたかったので、こちらのいつも読んでるマンガ評ブログにこんなふうに書かれてなるほど納得でした。
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松本大洋の魅力って、「瞬間」が引き伸ばされてスローモーションに感じる快感ってのがあると思うのだけども。
アニメ版はそれを凄まじく分かっている感じがしていて。
なんとも、見ていて気持ちがいい。
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うんうん、そうでしたね。あと音楽の入れ方なども絶妙だった。「強いんだ?」「無敵だよ!」のくだりなんかは3回くらい巻き戻して見ちゃった。ほんと見ていて気持ちが良かった。あの場面の子供スマイルの「わあ~」っていう声とかも可愛すぎた。ペコの声も、アニメ声優さんとしては若干固いしゃべり方もキャラに合ってたと思う。そう!それから色使いもとても綺麗で斬新だった。卓球台だけブルーだったり、ラケットのラバーだけが赤だったりしてて。
そしてリンク先で詳しく語られているように、オットとも「松本大洋って負ける人好きだよね」みたいな話をしました。負けた側をしっかり描写するっていうのは他のスポーツ漫画でもありますが大体その回だけで、いかにもちょい役っぽく放浪の旅に出ちゃった人が最後まで出てきて泣かせてくるっていうしつこさが珍しいかと。
あとペコが「夢は赤城乳業と契約」とか言っててオットくんと一緒だなと思いました。
以上、自分でも忘れてたけど中学では卓球部だったあひるちゃんがお送りしました。ラバー張り替えたりラケットのグリップ削って持ちやすくしたりしてたんだぜ。基本運動音痴なので全然下手なまんまでしたけど。
おお、Kindle版あるんだ。これを機に読むか。しかしこれも『蟲師』と一緒で、原作よりアニメ版の方が何というか、お得というか、良いのかも。音や声、色が加わることで、原作の空気感を見事に立体に立ち上げている感が。どちらも原作を持っていないからそう思うのかもしれませんが。