電子版『Dモーニング』はバックナンバーの閲覧ができない?って書きましたが、できました。バックナンバー読めます。正確にはアプリのアップデートによりできるようになりました、って言っていいのかな。
発売から2週間経った現在、無料お試し分とあわせて3号分のバックナンバーがありまして、アプリの左下の「バックナンバー」というボタンをクリックするとこのように表示されます。
「購読期間中に配信された号は何度でもダウンロードできます」とのこと。
一冊の容量が大きいので、アプリ内に保存できるデータは一冊分にして、バックナンバーを読みたい時はその都度ダウンロードし直しっていう形なんですね。これで出張中など数週間分たまっても大丈夫!
ただし、先週号を電子版と紙版両方買ってみて比べたところ、広告や特集企画などに違いがありました。そのうち仕様変更があるかもしれないのですが、今のところの違いについて書いておいてみます。バックナンバー読めないのかよ!って脊髄反射でdisりまくって反省したあひるちゃんによる暫定詳細レポート。
・電子版には、巻頭巻末の企画ページ、広告ページは無し
先週号で言えば、クッパパ x COOKPAD共同企画がまるごとカットでした。表紙のクッパパキャラ弁の食材解説や作っている様子のカラー4ページ、作者のうえやまとちさんも顔出しでエプロンつけてらっしゃる姿など全カット。こ、これなしか…ちょっとさみしいな。
電子版の表紙には「この表紙はキャラ弁なんだよ~」とだけ書かれているのですが、紙版では「この表紙はキャラ弁なんだよ~ 詳しくはカラーページを見てね!」とあります。おおう細かく手間暇かかってるなあ、電子版超安いのに。
(上:電子版、下:紙版)
紙版のキャラ弁企画の最後に「もっと知りたい方はモーニング公式サイトへGO!」と書かれているのですが、紙にこうして書かれるよりも電子版にぽんとリンクが貼られている方が見に行く人は増えそうですが、ダメなのかな。手間がかかりすぎるとか、あちこちに許可取るのが大変とかいろいろあるのかしら。
それから電子版では、巻末の「モー辞苑」も無し!
特に先週号は、何号か前に載っていたGの兄妹が必死に生きてゆく様を描いた『あどけない翅(はね)のはなし』の続きというかパロディ『しどけない翅のはなし』ですよ!作者小原小也さん自らパロってて、タイトルなんて一文字しか違わないのに!ってすごい笑ったんですがこれ読めないのか電子版だと…存在すら知らないままなのか…。
他にも巻末の試写会のお知らせやアンケートプレゼントコーナーなど、それぞれの内容に合わせてモーニングの作家さんが小ネタを提供しているのですがその辺もカット。こういうところが雑誌の楽しいところかなと思っていたのですが、どういう事情で電子版だけカットなんだろうか。
こういう細かいとこって原稿料はどうなってるのかな(お金のことで頭がいっぱい)。以前全部タダ、っていうか連載分の原稿料に含まれている(のに小さいカラーイラストとかすごく多い雑誌もあってタイヘン)って何かで読んだ気がするけど。それから電子版には載せないっていう作家さんの分と、掲載okの作家さんとでは原稿料変わるのかな変わらないのかな。ぶつぶつ。教えてエロやさしい人。私のお金ゴコロを満たすためだけに。
また今週号では、電子版にだけ『沈黙の艦隊』が載っていまして、その前後にはかわぐちかいじ作品の単行本広告が載っていました。こういう広告はokなのか。どこが線引きなのかなあ。
まあそんな一抹の寂しさはありつつも、値段も破格に安いし買い逃す心配も探し回る苦労もなくなるのでどう考えても電子版の方が便利で、うちでは今後電子版の方を購読することになりそうです。むしろ小学館もスピリッツを電子化してほしいな。
以上でした。
関連あひる
がっかりしすぎ。
■May 18, 2013 電子版『Dモーニング』はバックナンバーの閲覧ができない?
こっちは喜びすぎ。
■May 16, 2013 週刊モーニング、月額500円で電子書籍化!(ただし『バガボンド』など一部連載を除く)
クッキングパパ(123) (モーニング KC) [コミック]
著者:うえやま とち
出版:講談社
(2013-03-22)
クッキングパパ 第1部 Vol.1 [DVD] [DVD]
出演:玄田哲章
出版:デジソニック
(2005-07-22)
あら!玄田哲章さんなのね。今の今まで大塚明夫さんだと思っていた。
沈黙の艦隊 [DVD] [DVD]
出演:津嘉山正種
出版:バンダイビジュアル
(2005-06-24)
沈黙の艦隊 全16巻セット 講談社漫画文庫 [文庫]
著者:かわぐち かいじ
出版:講談社
(2002-02-08)